畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載163「鳥正」(その1)

2018-07-27 12:44:11 | 暮らし

      「鳥正」(その1)

  30年以上、それ以上の長い年月、長野県へと林檎の買い出しに通った。

あまり、家族で出かける時間も取れない我が家には待ち遠しい年間行事の一つでも有った。


 長い年月を通っているうちには、随分道路の事情も変わった。

未舗装で曲がりくねった道路は最初の頃は未舗装で、千曲川の脇など随分怖い思いで走ったものだった。


 目的の家に着き、林檎の買い付けを終えると、名残を惜しみつつも、お茶もそこそこに辞し、

途中のドライブインで昼食を取るのがこれも定例の喜び。


 国道117号線の飯山市から少し南方の、市街を外れた脇に有るそのドライブインは鳥料理の専門店で、

通い始めた昭和50年頃にはメニューにこそ無かったが持ち帰りの土産に「スズメ」さえ有り、驚かされたものだ。


 国道沿いのドライブインで、長距離のドライバーの客筋が多いのか、

とにかくボリュームたっぷりのメニューにも驚いたものだった。


 鳥専門店と言う事で、全てのメニューは鶏肉専門。カツ丼、カツカレー、

もつ焼き定食どんなメニューも主役は鶏肉なのだ。

 しかし、国道もバイパスの完成とともに移転し店の様子も大きくなり駐車場も随分広い場所になり様子が変わった。

                 (続く)

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レシピ本にスベルべ登場!(その1)

2018-07-27 04:18:41 | 食べ物

 

 「レシピ本進呈しましたっけ?」「いや、まだ見ていないよ」なんて会話から、レシピ本が郵送されてきた。

すっかり有名人になった感の強い「スズキチ」グループのオーナーシェフ「鈴木将」のレシピ本です。

 

  今や、後輩と言うよりも盟友と言った感も強くなった鈴木将君。

「越後の台所スズキチ」のオープン前から何回も来宅し、こんな感じで食べ物の話しを交わしていました。

 

  私たち夫婦の事を上手に表現して書いてくださっています。

スベルべ夫婦との出会いが無かったら、今のスタイルは出来上がらなかったと最大の賛辞。素直に嬉しい。

 

  我が家の食材が主かな。と、思うレシピも登場。

これは、さつま芋を使ったスープかな。

 

  我が家の野菜がどんなふうに使われているのかと、出荷しているお店はたいてい訪問します。

「スズキチ」グループのお店は、新規開店には必ず招待されていて、店員さんとも顔なじみです。

 

 でも、本当に驚くような野菜の使い方をされていて驚くことも多い。

長岡で一号店を開店し、斬新な野菜料理が受け、すぐに大型商業施設内に誘われて出店。

 そして、県庁所在地の新潟市にも出店を誘われ、相談されたっけ。

本人もご両親も心配されたが、新潟市の篤農家「宮尾」さんを紹介したりしてバックアップし、進出が決まった。

           (続く)

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山の砂漠に~♪

2018-07-26 04:48:27 | 

 「月の砂漠をはるばると~♪」って歌が出そうな畑の状態。

もう3週間も雨らしい雨は降っていないような気がします。ニンジンは蒔いたけれども芽はポツリポツリ。

 

  ネギの畝間を小型耕運機「コマメ」で草取りを兼ねて中耕。

株周りは手で草取りをしましたが、作業していても履物の地下足袋の底が焼けこげそうな感じ。

 

  写真が前後しちゃいましたが、株周りの草はこんな風。

中耕する前は、株間全体がこんな風に草で覆われていたのでした。

 

  取った草は一日置くと干からびてしまいます。

ただ、大きく根を張った雑草はしぶとくて固くしまった地面からの引き抜きは力が必要。

 

 「雑草マルチ」なんて言葉も有るけれど、ここまで日照りが続くと草が日よけの効果を生み出すことも。

ここは、手伝いが丁寧に雑草を引き抜いたら、枝豆の「湯上り娘」が枯れちゃいました。

 異常な熱さ、雨不足はいつまで続くのでしょうか。

期待を込めて週間天気予報を見るけれど、この一週間も傘のマークは有りません。

 (と、記事を作ったのは数日前。土、日曜日には台風の影響か傘のマークが出ました)

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災害復旧河川編

2018-07-25 13:09:02 | 暮らし

 昨年7月18日の線状雷雲、線状降水帯に襲われた災害は山の斜面から架線に及んで被害をもたらせた。

山の斜面の災害復旧と並行して、河川「大沢川」の復旧工事もたけなわ。ただし、工期はなんと来年の1月までです。

 

  建設重機のバックホウの能力はバケットの大きさ、容量で表される。

土木工事には多少の心得も有る(2級土木施工管理技士も持っていた)スベルべも驚きの大きさです。

 

  濁流は、大沢川の曲がり方に沿って左岸、右岸と破壊しながら流れた。

反対側の壊れていないコンクリート壁の下部をトンパックで土留めしながらの施行です。

 

  この辺りにはコンクリート製の橋が架かっていました。

それが、跡形も無く流失。しかし、橋を復旧するための橋台の工事は見当たらない。

 

  聞いた話によると、橋が登記されていず無いはずの橋だったとか。

不思議な話です。住民が独自に架けられる規模のコンクリート橋ではありませんでしたから。

 

 上流方の崩れた山の土質は「第三期魚沼層」と呼ばれる砂利が主体で崩れやすい。

そのために大雨の都度土砂が流れ下るので、この大きな沈砂池が設けられ、時々たまった土砂を搬出していた。

 昨年の洪水は、この沈砂池の護岸さえ破壊してしまった。

向こうにJR上越線が見えますが、その向こうも大きく壊れ、復旧工事が行われています。

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救世主「ウルトラ万次郎」!?

2018-07-25 04:21:38 | 野菜

 耕作放棄地の救世主、なんて宣伝コピーも付いていた「ウルトラ万次郎」です。

昨年12月に耕作者を失ってしまった、農道に面しては居るけれど三方を杉林、草藪に囲まれた山の畑に植えました。

 

 「ウルトラ万次郎」は、本樹と言うか、実のなる木と「受粉樹」が別なのです。

詳しい説明はされていないけれども、畑で一代交配「F1」を作ると言う事なのでしょうか。こちらが本樹です。

 

 そして、こちらが「受粉樹」です。

葉も心なしか本樹に比べたら、優しそうなたたずまいです。

 

 こちらが、「ウルトラ万次郎」本体の雌花です。

ツボミの下に生えている(付いている)4枚の羽根のような姿が怪しげです。

 

 こんなラグビーボール状の実が噂の「ウルトラ万次郎」です。(右下にカメラのストラップが入っちゃいました)

「粘質でクリのような味」と言う説明は、「ねっとりとホクホク」相反するような説明で不思議な話。

 そして、保存期間も通常のカボチャの2、3か月比べて長く、1年も持つという。

出来て見なければ、食べて見なければ分からないことだらけ。不思議な国のカボチャです。

 

 そして、こちらが受粉樹に着いた実です。

こんな形のカボチャも存在して、種子が膨らんだ部分にしか無くて細い部分は種子も無くポタージュに最適でした。

 不思議なことだらけ。だから「ウルトラ万次郎」って言うのかなー。

一株で最大100個も結実するという説明ですが、一番果、二番果はカラスが味見をしたから98個になったかな(笑)。

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