
一昨日の五日に堆肥の配達を受けるためにマックスと山の畑に登りました。
待望の新しいカメラ「ニコンJ1」を持参し、風景写真での望遠効果等をチェックです。
手前が我が家の山の畑で、その向こうに隣の畑「タラの木」の原木、切り株、
そして、その向こうに雪が解け、山肌が現れてきた越後三山が見えます。

110ミリの望遠レンズに交換し、最大に「越後駒ケ岳」をアップしてみます。
平年よりも積雪量は多かったと思えるけれども、雪消えは結構早く、地肌の現れ方も早い。
でも、この日、五日に北アルプスで遭難死が発生しています。
標高2003メートルの「越後駒ケ岳」に新雪は見えないけれど、
五月の初頭、ゴールデンウイークの連休頃には二千メートル級の山でさえ、雪に見舞われることが有るのです。
そんな気象変化も有りうるけれど、天候さえ良かったらТシャツ一枚だって登る事は可能。
でも、今回の北アルプス三千メートル級の山の気候の変化は激しく吹雪だった模様。
軽装で気軽に登れる山でも、気象条件でも無かったですね。

雪が消えたばかりの我が家の畑から東方を望みます。
左から「下権現堂」「上権現堂」「唐松山」と続きます。
この山群は標高が千メートル程度で、「権現堂」は下の娘が満四歳の時に家族で初登山。
その後、「権現堂」も「唐松山」も妻とマックスとで登っています。
下と上の「権現堂」の間には鮮やかに芽吹いてきたブナの林も遠望されます。

タラの木畑越しに「巻機山」を望みます。
タラの木畑と巻機山の間には魚沼市と南魚沼市を隔てる低山が見え、木々が緑色に染まり始めている。
「巻機山」も家族でマックスの前に飼っていた「チロ」を連れて登っています。
そう、上の娘が中学生、下の娘が小学生だったなー。
夏休みの終わりに、「ヌクビ沢コース」の岩に覆われた沢を登ったのでした。
岩場で足を痛めた「チロ」を肩に担ぎ登りましたが、
翌日同じコースで東京の登山者が遭難、転落死して、ぞっとしたことを思い出す。
山は登山ともなると低山とは言え、常に命の危険も伴うスポーツなのです。
私たち家族は、色々な山に挑戦しましたが、装備服装は十分すぎるほどにしていました。
なお、遠景の「巻機山」は幾つかの頂きを持つ連峰となっています。
中央がもっとも標高の高い「牛が岳」で右端が割引沢コースの頂点「割引岳」になる。
若い時に、巻機山から連峰を縦走し群馬県の土合まで歩いたことが有ります。
その時は九月の末だったけれども、夜半に止んだ雨が朝方には氷となり、
テントからバリバリと風にあおられて落ちたことなども思い出します。
七、八月ならまだしも、それ以外の季節には寒さ対策もしっかりと考えて登らなくてはならないのです。
と、新しいカメラの望遠効果から話は脱線してしまいました。
体力も落ちて来て、もう高い山に登る事も無いでしょうから、せいぜい写真で楽しみます。