夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

「FINAL CUT」上 (扶桑社)

2018-03-22 21:59:19 | 本と雑誌
FINAL CUT(上) (扶桑社文庫)
金子 ありさ(脚本),大久保 ともみ(ノベライズ)
扶桑社


脚本 金子ありさ
ノベライズ 大久保ともみ











亀梨和也さん主演のテビドラマの小説化

幼女を殺した容疑者 犯人扱いされマスコミに追い回されてー誰にも信じてもらえないー
絶望し手首を切って死んだ母親

その息子は母親を追い詰めた連中への復讐と真犯人を見つけることに執念を燃やす

「これが あなたのファイナルカットです」

だがー真犯人と思われる男の妹に心惹かれていきー



テレビドラマの最終回は すっきり綺麗に終わった
そう いい最終回でした

今井雅子著「嘘八百」 (PARCO出版)

2018-03-22 14:11:57 | 本と雑誌
嘘八百
今井 雅子
パルコ


古美術商・獺
全国どこでも出張買取
地方の蔵に眠る骨董を仕入れて売る「うぶ出し屋」が生業の小池則夫
かつては自分の店があったのだ
しかし騙されてカモになりー店も妻子も失った

20年前のことだ 贋物をつかまされて
真贋 見抜けなかった
そして失った四千万円 茶碗一つで


ひょんなことから立ち寄ったある家の蔵で 今度はニセモノに百万円の金を出した則夫

さらに自分を騙した男が20年前 あの茶碗を作った男だと知る

野田佐輔ー茶碗を焼く男
才能はあったのに贋物つくりで昔あった輝きも失いうらぶれている


奇妙なことに則夫の娘と佐輔の息子が意気投合 恋仲になる


則夫は佐輔と組んで 自分達を利用し騙した男へ一泡ふかせようと思いつくのだ


佐輔を利用した形となり 過去悪事に加担してことで心が咎めているTV出演もする鑑定家


騙されるもんが悪いんやーとがめつく汚く生きてきた男



佐輔が本来の焼き物への情熱を取り戻し 則夫も何かを取り戻す
そうして出来上がる作品



首尾よく運んだあと

則夫は佐輔にこう言う
「利休の茶碗はもういい あんたの茶碗を売るんだ」

佐輔の作品「大海原」を手に取り こうも言う
「いい面構えをしているじゃないか 四百年またなくたって いい器だ」




映画も面白そうですが 本も面白いです

この映画の宣伝番組を観たのですが 出演者が楽しんで演じられているように見えました


詳しく情報あるサイトさんです↓

http://blog.imalive7799.com/entry/Uso-800-201801