戦後60年の節目の年、天皇・皇后両陛下はサイパンへ慰霊の旅に出かけられた。
今回の旅は天皇陛下のたっての希望が通ったと見ていいだろう。
昔から「沖縄・広島・長崎、そして終戦の日を忘れてはならない」と
おっしゃって来た程に「戦争」に対する思いは深い。
天皇も皇后も終戦時にはまだ子供だったわけだから、はっきりいって
戦争の悲惨な記憶というものは、大人だった人達ほどはっきりしている
わけではないだろうと思う。
むしろ、昭和天皇時代の「戦争責任」追及への、一つの答え。
親が残した負の財産を継承し、その贖罪のためといってもいいのではないか。
(難しい話になっちゃった)
迎えたサイパンの方々も、懐かしむように日本語を話し、歌を歌い・・
心の中には数々の癒されない思いがあるだろうに、冷静にそして
素直にこの慰霊の旅を受け入れようとしている。
サイパンといえば「玉砕の島」。そしてこの「玉砕の島」はサイパンだけではない。
硫黄島だってレイテだって・・南方各地が激戦地なのだ。
両陛下の年齢的な事を考えると、全てを回る事はむりかもしれない。
でも、両陛下の戦没者に対する思いや「太平洋戦争」に対する痛烈な
慙愧の念というのは伝わってくるので、それでいいのではないかと思う
余談だけど、今上は意外と硬派というか、言い出したらきかない面を
お持ちのよう。
ご結婚の時もそうだったし、沖縄への訪問時もそうだった。そして
今回のサイパンへの旅も、あらゆる微妙な問題を全て抱えてまでも
行いたかった「執念」のようなものを感じる。
(予定にない場所へもいかれたし)
賛否両論や抵抗などもあるかもしれないけど、今は素直に見守りたい。
それにしても・・・・
70代で病持ちの陛下が一泊二日の強行軍。
サイパンに着いても休む間もなくあっちこっちと訪問されている
映像を見て、ちょっと胸が痛くなった。
皇后陛下だって健康的には万全ではない筈。
(どんな方でも70になれば一つや二つ具合の悪い所はあるもの)
それなのに無理を重ねる「がんばり」というのは一体どこから来るのか。
一方、今回の空港へのお見送りを辞退した東宮妃。
車に乗って参内出来るのだから、健康上は問題ないと思われる。
今回ばかりはきちんとお見送りをすべきではなかっただろうか。
それが東宮妃としての役割では?
仮にそれで疲れきってしまっても、その後に何の公務が控えているわけでは
ないのだし、心ゆくまでおやすみになればいいではないか。
「公務の平等」とか「医者が無理と判断」しても、「やるべき事をやる」
という意欲を持って頂きたい。
(私にはどうしても宮内庁がやらせないとは思わないので)
これで「地球博」には行く・・なんて言われたら・・・・
私達の世代は「親の世代」から思想や伝統をきちんと受け継げなかった世代。
まさか皇室ではそんな事もないだろうと思っていたのに、
現実にはそうなりそうだよね・・・・
今回の旅は天皇陛下のたっての希望が通ったと見ていいだろう。
昔から「沖縄・広島・長崎、そして終戦の日を忘れてはならない」と
おっしゃって来た程に「戦争」に対する思いは深い。
天皇も皇后も終戦時にはまだ子供だったわけだから、はっきりいって
戦争の悲惨な記憶というものは、大人だった人達ほどはっきりしている
わけではないだろうと思う。
むしろ、昭和天皇時代の「戦争責任」追及への、一つの答え。
親が残した負の財産を継承し、その贖罪のためといってもいいのではないか。
(難しい話になっちゃった)
迎えたサイパンの方々も、懐かしむように日本語を話し、歌を歌い・・
心の中には数々の癒されない思いがあるだろうに、冷静にそして
素直にこの慰霊の旅を受け入れようとしている。
サイパンといえば「玉砕の島」。そしてこの「玉砕の島」はサイパンだけではない。
硫黄島だってレイテだって・・南方各地が激戦地なのだ。
両陛下の年齢的な事を考えると、全てを回る事はむりかもしれない。
でも、両陛下の戦没者に対する思いや「太平洋戦争」に対する痛烈な
慙愧の念というのは伝わってくるので、それでいいのではないかと思う
余談だけど、今上は意外と硬派というか、言い出したらきかない面を
お持ちのよう。
ご結婚の時もそうだったし、沖縄への訪問時もそうだった。そして
今回のサイパンへの旅も、あらゆる微妙な問題を全て抱えてまでも
行いたかった「執念」のようなものを感じる。
(予定にない場所へもいかれたし)
賛否両論や抵抗などもあるかもしれないけど、今は素直に見守りたい。
それにしても・・・・
70代で病持ちの陛下が一泊二日の強行軍。
サイパンに着いても休む間もなくあっちこっちと訪問されている
映像を見て、ちょっと胸が痛くなった。
皇后陛下だって健康的には万全ではない筈。
(どんな方でも70になれば一つや二つ具合の悪い所はあるもの)
それなのに無理を重ねる「がんばり」というのは一体どこから来るのか。
一方、今回の空港へのお見送りを辞退した東宮妃。
車に乗って参内出来るのだから、健康上は問題ないと思われる。
今回ばかりはきちんとお見送りをすべきではなかっただろうか。
それが東宮妃としての役割では?
仮にそれで疲れきってしまっても、その後に何の公務が控えているわけでは
ないのだし、心ゆくまでおやすみになればいいではないか。
「公務の平等」とか「医者が無理と判断」しても、「やるべき事をやる」
という意欲を持って頂きたい。
(私にはどうしても宮内庁がやらせないとは思わないので)
これで「地球博」には行く・・なんて言われたら・・・・
私達の世代は「親の世代」から思想や伝統をきちんと受け継げなかった世代。
まさか皇室ではそんな事もないだろうと思っていたのに、
現実にはそうなりそうだよね・・・・