ますます劇場の監視が厳しくなってます・・・・「千秋楽まで公演を・・」っていうの、止めた方がいいと思います。何で観客に責任転嫁するような事をいうのか。
観客がいなければ感染者が出ないとでも?
ホワイエは休止、1階のキャトルは閉鎖。2階には月組グッズしか売っていなくて、客はシャンテ下のキャトルに殺到する。にも関わらずキャトルでは「品切れ御礼」ばっかり。
椅子を数席増やしたからなんだっていうんでしょう。その分通路も狭くなってる筈で、客席降りは永遠にしないという事ですか?ただでさえ狭い客席なのに。
サービスが低下しているのにチケット代は一人前にとる。
商業演劇だからそれは仕方ないにしても、劇場の人達があまりにも監視しすぎでしょう。
軍隊に監視されているみたいで気分はよくないです。
笑ってもいけない?ひそひそしてもいけない。どんな面白い演目でも黙って無表情で見るのか?本来、社交場の筈なのに。これは絶対におかしいよね
今夜、ロマンス劇場で
小柳先生は女の子が強くて男の子が頼りなくてドジ。そいでもって女の子の存在によって頑張る話が大好きなのね。
「今夜~~」はまさにこのカテゴリーにぴったりで選んだ気持ちがわかります。
主人公の牧野は「シルバーローズ・クロニクル」のエリオットそっくりです。
そういえば演技指導に彩吹真央の名前が。これも小柳系列ですね。
牧野っていう名前はあの有名なマキノ監督一族の名前からとったのかな。
轟夕起子の旦那さんです。轟夕起子は戦前の宝塚で大活躍した娘役で、とにかく美しく可愛らしく、相手の楠かほるとぴったりでした。
でも、自分から宝塚を捨ててライバルの日活映画に行ってしまいました。
小林一三は裏切られた轟に「戻っておいで」と書いています。
美雪姫の登場シーンはまさしく「ローマの休日」の冒頭シーンと同じで、ドレスもそんな感じ。大蛇丸のイメージは・・・戦前というか無声映画の特撮でそんなのがあったような。
俊藤龍之介のモデルは加山雄三かな?
電話ボックスのキスシーンは、1950年「また会う日まで」で初めて「ガラス越しのキスシーンがあった」衝撃的な映画とそっくりです。
私が生まれた昭和39年は東京五輪があった年で、その年に作られたのもこの映画。
映画が斜陽を迎えていた時代で、歌舞伎役者などもみなテレビにシフトしていく時代でした。
私は仙台市の今はなき「文化横丁」という所で生まれたのですが、近くに松竹映画館があって「寅さん」の看板が切れる事がなかったと覚えています。
東映といえば「東映まんが祭」で円谷プロの台頭で特撮物が流行り出していた頃。
松竹の並びには名画座もあって、そこで「ローマの休日」を始めて見て感動しましたね。
「ローマの休日」の日本公開は1954年ですから大夫前ですね。
じゃあ、あんな荒唐無稽な映画があったのかというと・・・・戦後すぐに盛んにミュージカル映画みたいなものが作られたのは知っています。
昭和30年代と言えば若大将と石原裕次郎の時代です。加山雄三は映画の中でよく歌ってますよね。
でもお話的には「狸御殿」じゃないか?と思ったりして。
そんな事を考えながら舞台を見ていました。
全体的にはまとまっているし面白かったし、ラストシーンでは皆さん、泣いていらしたようです。
でも・・・正直、主人公牧野健司には個性がないんですよ。
坂口健太郎もそういうイメージの人で、ゆえに綾瀬はるかが非常に目立ったんでしょう。
舞台でも海乃美月が美しさと個性が際立ち、とにかく見ているだけで「美しい」と呟いてしまうような印象です。
一方でドジで出世しない牧野はいつも姫をおいかけ、諭したり面倒を見たり・・女性的には「こういう彼氏欲しいかも」って感じかな。
でもトップお披露目としてはどうなんだろうと一抹の疑問が。
最初に素晴らしいドレスにティアラで出て来る海乃美月。
ド派手な衣装で見得を切る俊藤龍之介、コスチュームと個性が光る大蛇丸。
これらの人達に囲まれた「普通の助監督」月城かなとは、ド派手な脇の真ん中で右往左往している印象がありました。
勿論、ラストのラストは王子様の姿で「かっこいい!」と溜飲を下げるんですけど。
「シルバーローズ」の時も派手で綺麗な凰稀かなめに対して、彩吹真央は最後まで普通の格好だったしなあ。
どうにも真ん中に立つ人が「普通」では宝塚は成り立たないのではないか?と思うのです。
今後、「陽」の部分は鳳月杏が担当し、「陰」の部分は月城かなとが担当するのかな。
月城かなとと海乃美月コンビは本当に美男美女で美しく、見ててすっきりします。
とはいえ、男役が引っ張られているような印象も持ちます。
どうも月組はトップ娘役が強くてかっこよくて何でも出来る方が組がまとまるし、傑作がうまれるようで、風花舞・愛希れいかに次ぐ海乃美月といった所でしょうか。
場数が多すぎるような気がしますが、それは映画の舞台化だから仕方ないのかな。
もうちょっとはしょってまとめてもよかったかもしれませんね。
映像と舞台のコラボレーションは素晴らしく、ラストのラストはびっくりしてしまいました。
大団円でよかったね~~~
FULL SWING
久しぶりの三木章雄作品です。
幕が上がって、真っ赤な円が見えた瞬間「ああ・・・三木先生だ」と思ってしまいました。
今回は「ジャズマニア」以来のジャズがテーマで、私としてはジャズが苦手なので最後まで見られるかなと思ったのですが、大丈夫でした。
幕開きの月城かなとは本当に綺麗でかっこいい。
やっぱりショーはトップスターがど真ん中からどどーーんと登場しないとね。
印象に残ったシーンはやっぱり「砂漠」で、暁千星のダンスが光りました。
5景の「Night&Day」から「MY WAY]は感動物。
こんなご時世に心に残ると言うか、トップスターの決意表明というか、いいシーンでした。
6景から先は斉藤恒芳が音楽担当だったのでスケールが変わったというか、アレンジが最高にノリノリでした。
今回のロケットの衣装も振付もよくて楽しめました。
出演者について
今回は、あまり細かく見ることが出来ませんでした。
なんせ2階の後ろだったので。尚且つ下級生がよくわからなくて。
月城かなと
美しく、かっこよく・・・でした。っていうか、それしかないよね?月城かなとは。
今回は芝居の役が平凡だったし、役者としての見せどころもあまりなかったし。
最後の王子様の姿に「素敵」っていうしかなかったかも。
ショーでは、パリで騙されるシーンが見どころといったらそうですね。
ただ、トレンチコートに煙草・・・が朝夏まなとの方が似合うかなと思うし。
月城かなとってそんな事しそうにない顔じゃない?
で、騙されてお怒りになるんだけど、そこがあまり大人じゃないというか。せめてラストはふふって笑って去ってくれたらトップらしかったのになあと思いました。
でもとにかくこの方がトップになってくれたおかげで月組は「美」を誇れる組になったんですよね。日本物も似合うし。今後に期待ですね。
海乃美月
この人が娘役トップになってくれて本当によかった。元々持っていた美しさがようやく開花した感じです。とはいえ90年代は海乃美月レベルでも普通だったんですけどね。
美雪姫はぴったりお似合いで、ドレスも素晴らしく、映画から飛び出て来た時にはうっとりという感じでした。月城との相性もよく美男美女カップルで月組をしょっていく印象。
ショーでも華があるしダンス力は素晴らしいし、いう事なしですね。
下積みが長かったから、これからはぱ~~~っと弾けて欲しいですね。
鳳月杏
名実共にバイプレイヤーとして月組を支える2番手ですね。
「今夜~~」はアドリブを入れようと思えば出来る作品なんですけど、月組は真面目だから中々それが出来ない。真面目に笑わせることが出来るのが鳳月杏くらいで。
超ド派手で、仏様のように心の広い映画スターが本当によく似合ってました。
ショーにおいても、声が通るし歌も上手だし、ぱあっと光があふれる感じですね。
陰気質の強い月城にとっては対照的でよろしいのではないでしょうか。
暁千星
まず、「今夜~~」の方は大蛇丸は登場シーンから沸かせてくれるというか。
かつらにしても衣装にしてもぴったり似合っているし、ドスのきいたセリフ回しは今までにないもので「成長」を著しく感じるものでした。
僅か1作前には後村上天皇として雅な雰囲気をまとっていたのに、今回は明るくてネチネチしている大蛇丸。彼になら「ばあや」と呼ばれてもいいかなと。
劇中で歌うタンゴは「あんたはトート閣下かっ!」という雰囲気で、すっかり場の中心になっていました。
ショーではやっぱり「砂漠」のシーンのダンスがすごかったと思いますが、どこのシーンでも登場する度にどどーーんと印象づけてくれ、歌唱力で聞かせてくれて嬉しかったです。
月組は暁千星を手放してもいいと思ったんですよね?
馬鹿な事したな~~と思います。この人がいなくなった月組は寂しいよ。
鳳月杏一人で「華」の部分を背負わせるのかと。
風間柚乃
芝居でもショーでも完璧に役をこなし、しかも実力では誰もかなわないという。
下級生の頃からこの人は優等生でなるべくしてなった今の地位。
そして暁がいなくなった後はさらに一歩駒を進めるんですよね。
出来る役柄も多いし、歌もダンスも欠点なし。ゆえに今回も芝居にショーにと大活躍。
どちらかというと役者向きなんだなと。
ユーモアのセンスもあるようだし、今後は月組の重責を負っていけるでしょう。
個人的には「重責」の方は向かないと思うけど。
でも月組は霧矢大夢、北翔海莉といったいわば実力派が好きな組でもあります。
もし風間柚乃が久世星佳のごとく成長したなら私も認めたいと思います。
彩みちる
ショーはどこにいたのかよくわからず。芝居では社長令嬢で頑張ってました。
組替え後1作目としてはよい出来だったんじゃないでしょうか。
他にも連つかさや2番手昇格決定の天紫珠李などもちゃんと見たかったんだけど。
次回に期待します。
暁千星について
ファンなのにお手紙書けず、思いを伝える方法がないから。
その昔は演技が下手でピルエットと天真爛漫な笑顔が取り柄っていう男役でした。
それが研10を迎え余裕が出て来たというか、回りが何を言おうと気にしない。
自分は自分って思うことが出来たのかなと。
いつしかダンスでは他の人達から浮き上がるような実力を見せ、男役としての色気に溢れた稀代のスターになりました。
水泳をやっていたから?なのか、細いわりには筋力があるというかジャンプ力が半端ないのと腹筋が強い。
それと娘役がよく似合い、相手がだれであろうと「君が一番」という笑顔を見せてくれるのでうっとりします。
今回は海乃美月をリフトでくるくる回していましたが、その息のあった感じが素晴らしかったです。
男役の色気という意味ではダントツでそれが月組には合わないのだと思います。
彼女を見ていると、昔のビデオをよく見て研究しているのがよくわかる。
男役の背中をちゃんと見て育っているのが嬉しい。
なんせ今まで月組で彼女に背中を見せて来たのが龍真咲と珠城りょうですから、このままだと真面目が取り柄のつまんない男役になるかもと心配してました。
大人になったんだなあと感じます。
星組に行っても十分やっていけるでしょう。
天寿光希さんに叱られない様に頑張ってアドリブを覚えて、どんなジャブが来ても返せるようにして下さい。
星組は伝統的に王子様タイプ(シメさん風にいうと貴族)ですから、品格も今以上に磨かないといけませんね。
でも大丈夫。努力家だしあの天真爛漫な笑顔でいればきっとみんな受け入れてくれるでしょう。
星組に行ったら、またピルエットがみたい。
舞台一杯くるくる回って48回転。クラシカルな姿を見たいですよね。
あまりの人の多さに、劇場だけ厳しくしてもなあと。
そういえば、皆さんが出てくる前に数人ダッシュで帰路に着く方がちらほら。
密にならないようにさっさと劇場出てきたんだろうなあ。とそれも見物しておりました。
そういえば劇場前の道、石畳になり、ものすごく歩きにくい!
初日が開けてすぐに、関係者に感染者が出て休演になり、再開して4日でまた感染者が出て休演。結局そのまま千穐楽まで中止になってしまった公演です。
幸いにも先行抽選で当たったのが16日で、観ることができた私たちは奇跡だといわれています。
チケット完売していた公演です。座席は間隔を空けることなく満席。会場内には「マスクを着用し、会話はお控えください」というプラカードを持ったスタッフが多数ウロウロ。少しでもおしゃべりしたのが見つかるとと、プラカードを突き付けられて注意されます。鼻マスクのおじさま方も注意されていました。ロビーでもホワイエでも会話禁止ですから、早々に座席について、友人が隣にいても話をせず、開演まではひたすらパンフレットを読んで過ごしました。
舞台は楽しめましたけど、何だかいつもと違うイヤな感じが漂っていました。
座席も密。ステージも密&飛沫。
大物陣に感染者が出たのではないようですが、感染しても仕方がない条件はそろっていたようです。
劇場の様子も、ありがとうございます。
やっぱり生観劇はいいですよね。
私の直近の宝塚は「シティ・ハンター」某カード会社の貸し切り公演でした。
あとふぶき様の、暁さんへのお手紙。
宝塚ってお便り文化?があるんですよね。
今度、新橋演芸場でOSKを見ることにしました。
演出を手掛ける方が、荻田さんという方だそうで、どんな方なのかと、グーグルに単語入れて検索していたら、2013年、6月のふぶき様の記事にヒットしまして、拝読しまた勉強になりました。
以前続けて宝塚の「ファントム」と「エリザベート」を映画館で見て、当時は作品の内容が暗いし、もういいかなと思っていましたが、「fff」から、また見るようになりました。
ふぶき様のブログを辞書代わりに大変活用させていただいています。
月組「華麗なるギャツビー」、素敵でしょうね。
上から目線というか 観せてやってるんだ
的な態度でイヤですね
天下の宝塚ですし、放っといたって客はくる!
そんな姿勢が垣間みえます
キャトルレーブもそうですよ
品薄だったらさっさと入荷しなさいって話し
です 売れるものなんか決まってるのに
気が利かないわ(怒)
追記)ふぶき様お手製のラベンダーボトル
毎日持ち歩いておりますョ
あの後自分でも作りたくなり、阪急電車カラーのあずき色の水筒カバーを縫いました
しかしミシンがなくて縫い目はボロボロ
お・はずかしい作品になりました(笑)
私語厳禁とサルグツワを付けさせられようと
生観劇できる所に住んでる人達が羨ましい!
そして確か~歌劇団や劇場宛てにお手紙は出せるハズですが・・・