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習近平は日本語で脅す 高山正之

「変幻自在」シリーズの文庫化最新刊。例によって手厳しい朝日新聞批判、嫌中、嫌米文が続く一冊。相変わらずどこまでが事実でどこからが著者の解釈や憶測なのか分からないなぁという部分も多いが、それでも読んでいて世の中の見方に対する自分の考えのバランスをとるのに丁度いいという大きな利点がある、というのがいつもの感想だ。少し前に100年前のアメリカの先住民を巡るノンフィクションを読んだばかりだが、そこで書かれていたのは本書の内容を裏付けるようなものだった。今まであまり考えてこなかったテーマなどをまだまだ色々な視点で見つめ直す必要がありそうだと本書を読んでそう感じた。(「習近平は日本語で脅す」 高山正之、新潮文庫)
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