畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

絶壁にて「独活」を採る

2014-05-09 04:26:16 | 山菜

 予告通り、予定通りの朝の行動。ま、言うなれば日中の畑仕事へ備えてのウォーミングアップで「独活」採りに。
先ず目に付いたのは、カモシカに新芽を齧られた独活。奴め中々のグルメで美味しい所を知っている。


 写真をテレビにつないでスベルべママに見せたら「なんだ、平じゃないの」だって。
カメラの角度が悪くて表現が出来ないけれど、ここって急斜面なのですよ。


 ほら、今度は分かるかな。45度を越える正に絶壁とも言える崖なのです。
雑木が有るから、なんとか移動が出来るけれども草だけっだったらにっちもさっちも行きませんね。


 こんなところには、誰にも取られた事の無い大株のゼンマイが出ている。


 スベルべが絶好調時には、その雑草を握り草取り鎌で足場を切りながら移動し採っていましたけれどもね。


 そして、滑り落ちると雪渓の先端が口を開けて待っている。
事実、こんな穴に落ちて命を失う事故も珍しくは無いのです。


 うーん、心の中で一人唸りながらリスクと収穫の大きさ、重さを考えるのです。


 雑木が生えていたり、雑草が茂っていたならばそれでもなんとかなるもの。
でも、柔らかな土の下にはこんな「泥岩」や「砂岩」が隠れていて危ない事この上なし。

 踏み込んだら最後、ずるずると滑り落ちることは必定。
さまざまな自然のトラップが仕掛けられた、とんでも無い山、斜面な事は間違いありません。

                     (続く)

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