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竜巻ガール 垣谷美雨

著者の本は既に何冊も読んでいるが、本書はその著者のデビュー作とのこと。これまでに読んだ現代日本の色々な問題を軽妙な文章で読ませる著者の作風とは少し違ったテイストの短編が収められている。それぞれの作品では、ガングロの高校生、愛人が溺死してしまった女性、中国人と結婚した女性などが登場しちょっとした事件が巻き起こるのだが、それらのストーリーの肝は読み進めていくうちに最初に見えていた景色と全く違う真相が現れてくる点だ。作品としてはミステリーという範疇にはない小説だが意外性という点では立派なミステリーだと感じた。(「竜巻ガール」 垣谷美雨、双葉文庫)
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