高樹治郎と田岡総司の諍いは 遂に孫世代となる
治郎をジジイと呼ぶ孫息子の健介
学生時代はアメリカンフットボールの選手で堂々たる体格の持ち主
健介は記者となり 祖父や父と同じく新潟に配属された
彼は田岡稔の不倫現場をおさえる
総司の後を継ぎ代議士となった稔は選挙の苦戦が噂されていた
側近が次々と辞めていき パワハラの噂もある
稔の娘の愛海は地元のTV局の記者 県警担当で健介とも顔見知りだ
それぞれに家族から両家の因縁を聞かされている
健介と愛海 ふとしたことから交流が始まった二人は恋に落ちてしまった
家に家族に忠実であろうとすれば 喪う恋
捨て去るしかない想い
しかし・・・・・
思い余って健介は信頼できる人間に相談
健介と愛海の選んだ答えは・・・
老いたる総司と治郎は 新潟で再会
理想 正義 野望
拘泥しすぎて巻き込んでしまった人々
もしやその未来を変えてしまったこともあっただろう
解説はミステリ評論家の荒岸来穂さん
昭和から令和
世の中で大きく変わったのはパソコン インターネットの存在だと思います
X〈旧ツイッター〉などによって個人が自身の意見や感想 言葉を発信できること
それによる弊害もありますが
ただ自由の名のもとに 美しく守られてきたものを破壊するだけ・・・・・
伝統を踏みにじるやりかたは 正しくない
どれほど時代が変わっても 生きる人間の本質は変わらないのだから
なんてね 思ったりします
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ごめんなさい