畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載315「クッション言葉」(その2)

2024-06-13 04:10:48 | 暮らし
 夏野菜が並んでいます。ポップなども全部手作りでした。

 秋です。焼き芋釜の姿も見えます。憩いの場的な存在でもありました。

   クッション言葉(その2)

  ずいぶん昔の話だが、亡父のために旅行用かばんを求めに買い物に出た際に不快な思いをした。「一泊二日の小旅行に使うようなかばんは無いでしょうか」と尋ね帰って来た言葉に驚いた。「ねー(無い)」の一言だったのです。

 小さな町の小さな店です。何か家庭内で嫌な事でもあったのでしょうか。こんなぶっきらぼうな返事で一日不快な気持ちで過ごす羽目になってしまった。市町村には商工会と言う組織があり、相互扶助、既存権益の保護などを目的にしていると思われる。

大型店舗の出店などに大声で反対を唱えるのが、この組織辺りではないだろうか。「市外の大型店舗に客を奪われる。大資本にはかなわない」なんて声もよく聞くが、「ちょっと待ってよ」と言いたくなる。例のようなクッション言葉を使うようなサービスはしているだろうか。些細な心遣いで商売が繁盛するならば、一声添える心遣いなんてお安い御用だと、老婆心ながら思うのですが。

           (続く)
コメント
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