玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

甘い党だった

2021-01-22 10:46:41 | 政治

ちょっと前に「民主党」(1998―2016)という党があった。

118回以上嘘をついたアベから「悪夢のような民主党」というレッテルを張られたまま、この国の政治史から消えて行くのか。

彼らは初めて政権をとった時に「霞が関に埋蔵金がある!」と言って、息せき切って官僚の聖地に足を踏み入れたけど、…。

実際金脈はあったのかな?

それには答えず、「事業仕分け」というTVショーをやった。意地悪い目だが、台本やネタは全部官僚がくれたようだが。

補助金を止めて、官僚の天下り先の財団や公団を潰そうとしても、そこに何十~何百人のプロパー職員がいる。

また、それに群がる関係企業がごまんとあって、そこにも何千~何万人の社員がいることを知らなかったのだろう。

せいぜい言えたのは、「何故二番じゃいけないのですか?」で終わった。

随分前のことだが、あの時一瞬だが、政治にも初々しさがあった。今の政治はただ汚い。

一年前のことです、…。

 

 

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新・立憲民主党はどういう党なのか

2021-01-21 11:03:11 | 政治

一応、ネットで綱領を観ました。

≪私たちは、…日本国憲法が掲げる「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」を堅持します。私たちは、…未来志向の憲法議論を真摯に行います。

ということは、真摯な憲法議論の後は何をするのでしょうか?九条を変えたい自民党とともに改憲する余地を臭わせている。

この党の前身の「民主党」には、自民党竹下派の系統、自民党系「さきがけ」「日本新党」の系統もある。結局、世襲ではないので自民党の公認を貰えないから民主党から出ている議員もいる。だから、綱領にはっきりと九条を守ると書けないのでしょう。

山口二郎によれば、この党の前身の「民主党」は安保関連法案の反対を最初は明確にうち出せなかった。(『民主主義をどうしますか』七つ森書館)

辺見庸によれば、「プラカード」を事前に作っていて、それをかざして、憤慨の同じ顔をテレビに向けていた野党議員たちが居た。(『1★9★3★7』金曜日)

如何にも「反対してます」というオーバーアクションで子供だましの寸劇を私も見た。

残念ながら、この国の野党第一党も反自民と非自民しかいないようです。

安い金で御用企業に多額の利権や公金を与える自民・公明の与党もいれば、ただ国会議員という地位という利権にしがみ付いている野党もいる。

名前なんか、タダの「民主党」でいいんじゃないですか。

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立憲主義て、なあに?

2021-01-20 10:49:13 | 政治

「立憲主義」という意味が良く解からない。あえて党名に入れるような重要な法概念?「憲法に立脚するという意味でしょ」

それなら、菅官房長官が「この国は法治国家ですから」の台詞とそんなに変わらないような…。

弁護士=インテリの枝野氏の思い入れでしょ。選挙の時に「憲」は画数が多すぎます。

立憲民主党の支持率は5.9%、自民党は34.2% 《2021・1・9 JNN世論調査》

野党第一党の支持率、少なくておかしいと思いません。

昔は自民党が衆議院で300議席に近くなると悪いことをするので、牽制の意味で社会党に入れたのです。間抜けな社会党は「岩が動いた!」と叫んだこともありました。

一種の国民の知恵で「振り子の法則」と言われました。

それが狂ったのは、小泉郵政選挙からですかね。広告会社の知恵が自民党に入ったのです。

B層に位置付けられた若者が「振り子の法則」をしなくなりました。

それからは、この国は自民党の一党独裁体制となりました。

野党は反自民か非自民か、という立場しかないようです。

約6%の支持しかない野党第一党は、無党派層の中の反自民と非自民の票が入るだけなのでしょう。

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静かな時間

2021-01-19 11:00:55 | 雑感

昨晩、ネットで「ME  BEFORE  YOU(世界一きらいなあなたに)」(主演:エミリア・クラーク、サム・クラフリン…障害者の安楽死を扱った作品)を見た。尊厳死のテーマだと思う。

いい映画だとエンディングの曲もじっくりと聞く情緒が生まれる。

そういえば、「SWEET NOVEMBER」(主演:シャリーズ・セロン、キアヌ・リーブス…末期癌の恋人が思い出を残して去るというストーリー)を思い出した。

二つとも、大切な人の“死”を扱った映画である。賛否はそれぞれにあるだろうが、そこに流れるテーマは死への尊厳と死の前の静かな時間なのかもしれない。

今のコロナで死んだ人たちへの尊厳は…、送る者たちの時間はどうだろう。志村けんや岡江さんのことを想う。

非常時に福岡を静岡と間違える首相を担ぐ政権政党はこのコロナ禍に役に立つのだろうか。

まさか「悪夢の民主党以下」ではないのか、・・・。

 

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資本主義の終焉

2021-01-16 10:44:35 | 

たいそうなタイトルである。まあそういう本の名前なのである。水野和夫『資本主義の終焉と歴史の危機』集英社新書。

16世紀に西洋では利子が2%を下回った長い低迷期があったと、それと今の21世紀の先進国の超低利子の状況がよく似ている、ということだ。

著者の資本主義の定義は中央があって周辺(途上国)を侵して、奪って、利潤を貪ってきたという。

今や周辺は奪い尽くし、しかもグローバリゼーションにより途上国もBRICS諸国のように発展してしまった。

もはや金も物も世界中に広がってしまったので、電子(IT)空間に周辺(フロンティア)を造り、そこでアメリカウォール街によるマネーゲームをするようになった。

今なお「先進諸国は成長の病に取り付かれ、国境の内側や未来世代からも収奪している」

その代償は「経済の危機のみならず、民主主義の危機、地球持続可能性の危機という形で顕在化する」と結ばれている。

現在のグローバリゼーションによる「電子金融空間」に140兆ドルの金があるというのは、ただ驚きだ。

翻って、ロナ禍にも株市場は堅調に値上がる異常さには気づいていた。

どうも、アメリカウォール街に供出された日本の金(国債や年金)が実は庶民の貯蓄額800兆円を担保としてアメリカ帝国に差し出しているのではないか、と背筋が寒くなった。

異次元緩和・黒田バズーカのアベノミクスは勤勉な国民を裏切る無責任な経済政策ではなかったのか!

 

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