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江古田ワルツ 鯨統一郎

練馬区の江古田周辺を舞台にした日常の小さな謎を描いた作品。謎を解くのが喫茶店のママという設定で、日本茶に関する蘊蓄が特徴と言えば特徴だが、それ以外は最近よく見かける趣向の二番煎じの感は否めないし、ママの謎解きが日本茶の話とリンクしていないので、余計二番煎じ感が強い。但し、この作者の作品は、とにかく流れる様に読むことができるので、短い時間の移動中の電車の中で読む時などには有難い。(「江古田ワルツ」 鯨統一郎、中公文庫)

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