CNNで目にとまった記事です。読んでいて切なくなりますが、お金を貯める前に使ってしまうという傾向なんでしょうね。オットの親の世代は、もっと狭い家に住んで、今よりもずっと高い金利を支払いながらも、ささやかに生活していたようです。これからますます経済的に厳しくなるアメリカ、貯金していくためのノウハウを若い世代から教育していく必要がありそうです。
米国民64%、不意の千ドル出費の工面に苦慮 世論調査
ニューヨーク(CNNMoney) 米国民の64%が1000ドル(約7万6600円)の不意の出費を迫られた場合、手元に持ち合わせがなくその工面に苦慮することが世論調査で10日分かった。
調査は2700人を対象にしたもので、クレジットカードの債務者相談などに当たる非営利団体の米消費者信用基金が実施した。同基金の広報担当者は今回の調査結果について、その日暮らしをしている消費者は予定外の出費を強いられた時、生計破綻(はたん)に直面しかねない実態を示したものとして憂慮している。
調査結果によると、まさかの時に備えていた貯金を使うとしたのは36%で、残りは借金やクレジットカードの現金引き出しを使って対処すると答えていた。友人から借金すると答えたのは17%で、クレジットカードの支払いや住宅ローンの返済を無視して1000ドルをねん出するとしたのも同じく17%だった。
また、12%は一部の資産を売却もしくは質に入れるとし、9%は新たなローンを申し出ると回答。クレジットカードの現金引き出しサービスを使うとしたのも9%だった。
同団体が以前に実施した調査では、米国民の30%が退職に備えた貯金がゼロだった。また、全米経済研究所が発表した調査では、米国民の半分が必要な時に2000ドルのねん出に問題を抱えているとの結果が出ていた。