あれからもう30年も経過したのか・・・自分が歳をとった事ではっとわかる事もあります。倒れた高速道路に驚き、火事に驚き。
今のようにスマホなどがあれば揺れている映像も出たのかもしれませんが、当日は、朝、「関西で大きな地震が起きた」としか報道されず、夕方、仕事から帰宅してあの情景を見たのでした。
親兄弟や大切な人を亡くした人達にとって、この30年は毎日が慰霊であり、後悔であり、そしてそれでも生きる日々だったと思います。
この時に「震災時の活動のありかた」を見直すきっかけになりました。
時は社会党時代で、自衛隊の遅れとか、都市の大火災に対するマニュアルもなく、被災者達の避難場所もまた迷いの連続でした。
前日、神戸入りした両陛下。
確かに皇后の装いは葬儀屋さんのようで、もう少し服装のありようを考えてもいいのではないかと思いました。
黒で行けばいいんでしょ、アクセサリーなしでいいんでしょ、帽子なくていいんでしょ・・・で、とても「寄り添う」とは真逆の服装だと思いました。
提灯行列も行われ、非常に神戸の人には歓迎されよかったですね。
マスコミが発達していない時期でよかったですよね。
そして18日の追悼式。朝の5時46分に黙とうしたとは絶対に思えない天皇一家ですけどね。
この帽子、頭にあってないのでは?被り方が変なのか?
天皇陛下
「本日、阪神・淡路大震災から30年という節目を迎えるに当たり、亡くなられた6400余名の方々に、改めて深く哀悼の意を表します。
今から30年前の今日、多くのかけがえのない命が一瞬にして奪われ、住み慣れた街と暮らしが失われました。
震災の後、私も皇后と共に被災地を訪れましたが、被災された皆さんが、困難な現実を前にしながらも互いに励まし助け合い、懸命に前へ進もうとする姿は、今もなお脳裏に深く刻み込まれています。
現在の復興した美しい街並みを目の当たりにし、これまでの皆さんの努力に敬意を表するとともに、復興に尽力された多くのボランティアや各分野の活動団体、さらには海外からの支援と協力に対し、改めて感謝の意を表したいと思います。
阪神・淡路大震災以降も、国の内外を問わず、各地で大きな自然災害が頻発しています。
昨年1月に発生した能登半島地震の際にも、兵庫県の皆さんが、現地に駆けつけ、被災者に寄り添いながら、震災から得た経験と教訓を生かした支援を行ってきたほか、海外で起こった災害の被災者に対しても心を寄せ、支援を行っていることは、意義深いことと思います。
阪神・淡路大震災から30年を経て、震災を経験していない世代の人々が増えています。
兵庫県では、震災を風化させてはならないという決意のもと、世代や地域を越えて経験と教訓を「繋(つな)ぐ」取組を進めており、中でも、震災を経験していない若い人たちが震災について自主的に学び、考え、自分の言葉で発信し、次世代へ繋いでいこうとする活動に取り組んでいると聞き、心強く思います。
これからも、震災の経験と教訓を基に、皆が助け合いながら、安全で安心して暮らせる地域づくりが進められるとともに、そこで得られた知見が国の内外に広がり、次の世代へと引き継がれていくことを期待いたします。
最後に、亡くなられた方々の御霊(みたま)の平安を心からお祈りするとともに、御遺族並びに被災地の皆さんの御健康を願い、私の追悼の言葉といたします。