夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

観たものから

2024-06-26 08:06:23 | 映画

「誘拐の掟」〈2014年 アメリカ映画 主演リーアム・ニーソン〉

原作はローレンス・ブロックの小説 マット・スカダーシリーズ「獣たちの墓」

 

刑事時代に犯人との撃ちあいで 自分が撃った弾丸が少女の目に当たり死なせてしまった

自責の念から警察を辞職し いまはしがない探偵のマット・スカダー

彼は知り合いとなったピーターから弟ケニーの相談に乗ってくれーと

 

ケニーの妻は誘拐され ケニーが多額の身代金を支払ったにもかかわらず殺されていた

ケニーは妻の復讐を考えている

 

調べると誘拐犯たちは 複数の女性を殺している

TJなる少年は探偵の助手になりたいと マットを尾行したりもする

孤独なマット

孤独なTJ

自宅から拉致された少女

その父親からマットは依頼を受ける

少女を傷つけさせないために殺させないために犯人と駆け引きするマット

 

犯人は男二人

少女の手は既に犯人によって傷つけられていたが 無事に父親の許へ

 

この時の銃撃戦でピーターが撃たれて死ぬ

弟のケニーに看取られて

 

去る犯人たちの車に隠れて乗っていたTJからの連絡で犯人たちの居る家が分かり

マットとケニーは犯人と対決

犯人の一人はマットらとの撃ちあいで手負いになった仲間を殺し

平然と食事していた

 

取り押さえ拘束したマットはどうするかはケニーに選ばせ

まずは病気もあるTJを マットの暮らす場所へ帰らせる

 

再び犯人の居る家へマットが戻ると・・・

逆にケニーが犯人によって無残な殺され方をしていた

犯人との対決 殺す

 

現場はパトカーも駆け付け 大騒ぎ

そのなか 独りマットは電車に乗り 帰宅する

 

眠っているTJ

その寝顔を見て またTJの描いていた絵を見て ふっと力の抜けた表情になり

マットもまた眠るのだった

 

色々とね その時代だからこその問題面も描かれ

孤独な者たちが それぞれ陥ってしまったもの

アルコール・薬

でもそういう「問題」がなければ まっとうに普通に生きられた人間ではないのか

ーとか ーとかね

色々と考えさせるものも含んでいますし マットの言葉に出さない優しさや 心の奥のあったかいところ

言葉に出さないモノを 感じさせるリーアム・ニーソンさんの演技でした

 

 

 

「アイスロード」〈2021年 アメリカ映画 主演リーアム・ニーソン〉

カナダ北部のカトカ鉱山でガス爆発

そして鉱山技師の26人が閉じ込められてしまいました

何故か警報装置の電源が切られていたのです

救助に必要な品〈坑口装置「ウェルヘッド」〉は空路では運べない

となると陸路ですが 凍結した湖面の上を走ることになるのです

これはとても危険な道

運転技術を要します

経験豊富なジム・ゴールデンロッド〈ローレンス・フィッシュバーグ〉は3台のトラックで 誰かの車が無事に到着すればー

と運転手を選んで出発

自身の出自からデモ協力の荷物を運ぶためにトラックを無断使用し とがめられてクビになっていた 腕は確かなタントゥー〈アンバー・ミッドサンダー〉

 

イラク戦争でPTSDとなり失語症となって職場の人間からいじめられる弟のガーティを庇い 気性の激しさもあって職場を転々としてきたマイク〈リーアム・ニーソン〉

ガーティはとても腕のいい技術ある整備士

マイクは腕も確かな運転手

兄弟で良い組みあわせで この設定も後々生きてきます

治療の為にガーティを説得して連れていった病院の医師は 薬漬けの治療方法を選ぼうとしていて マイクは病院からガーティを連れ出します

ガーティは大型トラック〈めっちゃ高額〉のカタログを持っていて 買ったらトラックトラックトラックって名前をつける・・・なんて夢も持っていました

仕事も安定しないマイクは それどころじゃあないのですけれどね

鉱山の人々を救うことができれば 無事に杭口装置を届けることができれば 高額報酬を手にできて この夢が実現できます

 

ガーティはいつも自分を案じる兄が ぴかぴかのトラックを運転するところを見たいーなんて思っていたのかも

それで かなり危険ではありますが 高額な仕事であるアイスロードの運転手に選ばれたマイクとガーティ

ところがタントゥーの車に同乗してきた保険会社の担当と名乗るトム・バルネイ〈ベンジャミン・ウォーカー〉がとんでもない奴でした

彼はこの救助の為の輸送計画を頓挫させること

閉じこめられている26名を死なせること

それが目的だったのです

バルネィによってイジられていたジムのトラックがおかしくなり マイクたちはトラックをつないで 引いていこうとするのですが

氷に亀裂が走り 足にワイヤーはさまったジムごと トラックは沈んでいき 

他のトラックまで道連れになってはいいけないと ジムは 傍にいたタントゥに切るように言って

沈んでいってしまいました

 

バルネィはタントゥが怪しいと言い立て

マイクは 用心のために彼女を拘束し バルネィが彼女が運転していたトラックの運転を

 

バルネィによって幾度も襲い掛かる危難

湖面凍結道路「アイスロード」は 大型トラックと輸送される品の重みに耐えかねて 

ひび割れ湖底へと呑み込もうとし

トラックが落ちることを阻止し 運転するタントウ救うためにガーティは命を落としました

タントゥも負傷します

しつこく襲い掛かってくるバルネイ一味

30時間内に道具が届かなければ 閉じこめられた26人は死んでしまう

カトカ鉱山の運営責任者のシックル〈マット・マッコイ〉は 自身の指示で警報装置を切らせていたことがバレないように

バルネイらを雇い 危険な任務についた大型トラックの運転手たちを襲わせていたのです

 

もう みんな死んでしまったかー諦めムード漂う中にやってきた大型トラック

大急ぎでの救出作業・・・・・

みんな生きていました

 

それからー

亡きジムの後継として仕事しているタントゥ

ガーティが買おうよと言っていた大型トラックを運転し現れたマイク

そのトラックには トラックトラックトラックとありました

運転席の前にはガーティが可愛がっていたネズミもいます

〈ネズミさん タントゥを殺そうとしていたバルネィ氏に嚙みついたりしてくれてね〉

 

 

ジム・ゴールデンロッド役のローレンス・フィッシュバーン氏が 割と早くにあっさりお亡くなりになって 

え?もういなくなりますーって感じでした

仕事に命を懸ける責任感ある頼れるお方ーって佇まいでしたので

とにかくバルネィ氏 しつこかった

「お前はターミネーターか!〈悪役側の・笑〉って思いましたもん

教訓・悪者さんには早く手堅くしっかりとどめをさしておこう・爆

 

 

「運び屋」〈2018年 アメリカ映画 クリント・イーストウッド主演〉

80代で 麻薬の運び屋となったレオ・シャープ氏〈第二次世界大戦の退役軍人〉

園芸家 デイリリーの栽培家として知られる

92歳にて死去

運び屋としてエルタタ 〈スペイン語でおじいさんの意味〉と呼ばれたとか

 

レオ・シャープ氏についての記事があり

 

この実話に基づき脚本が書かれました

 

 

離婚して娘とは ずうっとまともに話してもらえないアール〈クリント・イーストウッド〉

娘アイリスを演じるのは クリント・イーストウッドの実の娘のアリソン・イーストウッドさん

 

孫娘のジニー〈タイッサ・ファミーガ〉だけが祖父を優しく温かく迎え入れます

職も家も失くしているアールは 教えられた荷物を運ぶだけの仕事を引き受ける

無事故無違反のアール

道路にも詳しい

この仕事を繰り返すと その報酬で 家を取り戻し 常連だった店が火事で店じまいするしかーという折にも救うことができた

アールの仕事ぶりを気に入ってくれていた麻薬カルテルのボスのラトン〈アンディ・ガルシア〉が殺されて

組織のボスが変わり

このボスの俺の思うとおりに動け・・・などと アールの仕事での気ままぶりも赦されない厳しいものに

 

一方 この組織を追うコリン・ベイツ〈ブラッドリー・クーパー〉捜査官は 組織の一味の一人からの情報で 組織の荷物を運ぶエルタタ・・・アールに迫りつつあった

 

荷物を運ぶ途中のアールに孫娘のジニーから電話が

アールの妻が重病でほぼ危篤状態なのだと

途中で仕事をやめたら 命の危険もあると知りつつ アールは別れた妻メアリー〈ダイアン・ウィースト〉のもとへ

最期まで看取り 穏やかな時間を過ごしたアール

これまで不仲だった娘も言った 

また訪ねてきてほしいーと

 

 

これまで勝手な生き方をしてきて 遂には家族から見放され

それも当然だと思い生きてきたアール

 

だが行方を消して一週間のアール

この身勝手をボスは許そうとしないが

これまでのアールとの付き合いで 他の人間たちはアールを殺させまいと庇う

 

そして遂にベイツ捜査官は エルタタと呼ばれる運び屋アールを捕まえる

少し前に コーヒーを注文に店に入ったアールとベイツ捜査官は言葉を交わしたことがあった

記念日を忘れてしまったらしいベイツ捜査官に アールの助言は 家族を大切にしろーだった

ベイツ捜査官が記念日を忘れてしまったのは 自分を追いかけていたからだーと気づくアール

アールの裁判には娘夫婦と孫娘・・・家族もかけつけている

弁護士の言葉を遮り 罪をすべて認め 服役するアール

娘は「会いにいくわ」

 

刑務所でアールは 穏やかな笑顔でデイリリーの花を育てている

 

ここでだったかしら

音楽が流れるのですが その音楽が映画に余韻を与えていて 映画作りうまいなーと感じました

ローレンス・フイッシュバーン氏が ベイツ捜査官の上司として出演しています

こちらの映画でも 場面はちょこちょこ出演〈笑〉

あちこちの映画によく出演なさっておられるなと

 

ちなみに私が観たBSテレ東版では クリント・イーストウッドの吹き替えを俳優の伊武雅刀さんがなさっていて

聞いて違和感なくて 吹き替えもお上手なのだなと感心いたしました

 

昭和世代にはクリント・イーストウッドの吹き替えといえば故・山田康雄さんというイメージでしたから

 

 

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