ルイス・コリック著「炎のメモリアル」竹書房文庫

ジャック・モリソンは少年の頃　夜の街にサイレンが響くたび　心の中で祈った

どうか　この家まで火がやってきませんように　大切なお母さんの命を奪っていきませんように


長じて消防士となり｛人の命を救うことこそ　天職なんだ｝その信念のもと　危険な現場や炎に怯むことなく立ち向かっていく


地上２０階　ハミルトン穀物倉庫は古く大きな建物だった

その窓という窓から　夜を覆い尽くすような炎が噴出している

最後の一人を救出したジャックを　強烈な爆風と炎が襲う

爆発と崩壊を繰り返す建物の中で　彼は現在までの日々を思い返す
そして・・・


映画では　この勇敢なジャック役を　ホアキン・フェニックスが演じています
あとがきによれば　彼は　ボルティモア消防アカデミーに入学し　高所恐怖症を克服して　映画での危険なシーンも　スタントなしでこなしたとか
ホアキンを支え導くマイク・ケネディ役には　ジョン・トラボルタ

ホアキンと言えば　あの「グラディエーター」(ラッセル・クロウ主演)の　陰険バカ皇帝が印象に強い(笑)のですが　
今回は　主演で　しかもいい人の役なのですよね