今では廃れてしまったようだが、わたしたちの若い頃は「エスペラント語」とかいって、世界が一つになると期待していた。
あれから半世紀、実際は全く変わらずだ。二〇〇〇年からこの国の若い人の中には『戦後』は消滅したのかもしれない。
数年前、或る教育者がこう言った。「驚いたよ、最近の若い学生と言ったら、戦後とは、湾岸戦争の戦後だと云うんだよ!」「まさか・・・」と思ったが、どうも越えられない大きな世代差があるのではないか。
若い世代はコロナ禍で何一つ有効な施策を打てない自民党を許しているのだろうか。
自民党は世襲の旧支配層出身者の子孫ばかりだ。誰もこれといって強く望んでいない憲法改正をしたがる。
それよりも、まず雇用の回復や福祉の拡充だよ。今や小さな政府は行き詰まっている。
特に今回のコロナ禍で如何に公的な分野での民間化や合理化が恐ろしい結果を招くか分かった筈だ。
それに、今の大学の学費は高すぎる。これでは貧乏な家庭の子弟の将来性は真っ暗だ。
そう言う問題に対処するのは、庶民の幸せをまず第一に考える政治が必要だ。
その為には、旧来型の利権本位の政治家を排除し、幸福な市民生活を造るための政治家が求められている。
是非、若い人には自ら政治への道を選んで欲しい。