夢見るババアの雑談室

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堂場瞬一著「小さき王たち 第一部 濁流」 〈ハヤカワ文庫〉

2025-02-27 08:47:56 | 本と雑誌

 

幼馴染の二人の青年はそれぞれに夢と野望があった

高樹治郎 記者として

田岡総司 政治家の息子として

しかし二人の青年の生き方はそれぞれの立場で行違う

将来の展望として汚れ仕事も厭わなかった総司

友人として・・・幼馴染の変貌が不正が許せなかった治郎

治郎が書いた記事が許せなかった総司は・・・メディアもコントロールできる政治家を目指す

こうして高樹家対田岡家 家対家 記者と政治家の半世紀に渡る争い 遺恨は始まる

第二部では執念深い総司側による陰湿な企み 意趣返しが

孫子の世代にまでも受け継がれていくことになる

始まりは・・・・・立場によるそれぞれの「正義」が何処にあったか

 

解説は佐藤憲一さん

著者の作家となる前の時代にも触れられており とても興味深い内容となっております

 

 

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