さて・・・本題に行きます。
2日に引き続き、3日も見ました
二日間しっかり見せて頂きました。以下ネタバレです。
読みたくない人は読まないように・・・・・
風の錦絵
石田昌也作、日本物ショー。
日本の音楽を外国風にアレンジして、わかりやすくしました。
専科の松本悠里・轟悠ご出演
一回目はまあ、それなりに?華やかだしおめでたい感じがして
いいショーだなあと思いました。
我が家の姫などは緒月遠麻達の小坊主さん達に大笑いして
「楽しかった」と喜んでいましたが。
2回目に感じた事は・・・・水夏希に日本物は合わないって
特に粋でいなせで「女心はつむじ風」と歌う江戸の兄さんはちょっと
結局、出番は少ないけどこのショーの真骨頂は轟悠の
「風林火山」なんだろうなあ・・・・と。つまり、このショーはやっぱり
轟理事様の為に作られているわけよ
松本悠里&彩吹真央の「風の盆」・・・何でここで演歌?
そ・・その風車・・・どこかで見たようなシーン
ああ・・・早乙女太一のショーだよっ
しかも、ゆみこちゃんにそんな中途半端な踊りをさせるなら、歌だけに
集中させてほしかった 本来は日本舞踊だって上手な人なのに
全く見せ場なしっ しかもこぶしきかせて演歌かい・・・・・
それに比べて白羽ゆり&音月桂の「菊人形」は綺麗だったなあ
轟悠&水夏希の「風林火山」はさすが轟理事様。その扇子飛ばし
の技術はさすがですし、本当にかっこよかったです
水の横で踊るのはしんどかった筈ですけど、頑張ってましたーー
フィナーレの「さくら」は正直「またか・・・」の印象。
日本物のショーで「さくら」は欠かせないんだろうけど、何だかなあ
(「ソーラン節」もまたかあ・・・・・)
一番は衣装が安っぽかったことです。薄い色のプリント柄の
着物なんてトップさん達が着るものじゃないんじゃ・・・・
黄色の足袋にも唖然としました。
仮面のメサイア
カリフォルニアを植民地化しているスペイン軍の搾取から
逃れようと立ち上がるスペイン人のお話。
主人公のディエゴはスペイン人とインディアンのハーフ。両親を
総督に殺されたと思ってゾロに・・・
一言で言うと中高生向け? 大衆芝居? かな?
こういう話も悪くはないんでしょうけど、あまりも全ての登場人物が
ステレオタイプで、絵に描いたような勧善懲悪
「正義」なんて言葉・・・今はもう死語ですよ。
何の正義?スペイン人の移民が本国人に搾取されている事に対する
「平等」意識の「正義」
でも・・・・黄金バットみたいな悪役メンドーサって両親をインディアンに
殺されたんだよね
つまり先住民に移民が殺されたって事になるわけで、そうなると
「ディエゴ&インディアン」は正義と言えるんでしょうか
水夏希のディアエゴ&ゾロ・・かっこいいよね 本当に。
でもさーー留学先からのんきに帰って来て幼馴染に挨拶したら
いきなり両親は死刑になりましたって言われてショックをうけるのは
あまりにものんきすぎない 生き残ってたインディアンさんたちさあ、
手紙くらい書けよ。と、思いました
しかも、さっそうとゾロになって映像で馬を走らせる?あんたは
「ベルばら」のフェルゼンか? 二階席まで走って御苦労さまでした
そうかと思うと、敵の目をくらませるためにおバカな振りをするのは
まるで「スカピン」のパーシーだよーーー
それに、ラスト、幼馴染のメンドーサを殺して、一切振り向きもせずに
ベルナルドにかかりきりってのは冷たくないかい?
(打ち捨てられたままのゆみこちゃん・・・可哀想)
白羽ゆりのロリータちゃん。すごくヒロイン冥利で可愛い役ですが
セリフ回しのヒステリックな感じ、何とかならないか?あのままじゃ、外の
舞台に立つのも大変だってば
グルーシェニカもロリータも興奮するとオーバーリアクションでわざとらしく
なるのね。
彩吹真央のメンドーサ・・・だからあ・・・悪役だからって
いちいち大笑いしなくてもいいってば
何でそんなに「戦う」事に拘るの?
「インディアンの血が入った奴は一人も許さない」ってディエゴに言うけど
最初に両親を殺された話をしてくれなきゃ意味ないでしょ
銀橋の歌「誰も愛さず誰にも愛されず」っていうのは素晴らしかったです。
他にも「俺の命令を聞く奴はいても俺の為に死ぬ奴はいなかった」と
ゾロに言い放って剣を突き付けるのは心が痛んだけど、その伏線が
何もないので、「突然何を言い出すの?この人」状態でした。
結局、もう一人の幼馴染のガルシア(緒月遠麻)はロリータにもディエゴにも
気を遣われていたけど、メンドーサは可哀想な生い立ちのわりには
全く報われなかったです。
音月桂のベルナルド・・・声が出せないので大変でしたけど、役柄が
よかったし?ラストで死ぬシーンは泣き所のツボ?
恵まれてますっ
ただ・・・ベルナルドが声を失ったのは亡き母親が彼の命を守るための
いいつけってのはわかりますが、最後に声を放った事で、そのいいつけを
守らなかったと詫びるのはいかがなものか
このあたりの心境は全然理解できませんでした。
萌えシーン
メンドーサがロリータに言い寄るところ
ディエゴとメンドーサの決闘シーン。二人背中合わせになるところ。
ラスト、ディエゴとロリータのしつこい程のキスシーン。
フィナーレ。ギターで踊る水&白羽にホロリついでに、音月や
彩吹と楽しそうに踊る白羽に萌え。
で・・・私、決心いたしましたの。
「メンドーサの妻になるわ」って
私の愛でその閉ざされた心を開いてあげる いつも一緒よ
私にとってはキザってかっこつけのゾロより、ぎゅっと手首を握って
くれるメンドーサの方が素敵に思えるもん