![]() | 怪盗探偵山猫 黒羊の挽歌 (角川文庫) |
神永 学 | |
KADOKAWA/角川書店 |
素顔も明らかでない都市伝説のような怪盗山猫
果たして彼は 悪党なのか?!
第一夜 羊の血統
怪しい店RAM その店に出入りしてたらしい少女が死んだ
記者の勝村英男は下北沢の馴染みのバーへ行く途中 二人の男に追いかけられているベネチアンマスクをつけた女性に遭遇する
事の成り行きはわからず 男たちの足をひっかけて転ばせてーその男たちからボコられてしまう勝村
戻ってきたベネチアンマスクの女に救われる
このことから興味を持って調べ始める勝村
勝村が以前に取材しある種の感銘を受けた男の非業な死
義理堅くお嬢さんを守ろうとする不器用な男
ゲスで卑劣な男には 山猫の「お仕置き」も
山猫の義侠心が少女の心に響く
第二夜 羊の反逆
詐欺の表の顔にされてしまった男は スケープゴートにされまいとするのだがー救おうとした女性が食わせ者でー
罠に落ちた男を助けるのは勝村と山猫
もちろん 山猫はきっちりお仕事も致します
第三夜 黒羊の挽歌
凶暴 乱暴 一匹狼 自由に捜査する犬井も 人を信じた時代があった
裏切られ 信じた相手に撃たれてから はぐれ者にはなってしまったが 悪を憎む心は変わらない
山猫を追う犬井だが その昔の因縁の人間が事件の裏にいることがわかり
山猫に踊らされていることを百も承知で動く犬井
悪党を捕まえられるならー
犬井は犯人を 山猫はお宝を
それぞれに得る
怪盗山猫 悪党の貯めたお金はいただいて 悪党さんの悪事も暴いておく
その真意は まだわかってはいない
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