中国本土は新型コロナにめちゃやられて大変だそうですが、それでも春節は移動するらしい。この感覚が全然わからないんだよね~~
またお店などでは「感染経験者」だったら入っていいよ~になってるとか。
何十万に死のうとも全然痛みを感じない国、それが中国大陸ですから。
私はただご贔屓の俳優さん達の無事を祈るだけですわ。
玉楼春 2021年
主演・・・玉楼→ワン・イージョー
少春→バイ・ルー
時代的には宋・・あたりででしょうか。
中国ドラマってタイトルの付け方がよくわからないんですよ。
上記のタイトル見ただけじゃ「なんじゃこれ?イミフ」だよね。
実は主人公二人の名前を掛け合わせているんですって。
少春は元いい所の娘だったけど、無実の罪を着せられて家を追われ、ばあやと共に放浪。やがて芝居小屋で芸を磨く。
玉楼は孫家の4男坊で、小春に一目ぼれ。
なんだかんだとあれこれあった末に身分違いながら孫家の4男坊の妻になった小春。
でも面白いのはここからで、お家騒動を少春が一人で解決していくんです。
「これじゃ、お助けマシンじゃないの」って思う位、4男の嫁が孫家を盛り立てていくものだから、最初は冷たかった家の人がどんどん頼るようになっていく。
そして事件は起きた・・・という感じです。
スタッフは「瓔珞」の人達。
だから衣装や調度品にはかなり拘ってますね。
明るい話で中盤からはどんどん面白くなっていくので、最初は辛抱。
玉楼役のワン・イージョーは「尚食」「烈火士官学校」にも出演。
バイ・ルーはお馴染み売れっ子女優さん。
でも、面白かったのは長男の嫁、呉月紅を演じた人。顔がまんまるで印象的。
美人じゃないのでなぜかものすごく惹かれる人です。
孫家の長男は妻が美人じゃないのが許せなくて浮気するけど、最後は嫁にベタぼれ。
次男は結婚したけど一度も嫁と過ごした日がなく、そのうち嫁が死んで、戦場で愛する人と出会います。
3男は遊び人でオタク。密かに孫家乗っ取りを企む嫁に嫌われて可哀想。
そんな名家だけどどうしようもない孫家に必要不可欠になっていく少春が素敵です。
尚食 2021
主演・・・ウーイエンジエン
シュー・カイ
まず「尚食」ってなんだろうって思いませんか?
皇帝の食事を作る場所なんですね。
様々な職階があって、一種の大奥のように見えなくもない。
民の皇室には皇帝他皇族の食事を作る「尚食」衣服を作る「尚服」等、「尚」が付く職場があります。
多分、日本には尚侍(ないじ)とか、そういう形の言葉で入って来てると思います。
民の永楽帝の御代、その孫である朱瞻基は、父が皇太子で何かとおじい様の勘に触る事をするので、それを補佐しつつ、正室には胡善祥を迎えていたけど、二人の仲はしっくりしない。
尚食部に、やたらお料理上手の姚子衿(ようしきん)が入って来て、中の権力闘争を生き抜くと同時に朱瞻基と近づいていく。
けれど、彼女には秘密が・・・・
結果的には3代皇帝の貴妃から皇后になっていき、民国を救う女傑になるのですが、ここでは可愛らしく、頭の良い女性です。
シューカイは、それこそ「国民的美青年」と言われている超売れっ子俳優。
現代劇から史劇まで網羅。
そしてヒロインを演じる、ウー・ジンイエンは「瓔珞」で売れっ子になった女優。
そう二人は「瓔珞」コンビなんですね。
でもウー・ジンイエンの顔が変わりすぎて、最初はよくわからなかったです。
あんなに目が大きかったのにどうした?この落ち着きぶりは。
毎回、おいしい料理がこれでもかっ!と出て来るのです。
お腹すくけど、前半は眠くなります。それを超えて中盤になっていくほど止められないドラマなのでぜひ見て欲しいです。
民の時代ってあまり興味なかったんですよ。
でも「大明皇妃」というドラマを見て、ウー・ジンイエンがやってる役が、めちゃくちゃ民の政治に大事な人で、モンゴルと戦ってほぼ負けそうになってた時代があったんだなと。
また、民程男尊女卑な国はないという程で、女性は何かを学んだり仕事を持ったりする事を許されず、纏足女性が可愛いとされたような時代です。
纏足っていうのは、唐の時代から行われていた風習で、女の子の足をぎゅうぎゅうに紐で巻いて、歩けなくするんです。足先がとがっている姿が可愛いとかいうんですよね。
歩けないから嫁いでも逃げる事も出来ないって事です。
清朝になるとそういう風習は・・・と思っていてもすでに広まっていたので別に禁止にはしなかったけど、辛亥革命あたりまでやってたらしいです。
民は、長い中国の歴史の中でも漢族が治めた国ですので、習近平も「民の時代に戻りたい」と思っているわけですよ。その頃、支配していた国は全部今の中国のものですってわけですね。
まあ、そんな事よりも、おいしい料理と、素晴らしく豪華な衣装や調度を見て「すごいな」と素直に見るのが一番ですね。