実は2冊買ってしまった。それはよくあることで、一冊は鉛筆で塗りつぶし、もう一冊は資料として残しておくから大丈夫。
だが、この本を全部読むことはないだろう。何故なら、序章の「本書のねらい」の処で、「開戦時の真珠湾奇襲攻撃に代表されるように、日本軍の作戦成功例とみなすべきもの、…」とかかれている。
真珠湾攻撃は意図的な奇襲だったのか、棚からぼた餅の奇襲だったのか?その迷いもないようだ。
加えて、太平洋戦争は実はアメリカが日本に引きずり込んだという言説を、謀略・陰謀説と規定しているのだ。
最初から、真珠湾攻撃を奇襲作戦と規定し、日本が米国の罠に嵌って太平洋戦争が始まったという入り口を閉ざした研究に何の意味があるだろうか。
著者たち六名が軍事・防衛研究者であることを疑う。そう言えば、最近のウクライナ侵攻について語る若手の軍事研究者は東大系ではなく、むしろ私大系が多いことに気が付いた。
穿った見方かもしれないが、儲からない地道な分野には東大は参入しないのかなあ?