暁千星が星組に来てから、やっと私も星組の98期に目が向くようになったのですが、毎朝同期をラインで起こしてたり、差し入れ作って来たり。98期にとっては頼りがいのあるお姉さんだったんだろうと思います。
これからどうするのかな・・・・
天華えまは98期生です。
星組に配属されてずっと星組育ちです。
私が彼女のお茶会に行ったのは、姫に誘われたから。
姫は「スカピン新人公演の背中に惚れた」とか言ってましたが、私としてはほとんど興味ない事だったので。
印象としては本当に笑顔がはじけ飛ぶ、何でも笑ってすます明るくて軽い下級生だたなと。大丈夫なのか?とも思ってました。
でも、本人なりに色々悩みは尽きなかったようです。
新人公演のラストの船の上は真っ暗で何も見えないから怖かったらしいですね。
でも、何だか押しが弱いというか、顔が優しすぎて、どこか特徴がないなと思ったのも事実です。
彼女的には新人公演の主役も経験したし、礼真琴の役を何度も経験したけれど、結局は路線に乗り切れずに10年来てしまったという印象でしょうか。
月組には暁千星、宙組には瑠風輝がスポンサーがついたり、路線で真ん中降りしてきたりと活躍目覚ましい。そんな中での葛藤はいかばかりかと思います。
でも、そんな彼女に転機が訪れたのは、台湾公演「キラールージュ」におけるシンガーだったと思います。
天華えまのソロはなぜか耳に心地よく、子守唄のようで優しい気持ちになるなあと思いました。そうやって作品全体を見てみると、彼女があっちこっちで踊っているのが見えて、実は実力派スターである事を知るのです。
話は前後しますが「ドクトル・ジバゴ」を見た時、天華えまはミーシャという役で、主人公の友人役でした。
暗くて残酷なシーンが多いあの芝居の中で、一人、春のような温かさを持ったスターで、そのセリフ回しにどれほど癒されたでしょうか。
轟悠の友人役と言っても全然遜色なく、医者の格好がよく似合う好青年でした。
礼真琴の時代に入り、花組から綺城ひか理が入って来ると、非常にお互いに相性がよかったのか、仲良しで背が高いいいコンビになっていましたね。
「ロミジュリ」の死の役は天華えまの代表作の一つと思っていますが、今までにない解釈で、身体の柔らかさがより「死」としての不気味さを際立たせていましたし、さらに化粧がとても上手である事もわかりました。
「めぐり逢いは再びNEXT」ではセシルという役がつき、売れない脚本家でそのおどけた明るい調子がとても上手で、大いに笑わせて頂きましたし、「GranCantante」でのソロは独特の声で私達に訴えかけてきました。 まさに才能が花開いた瞬間でしたね。
そして月から暁千星がやってきて、最初の全国ツァー「モンテ・クリスト伯」ではルジ・バンパ。明るくて貫禄のある海賊でした。 同期と仲がよくて、世話好きである事もこの頃知りました。98期の結束は天華えまによって保っていたので、よそから入って来てもさらっと迎え入れて貰えたんでしょうね。
「ディミトリ」のナサウエイは
穏やかながらご主人に忠誠を尽くす様がよく描かれており、その耀さがかえって不気味に見えましたよね。
また「ジャガービート」では赤い衣装が本当によく似合い、歌唱力が爆発した感じで、いつも彼女のシーンはDVDでも見返してしまいます。
「1789」では大人のダントンを見せてくれて、特に小桜ほのかをバッグハグする時の色気が妖しくて・・胸キュンものでした。
同期の暁千星が2番手羽根を背負った所で退団を決めるあたり、あまりにもタイミングがよすぎて「優等生すぎるよ」と思います。
でも、彼女的には「STLLA VOICE」をやる事で自分がやってみたかった事全部叶ったというし、下級生にもよいお手本を示す事が出来てよかったのかなと。
さらにおまけのように「ミー&マイガール」に出演出来て、憧れの天海祐希に近づいた感じがしたのかなとも思います。
本当はもっともっと宝塚の天華えまをみていたかった。
ムードメーカーである彼女の存在は、宝塚が今大変な状況の時にこそ必要ではないかと思うんですけどね。
でも、まあ、彼女が自分で決めた事だし、やりきったという感じがするし、階段を袴姿で降りてきた言ったセリフの全ては、宝塚愛に溢れていて、こういう上級生を持てた星組は本当に幸せなんだと改めて思いました。
今後、どうするかわかりません。
けれど、料理が上手だから普通に結婚して幸せになれそうだし、でもダンスの腕前はこれからも見せて欲しいし。
彼女の持って生まれた明るさを生かす道はないものかと神様に祈ってしまいます。
それでもどうかどうか幸せになって下さい。
私達はあなたに本当に幸せにして貰いましたから。
これからは自分の幸せを考えて欲しいです。
ありがとう。天華えま
結局宝塚はボランティアでなくて営業なので、チケットをさばいてくれるファンクラブのある人材を求めているんですね。私なんかずっと見ていてもFANCLUB入ったこと無いです。そもそもお茶会苦手。普通にTicket売って欲しいわ。4月は王様と私、5月は柚香礼サヨナラ公演です。明日海りおがファンというわけではありませんが、二十歳を過ぎて始めてみたミュ−ジカルでした。越路吹雪さんと現在の白鴎さんが染五郎さんの頃。一路真輝さんの時にも見ました。結構中弛みしやすい作品なので、逆に興味あります。
それより何よりボ〜としていたら、星の娘トップ舞空瞳か退団だそうで、もう宝塚の人事と演目は解らなくなりました。こっちゃんは誰を相手に退団公演するんでしょうか?
残念な退団が。なんなのかなーとおもう。
あとね、水美みたいに、同期を支えて二番手羽をしょったのに、落下傘がおりてきて、専科へ。
どんな気持ちかな、と思う。凪七のように、
それなり、役がついて長く宝塚にいられる、というのも楽しいかなと思ったり。