この国の首相よりも、孫正義の方が人間的なやさしさがあるような、三木谷浩史の方が合理的なことを言っているように聞こえるのはどうしたものか。
七十を越した首相の方が、乱暴で醜悪に見えてしまう。
まるで目先のことしか見えない、見ない、そして周りの言う事を一切聞かない、又は言わせない、という態度だ。
昨年9月の自民党総裁選挙で国会議員や地方議員たちが雪崩をうったように、我も我もと餓鬼のように菅になびいていったあの異様な光景を思い出す。
今年の1月の衆議院予算委員会で共産党の小池氏が総裁選勝利のために内閣官房機密費を流用したのではないかという疑惑を呈した。
河井議員の選挙で使われた1億5千万円も一説には内閣官房機密費かも知れないとの噂もある。
かつては田中・福田の総裁選で多額の金が動いたと噂された。自民党と金の問題は切り離せない。
政権交代時の民主党は、せめて内閣官房機密費の内情についてもっと公表すべきだった。
内閣官房機密費は政権党の小遣い袋になっている。55年体制以来、そのほとんどを自民党政権が使ってきた。この事実はとても重い。
こうした国家の公金の問題からも、アメリカの二大政党のように政権交代は必要だ。
昭和の道祖神。悪霊を防ぐ神なら、政界にも必要かな。