よし坊のあっちこっち

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呆れた話、神戸空港

2010年09月20日 | いろいろ
神戸空港を管理する神戸が慌てふためいている、という記事が出ていた。関西の空港一元化の動きに蚊帳の外だというから、慌てるのも頷ける。が、自分で蒔いた種だから、自分で何とかせねばならぬ。

関空を作り、伊丹を縮小する流れの中で、何故神戸は作っちゃったか。当時から計画は無茶だと分かっていたのに、「オラが空港」だから作っちゃった。当然、利権がらみの政治家や神戸経済のドン達が暗躍したのは想像に難くないが、神戸市民も痛みを自ら背負わないとダメだろう。作る前に住民投票をしたのかどうか知らぬが、こういう重大事は記名投票でもすればよい。もし、赤字になったら賛成したものが課税される仕組みになれば、皆慎重に考える。そういう工夫をせにゃならん。

空港建設はMUSTだったのか、どうしても作らねば死活問題だったのかと、考えれば、誰でも分かるはずだが、利権屋以外は皆「適当人種」だから、結局はこうなる。

もっと呆れる話がある。関空を作る時、神戸沖が候補に上ったが、とんでもないと神戸は反対した経緯があり、泉州沖に決まったという。その後で、神戸空港を作るとはどんな了見だったのだろうか。

東京は、羽田を成田に代わりうる国際空港へと時間を掛けて着々と進めてきた。大阪は、関空をハブにと、構想を描いている。いずれも、知事が、グランド・デザインを描ける人物だからであろう。その意味で、イシハラ、ハシモトを擁したのが幸いしている。

それにしても、「適当人種」の我々はもっと賢くならねばならない。