「財欲」「名誉欲」(その3終わり)
もう一つ厄介なのが「名誉欲」だろう。組織のトップはその欲望にたけた人には手段を選ぶことも無く手中にした場合さえ少なくない。議員と名の付く政治家も同じようなものだ。
今、世の中を騒がせている、政治資金パーティーのキックバックも地位、名誉とお金に目がくらんだと言われても仕方ない所業。「寄らば大樹の陰」とばかりに、大派閥に加わり、地位を狙う。地位を狙ったついでに裏金も得たという事でしょう。
恥ずかしいと思うような人間だったら、そんなことはしないでしょう。良心が麻痺するなんてレベルの話ではない。
選挙時は頭を下げ捲っても、当選した途端に尊大になる政治家も多い。地位など、たまたま着いただけであり、その人物の性格や人格が評価されての物だけでは無いことは確か。しかし、ともするとその地位があたかも自分の人格が評価反映されたと勘違いする人が多くみられることも少なくない。
「先生と呼ばれるほどの馬鹿じゃなし」なんてことわざもあります。地位を誇らず、おごらずに生きたいなんて思ってしまうこの頃です。
(終わり)