アスパラ菜の葉に停まりピクリともしない「ハナアブ」。寒くて死を待つばかりかのよう。
毎年繰り返されることだけれど、この季節になると「命」について考えさせられる。
「アキアカネ」も同じように羽根を濡らし動く様子も見えない。
仲間も見えず、一匹でこうして死を待っているのだろうか。
「カマキリ」も動かない。
交尾を終えると、雌は雄を食べてしまうと言うから、これは産卵を終えた雌だろうか。
輪廻転生とも言われるが、こうして生き物は短い一生を終えていく。
人とて同じことであろう。生老病死、自然のなせる自然の流れなのです。
それを昆虫たちは短い季節の中で生まれ、そして死んでいく。
ハナアブの一生は知らない。でも、アキアカネは水中に産卵し、カマキリは卵塊を木々に残して次世代を待つ。
マックスが大好きだった柿の木のみが重なるようになる、鈴なり状態。
16年と言う時を生きたマックスはこの柿の木の下で眠っている。思い出だけを残して。
秋で感傷的な気持ちに陥ると言う事ではないでしょう。
しかし、秋は植物も含め、色々な生き物たちが命を終える悲しい季節でもあります。
マックス君がここに居るんだねって~
いつもここで見守ってくれてるんですね~
一緒一緒~
畑の受粉をしてくれた虫たちもまた代が代わるのですね。カマキリは害虫を捕って食べてくれるので行った先で卵を見つけたらもらってきて畑に置いています。カマキリの卵が高い位置にある年は雪が深いとか言われていますね。今年はどうでしょうか。
車検だったのですが忙しかったのでまだタイヤの交換は後回しです。まだ降らないでー。
山の畑に行くと、先ず柿の木の方向、マックスの眠る場所に向かい手を合わせてから仕事です。
たわわに実った柿ですが、この柿をグルメだか食いしん坊のマックスは大好き。
後足でひょいと立ち上がり器用に口でもぎ取っては食べていたものでした。
本当に今でも、藪からガサゴソ音を立てながらマックスが顔を出すような気持ちになってしまいます。
亡父は86歳まで山の畑に自動車で通って仕事をしていました。
さすがに運転の危うさに気付いて止めてもらったのがその年齢だったのです。
少しの面積だったらかなりの年齢になってもできるかとは思いますが、我が家の畑は広すぎます。
そろそろ仕舞い方を考え始めなくてはならない年齢になってしまいましたね。
カマキリの巣、卵塊の位置はどうも低いようですね。でも、最近はカマキリも外すからなー(笑)。
ミケさんのところもタイヤ交換するのですか。そちらは年中ノーマルかと思っていましたよ。