秋野菜の種蒔きを始めて以来2週間余り、残暑の残る中過酷とも言える仕事を続けてきました。
心身ともにストレスの塊のようになり、昨日はとうとう少し無理をして、オートバイ「ロシナンテ」を引張り出した。
それも、午前中は新たな畝を作り、遅れていた地方野菜「温海蕪」と「最上蕪」の種を蒔いてから。
埃にまみれ気味の「ロシナンテ」を古タオルで拭いて、きれいにして乗り出したのは11時半。
どうしても走ってみたい広域農道があり、今年の冬にオートバイ好きの知人からの情報で知ったのです。
風景とワインディングロードの走りを楽しむために良く行く広域農道からまた分岐した広域農道です。
何年も入り口に立ち入り禁止柵が設置されていて、完成までは長い日時、時間が経過したようです。
向こうに見える越後三山は我が家の山の畑から見る風景とは、山の配置、位置関係が異なり違った山のよう。
広域農道と名付けられてはいますが、道路の周辺に農地など見当たらない。
情報をもたらせた友は「農産物を早く市場に届けるためと言う名目らしい」と言ったけれど・・・。
遥か彼方の谷間に、わずかな棚田が見えました。
農産物を早く市場に届けるなんて、苦しい言い訳。農産物の産出量なんて自家用位のものですよ。
作っただけで手入れのなされない広域農道は通る車は無く、両側はススキで覆われています。
どうしてこんな道路、広域農道に大きな予算を投入したのでしょうか。
ま、オートバイ好きにはたまらない「ワインディングロード」ですがね。
ネットで「広域農道」引いても道路の紹介程度で、何故出来たのかと言う理由にまで言及した記事は見当たらない。
でも、先日何かの雑誌で見て納得がいきましたね。農水省が予算(税金)を湯水のごとく使ったのです。
それはガットウルグアイラウンド「関税と貿易に関する一般協定」のためだというのです。
一時期農産物の関税が撤廃になるという方向に話が向かい、その対策として国は農水省に巨額の予算を付けた。
しかし、関税は完全撤廃にはならず、国の心配は杞憂に終わり、膨大な予算の処理として無駄な道路が作られたのです。
(続く)
マスツーリングは乗っている人たちは楽しいのだけれど、大きな集団になると威圧的に感じられてしまいます。
若い頃は、トップを走ったりセカンドを走ったりで全体をコントロールしながら楽しんだものでした。
群馬県内もずいぶん走りましたよ。国道17号から三国峠を越えて脇道からみなかみ町に入り、沼田方面に抜けたりしました。
長野から浅間山方面も良く走りましたね。でも、ご紹介の通りまだまだ行きたい場所はありそうですね。