畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

コスモスと虹と

2012-09-25 05:06:12 | 自然

 一昨日は農天市場の営業中に雨は降ったり、止んだりで秋雨と言う感じの一日。
でも、夕方近くに一旦上がった雨は、綺麗な虹を見せてくれた。
端から端まで綺麗に半円を描いた虹が、コスモスにお似合いの姿です。


 古い、手もみポンプも、こうしてみるとコスモスと対象的に感じられる。
ポンプは、今夏の雨不足で地下水位が下がり、今まで使えなかったけれども、
この雨で使えるようになったかなー。


 先回もコスモスの花を紹介したけれども、除草薬も全く使わずに周囲を綺麗に保のは難事。
私は、草刈り機で周辺の雑草を刈ったけれども、細かいところは友人が手作業で雑草を引き抜いてくれたのです。


 曇り空にも負けじと、ピンクと白のコスモスが咲き競う。


 一年目は、三番目の姉の同級生から苗を頂いたけれど、それ以降はこぼれおちた種からの自生。


 種を取って播く訳では無いので、色ごとに植え分けられもせず、色遣いは自由気ままです。

 長引く低調な景気の影響か、品揃えの不足からか、相変わらず農天市場の客足も低調です。
もっとも、こんな野菜の直売所に限らず、どんな店も周辺人口が少ないから繁盛するには無理が有りますね。

 でも、毎週、毎週農天市場には嬉しい出会いが必ず有ります。

 先週は新潟市から、昔のバドミントン仲間が夫婦で、農天市場を目指して来て下さった。
彼は、新潟支社のバドミントン部の監督を30年近くも務めています。

 嬉しい話、切ない話の数々を聞かせてもらいます。
嬉しい話は、なんと、支社のバドミントン部が30年ぶりに「全日本実業団選手権大会」に出場するというニュース。
30年前と言うと、私がバドミントンを始めたばかりの頃で、実業団選手権に出場なんて私には夢のような話でした。

 当時は、シングルスもダブルスも、県のランキング入りするような強者ぞろいだった。
私が退職してチームを去ったのちに、有望な若手でも入社したのかなー。

 今週も嬉しい来客が有りました。
丁寧な挨拶を受け、一瞬、妻方の甥かと思い、そして、間違いに気付いた。
昨年の新潟福島豪雨の際に、復旧工事、堤防の新設工事のため説明に来られた、国交省の当時の担当課長さんでした。

 棚田の保存活動の支援に参加しておられ、そのついでに農天市場まで足を延ばして下さったとか。
いやー、昨年は説明会でも、もっとも、激烈な発言で注文を付けたと思うスベルべだけれども、
そんな、知識不足を棚に上げ、大声を上げる大愚の代表のような私を、良くご訪問くださったものです。

 危険水位を知らせる、警報装置の設置が出来た事を、遅れたことを詫びながらの説明です。
今春に、別の個所に移動、転勤されたと言うのに、そんなお話なんて嬉しいことですね。
昨年も思ったのだけれど、あまりにも若い課長さんだったので思わず「いわゆるキャリアですか」
なんて、年齢からくる図々しさで厚かましく、質問。

 やはり、思った通りで否定の返事は有りませんでした。
今後の国交省、いや、日本を背負って下さる若手官僚の一つのスタイルなのでしょう。

 再訪を約束し、やはり、今春結婚されたばかりと言う奥さんを紹介して去られました。
こんな風に、ちっぽけな直売所だけれども、毎週嬉しい出会いが必ず有ります。

 さて、来週はどなたが顔を見せて下さるのかなー。
そんなことを楽しみに、営業準備は大変だけれども、そんな思いを胸に頑張りましょう。

 さて、今日はケーブルテレビの収録日
実は昨日の予定が雨のために順延になっています。
髭でも剃って、先ずはマックスと撮影現場の確認に、山の畑にでも行ってきましょうか。
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「焼き芋~焼き芋~」

2012-09-24 04:54:03 | 食べ物

 今回の農天市場の営業日、一昨日の土曜日から「焼き芋」を始めました。
前週までは、猛暑の夏の名残りが残っていて、焼き芋なんて作業は考えられもしませんでした。
雨を境に一気に最低気温が20度を下回り、涼しさと言うよりも肌寒ささえ感じます。

 「居酒屋猫まみれ」さんデザインによるマックス印の幟の間に「やきいも」の幟を立てます。


 さて、使い始めてから何年かしら。農天市場の奥から引き出した貫禄の焼き芋釜です。


 着火の段取りは、何時もの手伝いの近所のオジサン。
手なれた手つきと、段取りの良さで火はたちまち燃え上がります。


 透き通るような綺麗な煙が煙突から流れます。
順調に火が燃えて、焼き芋も順調な証拠ですね。


 そろそろ焼けたかな。一度釜が温まってしまえば一回30分ほどで焼き上がる。
竹串で刺して、焼け具合を確認します。 


 完全に焼き上がったら、スベルべママ特製のアルミ箔を内張りにした発泡スチロールの箱へ。
これで、かなり保温が効きますよ。


 さー、焼き上がりました。これは期待の「安納芋」です。
でも、昨年見たケーキの箱入りで一本600円だったか、800円だったかの、銀座の「安納芋」とは大違い。

 「鳴門金時」「パープルスイートロード」「玉乙女」「紅あずま」「黄金千貫」などは1キロ600円。
安納芋でさえ、1キロ800円の価格の当初設定。なーに、もう少ししたら値下げしますよ。


 左が芋焼酎の原材料としても知られる白い皮の「黄金千貫」です。
右はご存知の「鳴門金時」で、両方ともホクホクで、甘さも乗っていますよ。 


 今年の春先に頂いた、杉の木を、さらにチェーンソーで玉切りし、
お客さんの来ない時間を使って薪割りで、細く割ります。
この他にも、昨年の水害の置き土産の流木も残っているから、今年は燃料の心配は皆無です。

 何回か紹介しましたが、今年のさつま芋作りは悪戦苦闘の連続でした。
残雪を割って作った「芋床」での苗作りから始まって、猛暑の暑さの中での散水など、
例年に増した、作業量を強いられました。

 でも、残念ながら努力と結果は比例せず、やはり、収穫は少なめなように感じます。
しかし、その猛暑の暑さでさつま芋そのものの味は上々に思えます。
寒さが増すごとに、焼き芋の甘さも増していくでしょう。

 皆様のご来店を、マックス他の従業員一同でお待ち申し上げます。
なお、ブログ「畑に吹く風」を見たと言われたお客さんには、焼き芋の増量サービス敢行(笑)。
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「黄金千貫」いや、「黄金百貫」かな

2012-09-23 05:55:16 | 

 雨が降っていて行動が起こせないのでもう一件アップ。
昨日は上の娘が手伝いに来てくれ、スベルべママ、マックスとでさつま芋掘り。

 農天市場の開店準備も兼ねての収穫ですから忙しい。
スベルべママはネギや葉物を収穫し、娘は「鳴門金時」そしてスベルべは「黄金千貫」を掘る。


 もう少し太くなっていて欲しかったけれども、芋本体はやや細身。
日照り続き、猛暑続きの影響でしょうね。


 雨が2、3日続いたとて、とても成長が挽回できるものではありません。
「努力が成功につながるとは限らない」を地で行ったような今年の寂しい収穫です。


 何時もは長く伸びて、手繰り寄せるのにも難渋する芋の蔓が、
今年なんて、簡単にするすると処理出来てしまう。


 マックスは一走りの運動ののちに朝寝を決め込む。
「おーい、マックス手伝ってよー」。 


 「うーん、トーちゃん何か言ったー?」なんて顔のマックス。
「芋掘りなんて子供の遊びー!」とは言わないけれど、最近芋掘りには手を出さないマックス。

 今年の夏はスイカもあまり食べなかったし、さつま芋もあまり食べようとはしない。
食全体も細くなっているように思え、マックスにも老いが足早に迫って来ているのかも知れません。
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秋の花が花盛りに(2終り)

2012-09-23 04:51:04 | 自然

 農天市場の周りを彩るのはコスモスだけではありません。
春から種を播き、育てた花々が一斉に花を付けています。


 花類は妻に管理をすべて任せていて、スベルべは名前も分からない。
花壇の手前から、こんな小さな花が沢山植え付けられている。


 ホウズキも、実が大きくなったら手芸の材料にと、
その名も「大実ホウズキ」を植えたのだったけれども、期待に反し切り花程度の大きさでした。


 これは、花と呼べるのかな。 


 「綿花」って言うくらいだから花かな。
綿の花が大きくなっています。紡いだらハンカチくらいは出来るのかなー。


 ん?これはコスモスでは無さそう。


 茄子のコンパニオンプランツとして植えて、残った苗は花壇に植え付けられている。
春からの苦労が、ひょっとしたら今一番の花盛りとなって楽しませてくれているのかも知れない。
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秋の花が花盛りに(1)

2012-09-22 04:37:19 | 自然

 35度を越える猛暑日が続いたことも嘘のように気温が下がった。
秋野菜のために待ち望んでいた涼しさだけれども、一週間、いや十日ほど遅すぎましたね。
でも、涼しさを感じたのか、農天市場では秋の花が咲き競い、コスモスも満開に近付く。


 友人が、コスモスを避けながら丁寧に草取りをしてくれたおかげで今年は特に量も多い。
農天市場のトレードマークと看板文字を隠すほどに咲き誇っています。
あ、建物の壁際には、水害の置き土産の流木が、焼き芋用の燃料用の薪として積んでありますよ。


 東京に住む三番目の姉の同級生が下さったコスモスの花だったけれども、
年を追うごとに増え続けて、色々な種類、色の花を見せてくれます。


 濃い色から、こんな風に淡いピンク色まで。
これが典型的なコスモスの色のようにも私には思えます。


 白のコスモスも、やはり清楚で綺麗です。
これからも、十日、いや、二週間以上は咲き続けてくれるのかな。

 さて、先週まで続いた暑さに「焼き芋」の釜の火入れを躊躇していたけれども、
今日こそ農天市場の店の前に釜を引き出し、火を入れますよ。


 今夏の猛烈な暑さと雨不足に、息も絶え絶えだったさつま芋でした。
収量は少なく、形も小ぶりなさつま芋がほとんどだけれども、味は甘くて美味しいですよ。
待望の「安納芋」も焼いて見ましょう。焼き方で糖度が増すと言うから楽しみですねー。
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