儚い羊たちの祝宴(新潮文庫) | |
米澤 穂信 | |
新潮社 |
「身内に不幸がありまして」
気高いお嬢様に仕えることとなった村里夕日の手記
その忠実な夕日を ある理由からお嬢様は殺した「身内に不幸がありまして」タイトルが生きています
「北の館の罪人」
母親が死んで 父親の血縁と暮らすことになったあまり 財産狙いで人を殺したけれど
殺人者の証拠が絵に残されていた
死んだ人間が遺した絵は 殺人者を告発する
「山荘秘聞」
その建物で暮らす女性は 客を待っていた 客を待つがゆえにー
その手は血に濡れる
「玉野五十鈴の誉れ」
君臨する祖母 孫娘を幽閉し あまつさえ毒すら与えて殺そうとする
その孫娘に与えられていた使用人は 罪を犯した
その罪こそが その使用人の誉れであった
「儚い羊たちの晩餐」
中途半端な日記に書かれていた内容は とても恐ろしいものだった
読書の会のバベルの会がそれぞれの物語をつなぐモチーフ
殺人者達は物語を紡ぐ そrぞれに
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