今回の農天市場の営業日、一昨日の土曜日から「焼き芋」を始めました。
前週までは、猛暑の夏の名残りが残っていて、焼き芋なんて作業は考えられもしませんでした。
雨を境に一気に最低気温が20度を下回り、涼しさと言うよりも肌寒ささえ感じます。
「居酒屋猫まみれ」さんデザインによるマックス印の幟の間に「やきいも」の幟を立てます。
さて、使い始めてから何年かしら。農天市場の奥から引き出した貫禄の焼き芋釜です。
着火の段取りは、何時もの手伝いの近所のオジサン。
手なれた手つきと、段取りの良さで火はたちまち燃え上がります。
透き通るような綺麗な煙が煙突から流れます。
順調に火が燃えて、焼き芋も順調な証拠ですね。
そろそろ焼けたかな。一度釜が温まってしまえば一回30分ほどで焼き上がる。
竹串で刺して、焼け具合を確認します。
完全に焼き上がったら、スベルべママ特製のアルミ箔を内張りにした発泡スチロールの箱へ。
これで、かなり保温が効きますよ。
さー、焼き上がりました。これは期待の「安納芋」です。
でも、昨年見たケーキの箱入りで一本600円だったか、800円だったかの、銀座の「安納芋」とは大違い。
「鳴門金時」「パープルスイートロード」「玉乙女」「紅あずま」「黄金千貫」などは1キロ600円。
安納芋でさえ、1キロ800円の価格の当初設定。なーに、もう少ししたら値下げしますよ。
左が芋焼酎の原材料としても知られる白い皮の「黄金千貫」です。
右はご存知の「鳴門金時」で、両方ともホクホクで、甘さも乗っていますよ。
今年の春先に頂いた、杉の木を、さらにチェーンソーで玉切りし、
お客さんの来ない時間を使って薪割りで、細く割ります。
この他にも、昨年の水害の置き土産の流木も残っているから、今年は燃料の心配は皆無です。
何回か紹介しましたが、今年のさつま芋作りは悪戦苦闘の連続でした。
残雪を割って作った「芋床」での苗作りから始まって、猛暑の暑さの中での散水など、
例年に増した、作業量を強いられました。
でも、残念ながら努力と結果は比例せず、やはり、収穫は少なめなように感じます。
しかし、その猛暑の暑さでさつま芋そのものの味は上々に思えます。
寒さが増すごとに、焼き芋の甘さも増していくでしょう。
皆様のご来店を、マックス他の従業員一同でお待ち申し上げます。
なお、ブログ「畑に吹く風」を見たと言われたお客さんには、焼き芋の増量サービス敢行(笑)。