よし坊のあっちこっち

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アメリカは肥満で滅ぶ

2010年09月15日 | アメリカ通信
クリントン大統領が92年に警鐘を鳴らして以来、又、現在もファーストレディのオバマ夫人が熱心に取り組んでいるアメリカの肥満問題、この病気は一向に改善されない。従来からアメリカの恥部は、銃とドラッグと相場が決まっていたが、これに肥満が加わり、アメリカの3大恥部が形成されてしまったと言っても過言ではないだろう。

基本問題。太り過ぎと肥満とは。英語では「Overweight]と「Obesity]に区別される。体脂肪率25-29.9が太り過ぎ、30以上が肥満とある。最近の体重計は体脂肪率が量れるから分かりやすいが、体重で言うと、自分の標準より15-20キロ重い範囲が太り過ぎで、それを超えると肥満に入ると見てよいだろう。

さて、アメリカの肥満実態だが、最近発表されたCDC(アメリカ疾病予防センター)のデータによると、大人〔20歳以上)の34%が肥満で、同じく34%が太り過ぎとなっている。実に大人の68%が太り過ぎ+肥満なのだ。正に驚異的水準に達している。
さらに驚くのは、肥満の多くは肥満ではなく、太り過ぎだと思っており、太り過ぎの多くは健康体重だと思っている、と言う現実である。

大人がこうだから、子供も同じ傾向になる。これは大変だと、学校から自動販売機を撤去したり、余分なカロリーを採らない様に教育しているが、一向に直らない。

兎に角食生活が狂っているとしか思えない。レストランへ行けば、てんこ盛りのオンパレードだ。日本人なら、二人で一皿で十分のボリュームなのだから。しかし、奴等は、兎に角旺盛だ。底なしのように食う姿は凄まじいものがある。

街を歩くと、写真のようなレベルの老若男女に普通に遭遇する。日本では、恥ずかしくて外で歩けないと思えるレベルでも、堂々としたものだ。なんの屈託も無く闊歩しているのだ。アメリカの病根は限りなく深い気がする。