宮廷女官チャングムの誓い
ついにチェ一族が滅んでしまいました。
そして臨時とはいえ、いきなりチャングムがチェゴ尚宮様に
ここらへんの展開はやったら無理があるような気がします
本来、この回で終るはずだったんではないかなという気が・・・
それが視聴率が高いので先をつけてしまったという
なんとも「韓国ドラマ」特有の流れですね。
日本のつくりとは違うのは
チェ一族が捕らわれた場合、表に主人公が出てくるという
事があまりない・・・ってところかな
見ようによってはチャングムが悪役に見えてしまうもの。
特に何の罪もない(といってしまうと語弊があるけど)
クミョンを宮中から追い出してしまうあたりは・・・・
あまりに可哀想でした。
チャングム程の才能がない。チェ尚宮程一族に対するプライドもない。
恋愛に命をかける事もない・・・そういう風に淡々と語るクミョンが
あまりに可哀想でなりませんでした。
だって・・・
クミョンみたいな人が「普通」なんですよ。
みんながみんなチャングムやチェ一族のようには生きられませんって。
せいぜいヨンセンのように祈りつづけるのがおちでしょう。
それにしても・・・・なんだか恐いドラマだなと思ったのは
「復讐」という事に対する執念ね。
日本の場合、どんなに「復讐」に燃えても最後は許してしまう
展開がほとんどだし、あそこまで執念を燃やしたりはしません。
でも・・・
思えばミョンイがソングムの不正を見てしまったばっかりに
ミョンイは死にかけ、その「復讐」をチャングムに託したわけでしょう?
ハン尚宮様はチャングムを助けるために無実の罪をかぶった・・・
それと同じように、チェ尚宮はクミョンを助ける為に(不覚にも)
死んでしまったわけです
もし、クミョンに野心があったなら、今度は自分の娘に
「チャングムへの復讐」を託すわけで・・・・
この・・なんともいえない輪廻転生っていうか、執念深さっていうか・・・
「反日運動」の原点を見たような気がします。
60年なんて甘い甘い・・・100年でも200年でも
「復讐するったらしますよ」って感じだもんね・・・・
チャングムが行った事は、宮中の不正を暴くという意味では
よかったけれど、やっぱり最後はクミョンだけは許して
上げて欲しかったです。
向こうに「復讐心」を起こさせないような「慈悲」も必要なのでは?
四月の雪
さてさて・・・
いよいよ明日から「四月の雪」が公開になります。
ヨン様の公式HPでは盛んに「絶対ヒットさせよう」キャンペーンを
やってます。
(そこまでしないとだめなのかな)
何だかノリが宝塚チックで面白いと言えば面白いんです。
(宝塚なんて半数以上が作品じゃなくてご贔屓さんのために見ている
ようなものだし、しかも何十回も見て席を埋めるのが仕事だし)
何だか台湾では「主婦層」がヨン様のファンの為に
ヒットにならないらしく
新聞の書き方も非常にヨン様に不利になってます
その一方でトロント映画祭ではかなり評価がよかったらしく
ほっとひと息ですね。
見る人がみればいいかわるいかわかるのよ
今回、チェ・ジウが「友情年」の公式行事をドタキャンしたことからも
わかるように、
かなり韓国では、「日本で人気のある俳優」さんに
厳しい目を向けているようです
その中でもヨン様はダントツの人気を誇り、日韓関係にも大きな
影響を及ぼしているのは事実ですね。
でも、そういう「親日」的な態度があちらにすると不愉快らしく、
また
「どうせ日本でなんか売れてる俳優がいいわけない。日本は
文化レベルが低いのだから」と
貶められているような気もします。
無論、そんな韓国国内の圧力に負けて欲しくはないけど・・・・
今一度日本の「家族」も冷静になって、あまりかの地にまでいって
追い掛け回すようなことは止めた方がいいんじゃないかと。
何でも韓国の映画公開に合わせて、向こうの映画館に大挙して
押し寄せた日本人がいるそうなんですけど、
そういう事をすればする程、
「ペ・ヨンジュンは日本人にしか人気がない」って
思われます。
そんな風にするなら、静かに見守って、
きちんと日本国内の映画館で
数字を出せばいいんじゃないかと思うんですよ。
何でも受け入れる日本はいい国だと思うし、芸術を理解する力も
高いと思いますが、あっちもそうだとは限らないですよ
ナショナリズムに左右される「評価」ですから、気をつけないとね。
悲しいことですが。
日本の家族の行動いかんによって、彼の立場がよくもなり悪くもなる
という事をわかって欲しいです。
だって・・
60年も前に終った戦争について、国内の「親日派」家族を公表して
糾弾しようとしている国ですからね
「ヨン様の国」だからといって、歴史を見ないふりをするのではなく
中立的によく深く理解し、私達の国とは思想が違うことも
理解しましょう。
私だって「四月の雪」はヒットして欲しいです。
日本でも韓国でも台湾でもカナダでも。
でもそのヒットが全部「ペ・ヨンジュンのおかげ」って
いうんじゃなくて
「監督のキャスティングの見事さと作品の質の高さ」で
勝負して欲しいし、そういう作品に出演する事で一層
「ペ・ヨンジュン」という俳優の個性が生かされ、高い評価を得られれば
いいと思います。
あくまでも「俳優」としてね・・・・・
だからやっぱり「ヨン様主演だから何でもいい」じゃなくて
「四月の雪」のどこがどういいのか、それを見て欲しいです