ブック・オフで驚いたことは、佐藤優とホリエモンの本がえらく多い。
二人とも、国家権力を芯から恐れ、その恐怖心とマスコミの歪曲報道への不信感が、独自の防御策の手段として”本”によって不休の抵抗と自己の防禦をしているのだろう。
かつて大昔、或る著名な評論家がテレビ局から締め出されても、「単行本で戦う」と言ったのを覚えている。
もっともこの或る人は森田実で、かつて田原総一郎と同じ機会に安倍首相と会見したり、先日は二階や菅と会食しているのだから、この言葉も怪しいものである。
ネットの「ジジ放談」では、佐高信が『佐藤優というタブー』という本を出版したら、名誉棄損で佐藤から訴えられたと云った。
佐高は「言論で戦わない佐藤は言論人ではない」と嘆いていたのを思い出した。
この世の中は本当に色々で、斯くも怪しい者どもが立派に跋扈している。
最近は「さざ波」さんも出て来た。これで彼も一躍有名になるだろう。