畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

「焼き芋~焼き芋~」

2012-09-24 04:54:03 | 食べ物

 今回の農天市場の営業日、一昨日の土曜日から「焼き芋」を始めました。
前週までは、猛暑の夏の名残りが残っていて、焼き芋なんて作業は考えられもしませんでした。
雨を境に一気に最低気温が20度を下回り、涼しさと言うよりも肌寒ささえ感じます。

 「居酒屋猫まみれ」さんデザインによるマックス印の幟の間に「やきいも」の幟を立てます。


 さて、使い始めてから何年かしら。農天市場の奥から引き出した貫禄の焼き芋釜です。


 着火の段取りは、何時もの手伝いの近所のオジサン。
手なれた手つきと、段取りの良さで火はたちまち燃え上がります。


 透き通るような綺麗な煙が煙突から流れます。
順調に火が燃えて、焼き芋も順調な証拠ですね。


 そろそろ焼けたかな。一度釜が温まってしまえば一回30分ほどで焼き上がる。
竹串で刺して、焼け具合を確認します。 


 完全に焼き上がったら、スベルべママ特製のアルミ箔を内張りにした発泡スチロールの箱へ。
これで、かなり保温が効きますよ。


 さー、焼き上がりました。これは期待の「安納芋」です。
でも、昨年見たケーキの箱入りで一本600円だったか、800円だったかの、銀座の「安納芋」とは大違い。

 「鳴門金時」「パープルスイートロード」「玉乙女」「紅あずま」「黄金千貫」などは1キロ600円。
安納芋でさえ、1キロ800円の価格の当初設定。なーに、もう少ししたら値下げしますよ。


 左が芋焼酎の原材料としても知られる白い皮の「黄金千貫」です。
右はご存知の「鳴門金時」で、両方ともホクホクで、甘さも乗っていますよ。 


 今年の春先に頂いた、杉の木を、さらにチェーンソーで玉切りし、
お客さんの来ない時間を使って薪割りで、細く割ります。
この他にも、昨年の水害の置き土産の流木も残っているから、今年は燃料の心配は皆無です。

 何回か紹介しましたが、今年のさつま芋作りは悪戦苦闘の連続でした。
残雪を割って作った「芋床」での苗作りから始まって、猛暑の暑さの中での散水など、
例年に増した、作業量を強いられました。

 でも、残念ながら努力と結果は比例せず、やはり、収穫は少なめなように感じます。
しかし、その猛暑の暑さでさつま芋そのものの味は上々に思えます。
寒さが増すごとに、焼き芋の甘さも増していくでしょう。

 皆様のご来店を、マックス他の従業員一同でお待ち申し上げます。
なお、ブログ「畑に吹く風」を見たと言われたお客さんには、焼き芋の増量サービス敢行(笑)。
コメント (8)
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