先一昨日の土曜日も、一昨日の日曜日も天候に恵まれて畑仕事は休みは無し。
さすがに肉体的にも精神的にも疲れ果て「日曜だよ早じまいにしよう」と四時半に仕事を切り上げた。
「疲れたよな、どこかで夕ご飯食べようか?」と私、「疲れ過ぎてその気力も出ない」と妻。
二人で畑の周りで山菜を採る。山菜の「木の芽」と呼ぶ「アケビ」の新芽も伸び始めた。
根曲がり竹の「竹の子」「タラの芽」などを三十分ほど採って疲れをいやす。
「ヨシッ、それじゃ山菜の天ぷらをしよう」と言いつつ山道を帰宅。
帰宅してもすぐに家にはいる訳にはいかない。ビニールハウスの野菜の苗に水をやり締めなくてはならない。
ついでに下の畑を見回して、昨年の株が残った「イタリアンタンポポ」と「ヨモギ」の新芽を摘む。
後で気付いて後悔したけれど、新しいカメラで撮って色彩の再現を確認したら良かった。
コンデジではこれで精いっぱい。シャッタースピードが遅くて手ぶれになっちゃいました。
ま、そんなことは良いけれど、帰宅して素早く着替えてキッチンへ。
山菜を洗って、別の料理「津南ポーク」の焼肉をする妻との競演です。
「ハイッ、出来上がりー」っと。
「タラの芽」「根曲がり竹の子」「アンニンゴ」「独活の芽」「ヨモギ」「イタリアンタンポポ」、
そうだ、ようやく伸び始めた「葛の芽」も入れましたね。合計七種類の山菜天ぷらの完成です。
もちろん山菜の王様とも呼ばれる「タラの芽」も美味しいけれども、
この手前にある「イタリアンタンポポ」も中々乙な味でしたよ。
他には「津南ポーク」の豚肉の生姜焼きが有り、そして、「コゴメ」と「木の芽」も茹で上げた。
「トウ菜」の煮物も有るし、冷えた「冷や奴」も加わる。
「何だか下手なレストランよりも豪華な御馳走が並んだぞ」と、二人ともご満悦の態。
そして、二人のコンセプトワード「ビール腹が減ったー」の言葉と共に発泡酒で乾杯。
力一杯一日働き、そして、働いた畑の周りで食材を調達して帰る幸せ。
土曜日も日曜日も無く働き続け、足腰、腕も疲れでパンパンに張っています。
でも、なんだか不思議な充実感に包まれた、晩春の日々です。