さよなら白羽ゆり

　まずは・・・・ご卒業おめでとうございます

次の作品も決まっているようで、順調な滑り出しに安心しております。

私が最初に「白羽ゆり」をみたのは月組青年館「更に狂わじ」の時。

当時、研２かなんか？とにかく下級生でいきなり抜擢されて

すごいなーーと思っていました

当時の月組って娘役の宝庫で、可愛い娘役が多かったし実力派も多かった。

そんな中での抜擢ですから色々陰口を叩かれたみたいですね

 

プロフィールみたら福島県出身というのでびっくり。

一気に親近感がわいて、その後何となく彼女を見てきました。

白羽ゆりは顔つきが姫役者で、宝塚にとっては必要不可欠な存在だろうと

思いました

新人公演は見てないのですが、本役よりもいい評価を得る事が多かった

ように記憶しています。

それは多分、役柄の「姫っぷり」が本役より似合っていたからなんだろう

と・・・・・

 

そうはいっても、彼女が演じた役で真っ先に思い出すのは

「青い鳥をさがして」の高慢ちきなぶっとび女優

舞台でどてっと転んだり、生クリーム顔中につけたりと体当たりの

演技で笑わせてくれました

つまり、本質的にはそういう「ぶっとび感」のある役の方が似合っていると

いうことなのかな・・・・と

 

月組から雪組の二番手時代を経て星組の湖月わたるの相手役に。

「湖月との背丈の釣り合いが理想的」と植田前理事長がおっしゃった

のは有名ですね

「ベルサイユのばら」のアントワネット役を見たとき、

シャルルを奪われるシーンで思わず貰い泣きしてしまいました。

あのごてごて衣装がよく似合うスケールの大きな娘役なんだと思いました。

 

大がらで鷹揚な湖月に支えられ、星組での白羽はマイナス評価される

事がなかったと記憶しています

とても伸び伸びしていたし、安心感もありました。

 

でも・・・・雪組の水夏希の相手役として帰って来てからは

個人的にはあまり評価できなくなってました。

というのも、痩せて小柄な水と並ぶと非常に白羽は大柄に見えてしまう事。

繊細で細かい芝居の水に対して白羽はどちらかというとおおざっぱ。

ダンスの水にぴったり感がなかった等など。

気負いが生じたのか「エリザベート」では、楽に向かえば向かう程

どういうわけかヒステリックで感情過多になる傾向があり、かなりひやひや

したものです

 

セリフをがなるっていうか、追い立てられるように喋る癖というのも

出てきて、「カラマーゾフの兄弟」「風のメサイア」共にちょっと聞きづらい

部分があったなあと。

あと数年在籍してくれたら、もっと大人のいい娘役になっただろうなと

思うと残念でなりません。

 

それに・・・東北初の娘役トップなのに、故郷が何もバックアップしなかった

事も残念。

（柏屋さんや三万石がスポンサーについてくれればよかったのに。

名誉市民になってもおかしくないぞっ！！郡山の駅前には大きな

ＶＩＳＡの看板があるけどさーーあそこまで大きくとは言わないけど

もうちょっとプッシュが欲しかったよね）

 

芸術に関しては中々発展途上の感がある東北の中で仙台ではなく

福島であったという所に意義があるのに・・・・多分、県民の反応って

「宝塚？だからなに？」程度なんだろうなあ。

（うちの姑達にも散々言ったけど関心持ってくれなかった）

 

でも、外の世界で俳優さんと共演する事が増えたら、きっと白羽ゆり

本来のたおやかさやふくよか感が出て来るのではないかと期待してます。

「風のメサイア」のラストではＺＯＲＯにこれでもかっ！と言う程キスされて

フィナーレではギターの悲しいメロディしょって、男役さん達と順番に

デュエットダンスをして・・・・こんなに恵まれた退団公演はないなと思います。

本当に愛されていたんですね。よかった。

 

これからのご活躍を祈っています。

 

わからないな・・その感覚

　最近、読売の「発言小町」を読んでいて思う事に

「逆ギレ」状態の人が多いなーーってのがあります

　３１歳の女性・・・婚約者の兄嫁が２４歳で彼女に

「若いですね」と言われて「あなたは老けている。もっとおしゃれしなくちゃ

だめよ」とアドバイスした。そしたら「おばさんの嫁いびり」と言われて

こんな失礼な事はない。

　先に暴言吐いたのは自分なのに、絶対に悪くないって言い張ってる。

 

一例ですけど、あまりにもそういうのが多くてうんざりしちゃう。

（だったら読まなきゃいいのにね・・・・）

 

　蘆前大統領の葬儀に１８万人　

 

一人の前大統領が自殺しただけの話で、国民葬に１８万人

愛されていたんだなーーと思います

「愛が足りなかった」

「生き返って」

等、恐らく大統領とは何の関係もない人が涙ながらに言っているのを

聞くとさすがにちょっと引いちゃうっていうか

（やっぱり北も南も同じ民族なんだな・・・と）

　でも、この蘆氏が自殺した原因を現大統領のせいにするって

どういう感覚

彼は家族の不正疑惑で取り調べを受けていたのよね

それはしょうがない事じゃなかったの

もし自殺していなければ相変わらずそういう不正疑惑の調査は続き

清廉潔白の蘆氏のイメージはがた落ちだったでしょう？

だけど、自殺したことで、「そこまで追い込んだ李大統領が悪い」って

どーよ

そこに政治的な思惑があるにしても、あっさり乗ってしまう国民性が

おかしいと思います

歴代の大統領が金銭的な不正を暴かれている事実。

でも自殺したのは蘆氏だけ

「一族の出世頭としての体面を汚された」とでもいうんでしょうか？

こういう、何でも他人のせいにする国民性は好きじゃないなあ

集まった１８万人はみんな蘆氏は悪くなくて、現大統領が悪いって

思ってるのかしら？

本当に責任を取るなら自殺ではなく生きて真実を明らかにする事だと

考えた人はいなかったのかしら？

 

それに・・・国民葬で盛り上がっている所、申し訳ないんですけど、

お隣の北朝鮮が長距離弾道ミサイルを発射するかもしれないって

韓国の人は絶対に北朝鮮からミサイルや核が飛んでくる事はないと

信じているのかしら？

おめでたいのか、危機感ゼロなのか・・・・・

 

　時津風部屋の元親方に懲役６年　

 

あの暴行死事件からもう２年になるんですね。

斎藤君のお父さんは車いすになっていました

結局、兄弟子さん達がみんな「親方の命令でやったんです」と

証言した事で、この元親方は実刑で懲役６年という厳しい判決が

下されたと思うのですが

当の本人は何でそこまで重い刑になっているのか今一つわからない

と思います

同情するわけじゃないけど、斎藤君のお父さんのあまりにも上から

目線の発言にちょっと嫌な感じがしましたので。

 

　そもそも息子の扱いにどうしようもなくなって、相撲部屋に入れて

　　鍛えてもらおうとしたのは斎藤さんのご両親だった

　　（子供のしつけを他人任せにしたわけですし、相撲という仕事を

　　教育プランと勘違いしたんでしょう）

 

　斎藤君は何度も部屋を逃げ出した。最後は家に電話をかけて

　　「いい子にするから帰りたい」と言ったんだよね。

　　でも、両親はそれを許さず。

 

部屋として入門した以上はちゃんと修行して働いて稼いでもらわないと

困る　→　しごき　だったわけでしょう？

部屋を抜け出すだの・・・っていうのは無断欠勤みたいなもので、その場で

破門されてもよかった話です。　（破門にすればよかったんだよね）

でも斎藤君の親は

入門＝しつけ直して欲しい　だったわけで、両者の考え方は全然違います。

 

無論「かわいがり」を指示した親方にも責任はあると思いますが

兄弟子達もそう言われたからって手加減なしでやるってどーよ？

あんたら「これ以上やったらやばいぞ」という判断力もなかったのですか？

 

結局ね・・・・死んだ俊君の意志を無視していたという意味では

親も親方も同じだったという事です。

多分、本人は相撲部屋になんか入りたくなかったし、無理やり入れた

親を恨んでいただろうし、集団生活や厳しいしきたりも全く理解できず

ただの拷問に見えたんだろうと。

そういう意味では本当に可哀想な子でした

 

「懲役６年」・・・控訴するみたいだけど、どうなるかなあ。