お子様方のこと
まず、それでは最初の次女のことからですけれども、現在、いろいろな所から依頼を受けて、それで公的な活動を行っております。
私としては、そうしてせっかく声を掛けていただいているわけですので、それら一つ一つに対して真摯に取り組んでいってもらいたいと思っております。
それから助言でしたか。
これについては、何か聞かれればそのときに私の意見を言うことがあります。
恐らくそれぐらいだと思います。
それから結婚についてですけれども、今、特に何か話し合っているということはありません。
また、女性皇族が結婚後も皇室に残ることと、娘のその意思の尊重ということにつきましては、私は今までも本人の意思はできる限り尊重する、という立場をとっておりました。
一方で、結婚後も内親王が皇室に残ることというのは、これは制度のことであって、そのことについて私が何か申すことではないと考えております。
次は長男の学校生活ですか。
この4月から高校生になって、恐らく今まで12年間、それまでの幼稚園から中学校まではある意味同じ学校と言いますかね、過ごしてきて、この4月から新たな所での生活になったわけですけれども、本人は授業や部活ですね、忙しくも充実した日々を送っているように見受けられます。
また、その次のことにつきましては、これも私は以前にお話ししたことがあったと思いますが、私自身の経験も少し含まれているわけですが、日本は本当に各地に様々な文化があります。
そういうものを若いうちに実際にその場所を訪ねて、そこでそういうものに直に触れるということは、将来的にも非常に大事なことなのではないかなと思っております。
それなので、折々に私もそういうことを本人には勧めております。
また、それとともに書籍などを通じて、様々なことを、中でも日本の歴史などについては知っておいてほしいと思ってそういう話もすることがあります。
次に長女のことですけれども、これは本人が近況などについての自分のことについては話をするのは控えてほしいということを申しているようですので、私もここではお話を控えることにいたします。
非常に簡潔に突っ込めないおっしゃり方で。
とにかく佳子様と悠仁殿下は充実している。
眞子様は「お話にならないで」という事で話しません・・・ですね。
そこらへん、眞子さんの線の引き方は潔い。けれど頑固だなあと思う。
結婚後も女性皇族が皇室に残る・・あるいは女性宮家等については「制度」の問題なので口は出さないというのは賢いです。
それにしても悠仁殿下の背が伸びましたし、佳子様の装いのシックで素敵なこと。紀子様の幸せなご様子。宮家の中心は殿下である事がはっきりわかります。
新型コロナウイルスと地方活動再開について
この感染症の流行状況をずっと見ながら、今までこの2年以上来まして、ようやくこの春ぐらいから東京都外での活動を始めることができるようになりました。
これは私にとっても大変うれしいことになります。
今まで、オンラインでもっていろいろな所とつながって話をするという機会はかなりあったわけですが、やはり、実際にその場所に行って人と話をするのと少し違うのですね。
特に、複数の人と同時に話すときに、これは私自身がそういうことに慣れていないということもあるのでしょうが、やり取りをするときにちょっとラグが生じたりすることがあって、やはり実際に会ってお話をすると、その辺りのことが(なく)、すごく話をしやすいということを強く感じます。
それとともに、例えば、何か実際の物、実物を見ながら、見せてもらいながら説明してもらうときに、画面を通してと、それから実際に手に取ってというのは、やはりこれは感覚的に全然違うのですね。
そういう点でも、対面というのは変な言い方かもしれませんが、実際に会うということの大切さを感じています。
それともう一つ、偶然性というものもそこにはあるように思います。
実際に幾つかありましたけれども、例えば、これは東京都内になりますけれども、この夏に高等学校総合文化祭が行われて、私、それから家族でいろいろな展示を見学した時に、たまたま会場を回っている時に、ある所で作品を見ている親子と思われる人がいたのですね。
それで、私もその作品を見たいなと思ったので近くに行ったら、向こうもこちらに気が付いてくれて、そうしたらその作品の作者だったのですね。
それで、これも全く予定になかったことで、偶然その場所にいたから、そこで作者の人から直に説明を聞くことができたという、こういう、ある意味偶然性というのはリアルでないとないことだとも思いますし、これからもそういう形での交流があったら良いなと思います。
それから、次に天皇陛下のサポートですけれども、この9月に、私は初めて国事行為の臨時代行、本当に1日だけですけれどもいたしました。
これ自体は法律で決まっていることですので、よほど何か事情がない限り、例えば、天皇陛下が海外に行かれていたりとか、何か別のことがあったりした場合には私がやることになるわけですね。
一方、そうではない形での、どのようなことで天皇陛下を支えるかということを考えますと、例えば公務は臨時代行という形になりますけれども、それ以外のいろいろな公的な活動、天皇陛下が行かれるもの、恐らくいろいろな所からオファーがあると思うのですね、出席してほしいというものがですね。
だけど、それをもちろん全部、それに応じて天皇陛下が出席されるということは無理なことですので、そういうときに、分担と言うと少し違うのかなという気はしますけれども、それ以外のものを私たちが出席すること、また、例えば地方で何かそういう催し物があって、それに私が出席し、その機会にいろいろな人たちと交流をするような機会なども、これはかなり間接的かもしれませんけれども、(また)ある意味でサポートということになるかどうか分からないですが、そういうことにつながるのではないかと思うことがあります。
ほかに何かありましたでしょうか。
殿下の感想があまりにリアルだなあと思いました。
天皇に様々なオファー・・・ないない。けど、まあ分担して地方に行く事などがフォローになるというのはわかります。
天皇家長子は、誕生日会見で中学生の修学旅行で広島の原爆ドームの印象しか話されなかった。つまり、血ヘドを吐いたであろう、様々な史実を学んでおられないのですね。先日のサッカーワールドカップ然り。他国では、カタールの人権問題やFIFAの問題でパブリックビューイングさえやらないところもあるそうです。何も知らない。何も学んでない。どうか、今現在を生きている少年の悠仁親王殿下にあらせられましては、お父上のお言葉通り歴史を学ばれ一人ひとりの心を分かって頂きたいです。