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先日紹介した蕎麦の花と、その向こうの山の上に見える「木沢」集落です。
17日の祭日に、「居酒屋猫まみれ」さん御夫妻と、
妻の母とその姉妹である叔母夫妻を伴い、再び蕎麦を食べに「里山食堂」を訪ねた。
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「木沢」に到着です。我が家からは自動車だったら10分余りですから便利になったものです。
杉の木の間から、かすかながら我が家が見えますよ。
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「里山食堂」は駐車場(とは言っても庭先)が満車の繁盛ぶり。
経営者、顔見知りの「平沢」さんに注文してから、風景を眺めに歩いた。
峠の上の「木沢トンネル」を越えると、鄙びた「峠」集落が眼下に見える。
ススキの穂越しに越後三山が遠く浮かびます。朝霧の海に浮かぶ写真を撮りに行きたいと一瞬思った。
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彼方には、フタコブラクダのような姿になって「権現堂山」が見える。
わずかしか見えない棚田だけれども、向こうの道路わきには懐かしい「ハザ木」、天日干しの稲が見えます。
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ここは、小千谷市の一部に当たる集落で、中越地震の被害が大きかった所。
手前の養鯉池や、水田は一見何事も無かったかのように見えるけれど、
地震で崩壊したところを復旧したのに違いない。
棚田の風景をご覧頂いて、「里山食堂」へと帰る。
朝食が遅く、まだお腹が一杯だと言われる「居酒屋猫まみれ」さんには失礼をしてしまった。
七人で、少し窮屈なテーブルに座って、美味しい蕎麦を頂いた。
初対面の人たちを同席したことも失礼だったけれど、私たちのささやかな敬老の日の、
お年寄りへのサービスも兼ねた「里山食堂」行きでかさねがさね失礼しました。