夢見るババアの雑談室

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中山七里著「ふたたび嗤う淑女」 〈実業之日本社文庫〉

2024-09-13 08:15:53 | 本と雑誌

 

 

 

 

 

最近ドラマ化された「嗤う淑女」

シリーズは「ふたたび嗤う淑女」「嗤う淑女 二人」まで刊行されております

 

「嗤う淑女」で死んだかと思われていた美智留

実は・・・・・

野々宮恭子と名乗る女性により人生が狂い破滅を迎えていく人々

この野々宮恭子は何者で何を目的に動いているのか

 

藤沢優美

唆され・・・思い込み 信じ込んでしまい 騙される

結果の破滅

そして彼女は 死を選んだ

 

伊能典膳

宗教団体にて信者獲得についての方策を考えていた男

そこに悪魔の囁きが・・・

聞いてはいけない助言に操られ

結果 信者たちからは裏切り者と思われて 悲惨な結末を迎える

 

 

倉橋兵衛

先代の政治家を支えてきた男は 後継者である先代の息子に物足りなさを覚えていた

操られ乗せられて 自分が政治家になろうとするも

資金集めで足元を救われる

莫大な負債を背負い 咎めた妻はこれまでの我慢も爆発してー

 

咲田彩夏

政治家の秘書として縁の下の力持ちとして仕え支えてきた忠実な女性

しかも夜のパートナーとして 生けるダッチワイフともなり男の欲望も処理させられてきた

 

「女」としての願い 揺れる心につけこまれて・・・・・

彼女は社会的な地位も失ってしまう

嵌められたのだ

 

 

柳井耕一郎

二代目政治家

学生時代 とんでもないことをしでかしており

だが当人に罪の意識はない

被害に遭わせた 己が乱暴した数多くの女性のことたちも忘れ果てている

柳井の毒牙にかかり娘は自殺 妻も娘の後を追うように亡くなった男がいる

彼は恭子の協力を得て 柳井の命を狙っていた

ところが同じ協力者のもう一人の女性の言葉に 恭子も生かしていてはいけない存在と信じてー

 

野々宮恭子の名前で生き延びていた美智留

彼女は野々宮恭子の名前の陰に隠れ 人を操る

そして 自分の身近に置いた人間すら いいように利用したあとは消していく

 

 

 

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