チーム・バチスタの栄光
ケース27のテープとケース32のテープには共通点が。
鳴海先生がいなかったこと、桐生先生の手が止まったこと。
桐生先生は病気で視野が極端に狭くなっているので、鳴海先生の
介助なしでは手術が出来なかった。
実はバチスタメンバーは全員その事をしっていながら黙っていた。
結局「医療ミス」で終わりそうな所に、真犯人の存在が。
映画はここで終わりです。
要するに桐生先生は緑内障の為に視野が狭くなっていたので
鳴海先生の介助を受けつつ手術していた。映画のラストは垣谷
先生が手術をやりきるところで終わってます。
しかしドラマの方は、「脳下垂体に腫瘍が出来たので視野が狭くなり
白い闇が襲うように。それはサザンクロス病院にいた頃からそうだった」
と先生が語ります。
ドラマでは、この事実をバチスタメンバー全員が知っていた事に
なります 知っていながら知らんぷりを決め込んだ。
なぜなら日本でバチスタ手術を出来る医師が桐生先生だけで、
彼は鳴海先生の介助があればまだまだ手術出来ると思われている
からです
つまり、「偉大な人がやる事に対して多少のアクシデントは目をつぶる」
という態度ですね。
それに疑問を持ったのが氷室先生だった
ケース27の手術のあと
「明らかに桐生先生はミスをした。リスクマネジメント委員会に訴える」
という氷室先生を他の先生は止めました
そこで氷室先生は言うのです。
「ミスで患者を死なせても知らんふりを決め込む事と故意に死なせる事
と何が違うんでしょうか。これは密室殺人ですね」と。
バチスタメンバーが「手術を待っている患者の為」と思って秘密に
した事が却って氷室先生に「一体医療って何?患者を救うって何?」
という気持ちを持たせて犯罪に走らせた → そして酒井先生は
バチスタ手術を続けさせる為に氷室先生を殺した。
今思うと、氷室先生はおかしくてたまらなかったでしょうね。
自分がスワンカテーテルを操作して患者を死においやっても
その原因すら特定されずに「手術の失敗」という結果だけが残る。
しかもその失敗はミスでも何でもなく、たまたま運が悪かったで
片づけられるわけで・・・・
医者は「精一杯やったけど患者さんの体力が持たず・・・」と言い、
患者は手術してくれただけでもありがたいと思う。
滑稽に映ったんじゃないかなあ。そういうムードが。
でもドラマはここだけで終わらない。
実はこれは医療ミスではなく、本当に殺人だった・・・・という結果が
出そうです。これはかなり楽しみなので、来週は絶対に見ます。