夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

赤川次郎著「疫病神も神のうち」集英社

2007-09-06 14:17:33 | 本と雑誌

赤川次郎著「疫病神も神のうち」集英社
赤川次郎著「疫病神も神のうち」集英社
赤川次郎著「疫病神も神のうち」集英社
怪異名所巡り 4

霊感バスガイド 町田藍
彼女は又しても事件に巻き込まれてしまいます
困ってる相手はほうっておけない
生きていようと死んでいようと
涙もろくておせっかい
数年前の深夜に菊川怜さん主役でドラマ化されております

コンビニの鏡に浮かぶ少女の正体は?逮捕される藍「嘘つきは英雄のはじまり」

その女の周囲の人間は皆災厄に見舞われる
藍は救えるだろうか「疫病神も神のうち」

死んでからもわが子はいとしいもの
だから幽霊になったまま―「哀しいほどに愛おしく」

元・同級生に再会した男は 妻ある身でありながら―薄情と裏切りには{報い}ありて「誘惑の甘き香り」

すずめバスいよいよ倒産間違ないなし!そこへ現われた謎の大富豪 会社再建の条件とは?
藍は狙われていた「メサイア来たりて」―金を出す―と続けたいような題です

読みやすいですよ


澤田ふじ子著「奇妙な刺客」中公文庫

2007-09-06 11:32:40 | 本と雑誌

澤田ふじ子著「奇妙な刺客」中公文庫
澤田ふじ子著「奇妙な刺客」中公文庫
祇園社神灯事件簿・1
父の正妻からの刺客を逆に盲目にし かつ生き延びた頼助は 祇園社の神灯目付け役につき その役目中や町で見聞した事件に関わっていく
若いゆえ まだ人間的な深みは足りぬが

物語の中で もともと吉岡道場の兄弟は たいして強くなかったのに 宮本武蔵の売名に利用された―という記述がある
昔のことゆえ 真偽の確かめようはないけれど 京の人の東への負けず嫌い(ほんまやったら京が一番)などに稚気めいたものすら感じられるようで 面白かったです

「八坂の狐」賽銭を盗みにきた子供が知らせた人さらいの企み 頼助が 悪を斬り 母子の身がたちゆくように情をかける

「おけらの火」真面目に働き暖簾分けも近い男の抱える苦悩とは―ケチで陰湿な男達に追い詰められ 遂に・・・

「花籠の絵」優れたゆえに兄弟子達の妬みをかい命すら狙われる男頼助達は彼を救うべく動くのだ

「奇妙な刺客」屏風の絵が消えていく―という
頼助は寺で奇妙な男に出会い ずっと気にかかるのだ
その男は―