弘化元年三月五日 明石藩江戸家老 間宮図書(内野聖陽)が切腹する
「うえさまには 穏便にはからうようにー」とのことで明石藩には何のお咎めも無い
しかしながら老中土井大炊頭(平幹二郎)は 屋敷に島田新左衛門(役所広司)を呼び寄せる
土井「夜分 呼び出してすまん」
斉韶(なりつぐ)(稲垣吾郎)のことをどう思うか尋ねる
新左「由緒ある松平には ふさわしからぬお方」
老中になったらなんとするという土井に
新左「あのお方に天下の政(まつりごと)を任せるとおおせられますか」
土井 新左衛門に「引きあわせたき者がいる」
それは木曽上松陣屋の牧野靭負(松本幸四郎)
昨年の参勤交代の折 尾張藩にて斉韶は一泊した
靭負には息子の采女(斉藤工)がおり まだ新妻の千世(ちせ)(谷村美月)と仲睦まじく暮らしていた
彼らは幸せな家族であったのだ
廊下に控える千世に目をつけた斉韶は 彼女の頭持ちずるずるとひっぱって部屋へ連れ込む
采女が姿の見えぬ妻を案じ探すと しどけなく横になった斉韶 乱暴され乱れた姿の千世
ぬけぬけと斉韶は言う「山さるよの ひっかくばかりで面白うない」
采女に「お前もサルか」
采女を斬る スイカを割るように 薪を割るように 繰り返し斬り殺しておいて
「山ザルの骨は堅いのう」
その夜のうちに千世も自害したのだという
牧野靭負は「生き証人として無駄な命をながらえております」
土井「天下の仕置きをつかさどる老中でもできることとできぬことがある
(うえさまに逆らうことは 表だっては)老中のわしにはできんのだよ」
新左「手前にはできることがあるとー」
土井「間宮図書が腹を切ってから三日 考えに考えた結果 そのほうに思い定めた」
土井はこうも言う「明石藩は そもそも豊かな土地柄 それがー」
年貢はとられほうだい 生活の苦しさなどから百姓一揆が起きた
と百姓一揆の首謀者の娘は
両肘から先 両膝から下を斬りおとされ 慰み者として連れてこられたあと 飽きたと見えて捨てられていた
土井「災いは万民に及ぶのだ」
新左衛門 無残な状態の娘を見る
新左「親兄弟は?」
女は口に筆を加え 紙に答えを書く
舌も抜かれ話すことができないのだ
紙には女が流した血の涙で染まっている そこには「みなごろし」と書いてあった
着物をはがれた女(茂手木桜子)の全身は余りに 余りにむごく・・・・
新左「面白いものでございますな 拙者この太平の世に侍として良き死に場所を求めておりました これ手の震えがおさまりませぬ
何 武者震いでございますよ 望むように見事成し遂げましょう」
土井「これより役職を解く」
一方明石藩江戸屋敷では 間宮一族が皆殺しにされようとしていた
斉韶が弓矢を持っている
その矢に射られた男女 子供は縛られている
「土井大炊め たかが老中のくせに世迷い言を」
家老 鬼頭半兵衛(市村正親)の制止もきかず 弓矢でとどめをさしていく
「武士とは何か 半兵衛 図書のように主(あるじ)をないがしろにする下郎が出てくる
あるじの為に死ぬのが侍の道 道筋は守らねばならぬなぁ 半兵衛」
続けて「この首 一度刎ねられてみたいものよ 徳川の世もそう長くはないな半兵衛」
鬼頭「殿 滅多なことを」
斉韶「余が老中になるのだぞ」
鬼頭は思っている「このままでは済まぬだろう」
出口源四郎(阿部道之介)に言いつける「(土井の)この三日間で招かれた者の名を調べよ」
結果 尾張家家来 牧野靭負と 島田新左衛門の名前が出てくる
新左衛門とは同じ道場で競った仲であった
「負けぬ男だ 最後には少しの差で勝つ そういう男だ」
島田新左衛門は斉韶を暗殺する仲間を集めていた
新左衛門の家に居候している食客の浪人・平山九十郎(伊原剛志)
彼は言う「いつの日かこの人に身を捨てて報いる時が来ると思えばこそ この覚悟が役に立たぬとあっては十年来の恩を恨むしかありません」
場所は新左衛門の敷地内の道場
そこへ御徒目付組頭・倉永左平太(松方弘樹)が現れ 更に五名を紹介する
三橋軍次郎(沢村一樹)
樋口源内(石垣佑磨)
堀井弥八(近藤公園)
日置八十吉(高岡蒼甫)
大竹茂助(六角精児)
近い参勤交代で明石藩へ入る前を狙うことにする
新左「命を惜しんだ方が負けだ
今よりは新左が預かった命 使い捨てに致す」
その帰り道で 一人が明石藩の武士達に襲われるが 平山が相手を一刀のもとに斬り伏せ事なきを得る
明石藩側では鬼頭が「これほどの使い手をー これではっきりした」と死んだ藩士を見て 参勤交代の準備に気合が入る なんとしても殿様を守らねば
斉韶は将軍の弟 むざむざ殺されるわけにはいかないのだ
新左衛門の甥・新六郎は賭場で勝った金で芸者遊びをしている
そこへ新左衛門が訪ねてきた
二人差し向かいで飲みながら
新左「わが甥ながら 天晴れな極道者だ」
新六「侍はガラじゃないんです」
新左「お艶(吹石一恵)は元気か」
新六「なかなか追い出してくれません
お目付けは忙しいのでは」
新左「大博打を打っているところよ ありったけはるのさ」
新六「勝ったら どうなります」
新左「そのうち誰か感謝してくれるかも」
そして新六郎に言う「わしの博打のほうが断然面白い」
新六郎は帰り道 賭場で居合わせた男達に勝った金目当てで襲われる
簡単に撃退し 命乞いする相手に金を与える
芸者のお艶 帰ってきて「新さん 新さん いるんでしょ」
考えに沈んでいた新六郎「しばらく留守にする」
艶「いつ いつ帰ってきてくださるの」
新六「すぐ戻るさ もし遅ければ盆に帰ってくる 迎え火をたいて待っていてくれ」
九十郎のただ一人の門人・小倉庄次郎(窪田正孝)も仲間に加わる
「剣に生きる志を立てて世のために使うときを待ちわびておりました」
佐原平蔵(古田新太)も「ケチな素浪人ですが槍には少々自信がある 一つご相談が 200両 即金でいただきたい
不義理や借財 苦労して死んだ女房の墓に 自分の身支度とできなかった贅沢に使いたい」
更には新六郎も「おじご 俺もその大博打にのってみたくなった
本気の博打にはるものは 一つしかございません」
足軽の石塚利平(波岡一喜)も入れて
新左「これで十二名だ」
彼らは道場で激しい稽古を始める
「戦(いくさ)に卑怯も武士道もない 己が命を失おうと相手を五体満足にしておくな」
火薬の扱いの練習をする者二名
明石藩では鬼頭が「足手まといを連れていくわけにはいかん!」と精鋭を絞っていた
新左衛門達は作戦を練る
そんな時 鬼頭が訪ねてきた
鬼頭「会えてよかった」
彼は言う
「昔からわしは家柄の良い旗本衆がうらやましくてな」
出世の早さが違うこと 新左衛門に追いつこう追い抜こうとしてきたことを話す
「その千石が かかるはめになる おぬしとは 悪いめぐりあわせだな」
新左「それが 侍というものだ」
新左も言う「天下万民のため なずべきことをするまでだ」
鬼頭「侍のするべきことはただひとつ 主君に仕えることではないのか」
二人の考え思いは 立場が違うゆえ食い違う
互いに理解し友情を感じながらも ままならぬ
新左「また会おう」
鬼頭「しかと」
次出会う時は命のやり取り どちらかが もしくはどちらも死ぬのだ
友人として出会える最後
江戸から明石へと 参勤交代で明石藩の一行は出発する
新左「待たせたな 腹が決まった」
まず明石藩と諍いある尾張藩には領内通行お断りを出してもらう
これには倉永に牧野に掛け合ってもらう
そうして彼らが待つ宿場へおびき寄せるのだ
落合宿へ
新左「一点勝負 我らに天運あれば 賽の目は」
三橋は「宿場ごと買い取れ」と命じられ 答えて
「手前一世一代の買い物 」覚悟を決めた表情は楽しげですらある「堀井を連れていきます」と
演じる沢村一樹さんは マトモにすれば目元も涼しく凛々しいいい男 似合います
残りも馬で旅立ちます 明石藩の一行より先に落合へ着くのだ
しかし立ち寄った宿場で むさくるしい浪人の一団に「島田新左衛門か」と確かめられ 最初の斬りあいに
明石藩に金で雇われた寄せ集め 余り強くはありません
この戦いは むしろ新左衛門側に良い経験を積ませることとなります
若い武士達は道場で腕がたっても 本当に人を斬った経験はありませんから
このことから新左衛門は 重なる襲撃で怪我をしてはつまらない 大事の前だ
と 山道を歩いて進みます
蛭に血を吸われたりと 道無き道を進むのですから大変です
山篭りの修行をしたことがある平山は「山は人に恵みをくれますが その本性は恐ろしいものです」と教えます
彼らは「わしらは もう何処の誰でもない」そんな感想をもらします
宿場の買取に当たる三橋ですが 相手の三州屋徳兵衛(岸部一徳)が「村の者が納得するだけのー」と渋ってみせれば
三島「手付けだが まだ足りぬか」と現ナマぶつけで快勝♪
山を進む一行は ぶらさげられている男に遭遇 彼らはちょうど道に迷ったのではと不安になっているところでした
新六郎はつられている紐を切り離します
木賀小弥太(伊勢谷友介)と名乗る男はーこれでも侍の血筋だ 落ち武者の子孫だと言います「山の者じゃ 山賊なんかじゃねえ
仲間はもういねえ」
彼は無類の女好き 精力絶倫 頭(かしら)の女ウパシ(吹石一恵 二役です)に手を出して追放されたのでした
小弥太「侍が山で何してる」
一行が道に迷っているらしいことを知ると「何か食い物を持っているか 俺が案内してやろう」
身軽くウサギをとったり 妙になつっこく憎めない男です
一応つるされているのを助けられたことになり 野育ちですが義理堅くもあるのでしょう
さて明石の参勤交代の一行は 尾張藩の領内通行お断りの立て札に遭遇していました
勿論癇症でわがまま駄々っ子の斉韶 素直には引き下がりません
籠から降りて橋の上を歩いていきます
「尾張が御三家なら この斉韶は将軍の子ぞ 」
そして立ちふさがる牧野の名前を尋ねます
牧野と知ると
「親ザルの骨も堅いかな」と斬ろうとしますが 鉄砲隊が前に出て阻み 「ここはわれらにお任せを」と 鬼頭らが斉韶を庇います
そんな鬼頭を斉韶はー尾張藩を避けて通ることで「そのほう あるじを物笑いの種にしても 死を惜しむか」
明石の一行は去っていき 牧野靭負は島田新左衛門に累がかかってはーと 見事に切腹し果てます
跡継ぎ息子を殺され 彼もまた死に場所を求めていたのかもしれません
尾張藩を通さないことで一矢報い満足のうちに死ねたでしょう
小弥太の案内で新左衛門達はやっと道に出ることができます
小弥太「これをまっすぐ行けば 落合宿だ」
早く着けたことの礼を言い金を渡そうとする新左衛門ですが 小弥太は受け取りません
「俺を連れて行ってくれないか いくさ 面白そうだ」
落合宿に着いた彼らは 三州屋徳兵衛の挨拶を歓迎を受けます「よければ女もおります」
小弥太は「いいのがいるか」
他の者達は大事の前ゆえ そういう気はやれません
宿場に仕掛けをめぐらす一行
夜 新六郎は小弥太に声をかけます「山が恋しいか」
小弥太「ウパシが恋しいだけだ」
新六郎はそんな小弥太に言います「これは われらの戦いだ お前は逃げろ いいな」
しかし小弥太は そんな新六郎の思いやりが逆に嫌です「侍がそんなに偉いのかよ」
そうして彼は有り余る精力を発散しようとします 何しろ元気な男なのですから
徳兵衛が用意した女では足りません
小弥太の相手した女達は半分死にかけています
それでも まだ堂々とした小弥太の持ち物に見ほれる徳兵衛をじっと見る小弥太
はい 決戦の前の爆笑シーンと言いますか
徳兵衛さんバックで小弥太さんに抱いてもらって 実にいろっぽい・・・場面がございます
さすが役者さん 岸部一徳さん どんな役もこなされます
怪演です
さてさて島田新左衛門達は待ちうけますが なかなか明石の一行は現れず
もしや他の道を行ったのかと 焦りも出てきます 他の宿場では 動いたほうがいいのではないかと
すると釣り好き新左衛門は言うのです「釣りの極意を知っているか
待って釣り上げる それだけだ」
そうして とうとう明石藩の行列がやってまいります
彼らは200に増えていました
鬼頭は決戦に備えて人集めをしていたのです
実に13対200
刺客達に勝てないと諦めムードも漂いますが 新左衛門は こう言い放ちます
「針にかかった魚は大きければ大きいほどよいわ
13人 命を捨て大事を成し遂げる時が来た 覚悟はよいな」
明石の一行が近づく馬蹄の音も聞こえているでしょう
「よオ~し 各自配置につけぇ」
明石の一行がいよいよ宿場に入ってきます 二騎 様子見の偵察に入り 異常なしと判断 続いて入ってきますが 鬼頭は 刺してある刀に目を留め「罠だ」と気づき引き返そうとします
彼らを分散する障害物が落ちてきました
宿場から出ていこうとした人間達も橋が落とされ人馬もろとも
高い場所から弓矢で右往左往する明石の武士達を射殺して数を減らしていきます
火をつけた牛の暴走やら
あれこれで200を130あたりまで減らすことができました
槍に自信ある佐原は言います「200(両)では安すぎましたな」
よし ここからは小細工なしだーと新左衛門
鬼頭「命に代えても殿を守るのだ」
手足を斬り落とされ舌を抜かれ 口に筆咥え女が書いた「みなごろし」の紙を新左衛門は掲げます
新左衛門「斬って斬って 斬り抜けぇ」
13人は助け合いながらよく戦うのですが 疲労もし血みどろになっていくのです
小さな切り傷は全身にわたりー 樋口を助けに入り気遣う笑顔を見せる日置ですが
次の瞬間 背後から刺されます
樋口は高岡蒼甫さんが演じておりますが よく似合います
とかくの噂もありますが いい俳優さんだと思います
人生は長いからがんばって欲しいです
山での蛭のときのやり取りと言い 日置と石垣佑磨さん演じる樋口源内とは仲が良い設定だったのでしょう
一人ずつ力尽きて 死んでいくのです
松方弘樹演じる倉永は声をかけます「日置 よく戦ってくれた それでこそ侍だ」
松方弘樹さんは東映の黄金時代からの俳優さん きちんと時代劇できる方です
斬りあいの場面でも実に動きが 実年齢に比べ若いです
若い俳優さんよりも迫力あり 本当にさすがです
石塚は大竹に「われらの大願成就しかと頼んだ」そう言って死んでいきます
敵に斬られた無数の傷からの失血死と疲労からの死ー
そんな中 自分のために大勢の人間が死んでいるのに斉韶は
「半兵衛 いくさの世とは このようなものであったかの」
半「おそらくは」
斉「余が老中になったあかつきには 再びいくさの世をあらしめることにしようぞ」
半兵衛よく「こいつう~~~」とならないなって思います
小弥太も半兵衛に迫ります「役立たずはいくら集まっても役立たずだな」
だが小弥太は斉韶に小太刀を首に投げられます
そして半兵衛かに胴を斬られて倒れます
目は見開いてるし死んだって思いますよね
強い強い平山も弟子の小倉と組んで戦っておりましたが 小倉も血まみれぼろぼろになって倒れ平山は使える刀が無くなりしまいにゃ石で相手の頭叩いて殺します
で力尽きて倒れます
そんな風に 死んでいくのです 一人ひとり
ここを抜ければわれらの勝ち 斉韶守る半兵衛と生き残りの家来二人
しかし新左衛門と新六郎が立ちはだかります 二人ともぼろぼろですが 新左衛門のほうが 心なしか よりぼろぼろです
遂に新左衛門と半兵衛の一騎打ちです
半「この命に代えても殿をお守りしてみせる」
新左「ほしい 身命賭して
あの殿が老中に居座ることで民草にどれだけの被害がー
それがわからぬか」
それほどまでして斉韶の命が欲しいのかと問う半兵衛に新左衛門は答えます
非道に死んでいった人々のためにも そのために命を賭けて このことに取り組んだのだと
半「わしを殺していけ」
新左「そうさせていただこう」
そんな二人を見た斉韶の感想「一騎打ちとは 風流じゃのう」
二人の勝負は互角でしたが 新左衛門が平山の教えを受けた戦法をとり蹴りを使ったことで
不意をつかれ斬られた半兵衛は倒れます
新左「先に行っていてくれ すぐ追いかける」
その言葉のあと 半兵衛の首を刎ねます
斉韶「風流かと思えば なんと卑怯な剣法ぞ 気に入った」
彼は半兵衛の首を蹴り飛ばします
新左「主君のために命を賭けた家臣の首を お蹴りなされるか」
斉「蹴りたかったら 余の首も蹴るがよい」
生き残りの二人の家来 同時に斬りかかってまいります
それを新左衛門を庇うように 新六郎が前に出て一人は一瞬で斬り伏せ あと一人と斬り合います
その間も斉韶と新左衛門のやりとりは続きます
新左「お命頂戴つかまつる」
斉「万民はその下僕として生きるしかない」
新左「下僕が下僕として歯向かうこともある
所詮 飾り物 おとなしく飾られておればよいものを」
斉「下郎めっ これでも飾りと申すか」
新左衛門を刺すが 新左衛門も斉韶を刺す はるかに深く強く
斉「死ぬのか こわいこわい こわい こわい こわい」
泥の中に倒れ転がる
新左衛門 最後の一人を倒した新六郎に支えられながら立っている
ゆらりと斉韶に近づいていき「覚悟なされい」
斉「島田とやら礼を言うぞ 今まで生きてきて今日という日が一番楽しかった」
新左衛門は斉韶の首を刎ねた そのまま地面に仰向けに倒れる
「終わった 大博打に勝ったな
侍とは本当に面倒なものよ お前は 好きにー」
そう言って新左衛門も息絶えた
生き残った者は新六郎一人ーかと思えば「おおい」とわりかしのんきな呼び声
呆れたように相手を見て新六郎「お前 不死身か」
小弥太はしれっとして言う「こんな傷 猪や熊に比べたら」
よく少女漫画や小説で異様に回復が早いキャラが出てまいりますがー
きっと特異体質なのね そう思い込むことにしましょう
小「山へ行って好きな女をさらって 遠くの山へ行って暮らす」
新六「勝手にしろ」
小「じゃあな お前どうする」
新六「俺も勝手にする 盗賊になり船に乗ってメリケンに行って赤毛の女を抱くのもいいな」
小「それ いいなあ」
新六「ウパシによろしくな」
身軽く飛ぶように去っていく小弥太
累々たる屍骸の中を歩く新六郎
まだ生きていた敵が切りかかるも それを倒す
歩きながら最後は明るい笑顔になる
刀を捨てようとして やはり捨てない
参勤交代から明石城帰城と同時に斉韶病死と告げられた
その23年後に明治維新となる
そんな意味のテロップが入り
芸者お艶が玄関近くで座って待っている 戸を開け 笑顔になる
待ち人(新六郎)が帰ってきたのだろう
そこで映画は終わる
子供の頃から時代劇は大好きです
これは以前映画のノベライズ本も読み 昔に旧作も観ておりますが だからある程度は筋わかっていたのですが
やっぱ映画っていいなあって思います
もっともっと時代劇 作ってほしいです
http://blog.goo.ne.jp/yumemi1958/d/20100913
↑以前 映画のノベライズ本を読んだ時のものです
読んでいただけたら 嬉しいです
時代劇を楽しむ人が増えますように
大衆娯楽時代劇 明るく楽しい映画も制作されますように
時代劇が廃れませんように
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます