夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

薬丸岳著「ラストナイト」 (角川文庫)

2019-09-16 16:54:40 | 本と雑誌
ラストナイト (角川文庫)
薬丸 岳
KADOKAWA



夫婦でラーメン屋を持つことを楽しみに真面目に働いてきた男
馴染みの店で親しい店主の留守に その妻が因縁つけられ助けようとして相手ともみ合いになり刺してしまった


それからー妻は幼い娘を連れて男と離婚

男は犯罪を繰り返し 顔にはヒョウ柄の刺青まで

やっと就いた会社では機械で手首を失った

どうにも悪い噂が絶えない男
出てきたと思えば刑務所に戻る・・・


ろくでなしの父親に死なれた若い弁護士は 男にこれ以上再犯させまいと動き

母の兄に育てられた男の娘はー異様な風体の父親に会う

男は真実を語らず


ただ独り 刑務所へ戻ってばかりの男の生き方の真の動機に気付いた人間がいる

重病の息子の為に金が必要で強盗をしてしまった荒木

顔に刺青男の片桐はその罪を被り犯人として服役してくれた

どうして そんなことを
片桐のおかげで息子の死に目に会えた荒木は やがて片桐が刑務所に入り続ける理由を知る

妻を酷い目に合わせた男への復讐

自分を幸せにしてくれた女
家族を与えてくれた女


せめて せめて恩返しがしたかった荒木

一本気で孤独な男・片桐の生きざまは 荒木によって片桐の娘にも その真実が伝えられるだろう

そうでなければ・・・・

「よたばなし」ー24-

2019-09-16 10:30:29 | 自作の小説
闇に消える・3

「悪いな・・・ 人間であることをやめるほど人生に絶望していない
いや 俺は臆病なのかもしれぬ・・・」



ー追想ー

「桂を病院へー」
鳴海が言いかけると「それは駄目!」厳しい調子で女が制した
「考えてもご覧なさい どう説明するの 立ち入り禁止区域の建物に無断侵入して化け物に襲われたと?誰が信じるの そんな話 警察送りになりたいの」

言われれば絶句するしかない鳴海

「それにね 病院では治せない 私ならどうにかできるかもしれない」

そんな会話をしている間に 彼等が忍びこんでいた病院から爆発音と共に火の手があがった

振り向き 謎の女を見る鳴海

「ええ・・・私の仕業よ 早く行きましょう 落ち着ける場所で話しましょう」

「ここからだと僕の部屋が近い」

「案内して!」

気分が悪くなった友人を運ぶ見せかけで鳴海は女と桂を中に挟んで歩く
よく見れば桂の足は地面に届いていないのだが

二人の男をぶら下げたまま高い塀を軽々飛び越える 
それだけで普通の人間ではないと分かる女
だが この女は自分達を助けてくれたのだと 疑問符だらけの頭の中で鳴海は思う

漸く3階の自分の部屋にたどり着くと 鳴海はテレビをつけた
ニュース番組を観たかったのだ


桂を 生前祖父が使っていた部屋に寝かせる
桂の意識はまだ戻らないのだった

冷蔵庫を開けて女にもペットボトルごとジュースを渡す
鳴海自身は水を飲んだ

「アレらは何なんです 昨今流行の火事はあなたの仕業ですか」

「なりそこないの化け物 それらを根絶すべく燃やしたのは私」

「では あなたは何者なんです」

「矢継ぎ早ね これ美味しいわ」
ジュースを飲んで女が微笑む
ちょっとだけ優しい雰囲気になった

「期間限定の商品だそうです」

「あら・・・残念」
案外茶目っ気のある性格なのかもしれない
こうしているとごく普通の女性にしか見えない
とびきり美しいだけの

「私はハンター 退治しないといけない存在がいてね ソレがああいう成り損ないを作っている」

「ゾンビとかドラキュラみたいな?」

「ファンタジーね 似たようなモノだけど 
きっちり仲間を増やせないモノが 仲間を作ろうとして失敗した その失敗作が又仲間を増やす気もなく ルールも分からず食事して成り損ないを増やしている
この仲間を作ろうとしたモノは 仲間にするつもりのモノに殺された
殺されたモノは 私が知るモノだったので後始末せねばと 追っているの」


「何故 僕らを助けてくれたんです」

「あなたは 招いてくれたから」

「招く・・・」

大学まで一緒に歩いただけだ
それがどんな意味を持つとー

だが鳴海はひとまず その疑問はおいておくことにした
それよりも桂のことだ

「桂は大丈夫なのか」

「さあ・・・・・ でも変化しないか暫く様子を見なくてはー私にできる応急処置ー消毒はしたから 後は彼の運ね」

「あの病院の屋上で 僕は誰かに見られているような気がした」

「それは私よ 良い勘してるわね いまどきの若者がすることを観察していたの」

「何故 火事を」


「大概のモノは燃やせば消せる 怨念とか怨霊には通じないけれど 一匹一匹相手して こちらが噛まれるリスクをおかすより効率がいいから」

「あなたも噛まれたらまずいのかー」

「どうでしょ 危険は避けるに限るでしょ」

「ところであなたを何て呼べばいい」

「長くこういうことやってると 名前なんて忘れてしまったわ 今回は緋真理(ひまりでいこうかな」

「ひまり・・・」

「そ 苗字もいるわね 橘(たちばな)緋真理でいこう」

「橘は亡くなった祖父の姓だ 僕の父親の父親  僕の父親は僕の母親の姓にしたからー
両親共に事故で死んじゃったけどね」

「そう・・・事故で」

両親の死後 鳴海は祖父に育てられたのだ


桂一郎が意識を取り戻したのは翌早朝だった
緋真理は「やる事がある」と出て行っている
戻ってくるかは分からない

「俺は何故縛られているんだ」
それが桂の第一声だった

「用心の為」と鳴海が答える


「・・・用心」桂は眉を寄せる そうして思い出したのか「ああ・・・」と言った

それから「貴水は あれはー」と問いかける


「燃えたよ 多分」と答える鳴海

それから何が起きたか説明する

成り損ないを追う美しきハンター 橘緋真理と名乗ることにした女のことを


「-成り損ない・・・ ではその女性は何者なんだ 助けてはくれたんだがー でなければ俺も貴水のようになっていたと
まだそうなる可能性はゼロではないと 貴水に何が起きたんだ」

独り言のように呟く桂は鳴海を見上げて尋ねた
「これは いつ解いてもらえるんだ トイレにだって行きたいぞ」

「襲わないと誓えるか 噛みついてこないと」

「大丈夫だ まだお前を食べたいとは思えない」

ひどく暢気に鳴海が尋ね 桂はとぼけた言葉を返す

そこに切迫感は皆無のやりとり

桂を縛るロープを解きながら鳴海は言った「襲う前に予告してくれ 食事は普通の物でいいな」

「俺は女も男も襲わない主義だ」と言う桂

鳴海が用意した食事は オーブントースターで焼いただけの食パン
スーパーで買って常備している生野菜パックにミニトマトを加えたサラダの上に目玉焼きのせたの
電子レンジで温めた牛乳
お湯を入れるだけのスープ
四つ割りに切った皮はむいていないリンゴ

「昨日の火事は 朝刊にも載らないしテレビのニュースにもなっていない ツイッターで誰かが流したくらいだ」
もう火事は珍しくもなくニュースにもならないことか 人々の感覚が麻痺しているのか
そんな意味をこめた鳴海の言葉

トーストパンに目玉焼きを乗せ 更に生野菜のっけて半分に折り畳み一気に食べる桂
牛乳もスープも一気飲み
早くもリンゴにかかっている
食べ終えてから言ったものだ
「俺は腹が空いていたらしい」

「まあ・・・そうだろうな」
鳴海は肩を竦める

「どう見たって まだ人間なんだけどな 病気みたいに潜伏期間とかあるのかな 映画だと完全に死んでからゾンビになるんだが」
桂は顔の前で両手を広げてじっと眺める「どれくらいしたら 安全と分かるのか」

「なあ・・・もしも俺が貴水みたくなったら なりかけたら あっさり殺してくれ それはもう俺じゃあないんだから」

さすがに鳴海は即答できない







葉室麟著「蛍草(ほたるぐさ)」 (双葉文庫)

2019-09-16 01:06:43 | 本と雑誌
螢草 (双葉文庫)
葉室 麟
双葉社



風早家に仕える女中の菜々は美しく優しい奥方から可愛がられ幸せに暮らしていた

ところが奥方の佐知は 菜々の亡き母と同じ病になり亡くなってしまった

藩を憂える旦那様の風早市之進は それを疎ましく思う人間に陥れられる

市之進を陥れた人間は 菜々の父の仇でもある轟平九郎

かつて菜々の父は轟の悪事の証拠をつかみ ゆえに罠に嵌められ切腹となった

市之進が捕らえられ子供達と菜々は屋敷に居られなくなる

菜々は市之進が戻ってくるまで風早家の子供達を守り抜こうとする

一方轟は菜々が自分にとっては危険な文書を持っていると知り 取り上げようとする

自分達の欲得ばかりの市之進の親戚は冷たく

菜々の叔父と従兄は力になってくれる

佐知の薬代の為に金を借りに行って知った質屋のお舟

学問を教える先生

菜々が剣を教えてもらう壇浦五兵衛

幼い娘を喪い市之進の娘とよに その面影を見る権蔵

健気に生きる菜々に力を貸して応援してくれる優しい人々


草むしりをしていた菜々に露草は蛍草という呼び方もあるのだと万葉集から美しい和歌も教えてくれた佐知

佐知は菜々を露草のようとも話していた


菜々には佐知こそ露草のように見えたけれど

轟の悪事を暴き市之進を救う為に 菜々は命を賭ける




健気でひたむきで 一途で生きる賢さも持っていて

挫けない心と優しさと勇気と

守ろうとする強さもある菜々


一所懸命に生きることの大切さ

くすくす笑えるところもあって

物語は大団円で終わります 



横関大(よこぜき だい)著「ルパンの帰還」 (講談社文庫)

2019-09-15 12:57:34 | 本と雑誌
ルパンの帰還 (講談社文庫)
横関 大
講談社


「ルパンの娘」シリーズ第2作

Ⅼと呼ばれる一族の娘 三雲華(みくも はな)は泥棒稼業一家が嫌で 一族としては異端にも図書館で司書として働いていて 桜庭和馬と出会った

和馬は祖父母も両親も妹も全員警察官ーという家系

互いにどういう家の出身かを知らず恋に落ちた
「ルパンの娘」において紆余曲折の末 恋を実らせた二人

・・・だが そんな事情で籍は入れられていない

和馬とコンビを組むようになった新人刑事の北条美雲(ほうじょう みくも)
両親は京都で探偵事務所を経営
祖父も名高い探偵だった

やたらコケる ものにぶつかるとドジさも個性な美雲は容姿端麗 整いすぎたアイドルのような美女


観察力と推理力悪鬼する美雲だが

華の周囲で事件が続き それには華の父親の姉が関わっているらしい
目的の為なら殺人も平気の平左

警察一家と泥棒一家 
娘の杏の今後についても思い悩む華ではあるのだけれど


そしてー
美雲は華の兄に一目惚れしたらしい


こうして次作「ホームズの娘」へ続いていく


それぞれに・・・

2019-09-12 09:55:19 | ペット
朝 長男が出かける前 座椅子の背もたれの上に張り付き・・・座椅子の一部に化けたつもりで
長男の視線が向けられると この狭い場所でポーズを変えては長男に媚びる瑠奈










一方 敷物の下に潜り込んで 隠れたつもりの麦丸





長男が出かける前
猫達は思い思いの方法で奥の部屋に閉じ込められまいと ささやかな抵抗をするのでした

瑠奈の場合
「ね わたし かわいいでしょ 置いていったりしないよね」

麦丸の場合
「こんなに上手に隠れたから 見つからないはず」

かな?!




今夜も試合があるそうな・・;

2019-09-12 09:37:21 | 子供のこと身辺雑記
ネタに困れば・・・長男ネタ(笑)ってわけでもないのだけれど プロ野球の戦いもいよいよ終盤
ソフトバンク応援の長男は日々雄たけびあげつつ観戦
隣室に居ても庭に出ても長男の上げる声で試合状況が判るという
火曜日は巨人を応援していた長男は
再び巨人にマジックが点灯すると 次のソフトバンクの試合に向けて↓こう書いていた



が!昨夜 応援むなしくソフトバンクは負けてしまい首位陥落



長男がホワイトボードに貼っている灰原哀ちゃんも白目をむいていた

ちなみにこちらが普通の顔の灰原哀ちゃん↓




しかし一夜明けて気を取り直した長男はこう↓書いていた



灰原哀ちゃんにも こう言わせている
「信じているわよ 工藤くん」

ソフトバンクホークスの工藤監督にかけた「工藤」です


このホワイトボードは仏壇横の柱にかけてあるので 毎日 仏壇の前に座るたびに目に入ります




美味しいので時々買ってくる福島県の桃
普通の桃より一回り半ほど大きくて瑞々しく甘いです♪
そのまま一日仏壇にお供えして 次は冷蔵庫で冷やして切ったのも少しだけお供えしたりします


田村由美・作「ミステリと言う勿れ」4巻 (フラワーコミックスアルファ)

2019-09-09 21:30:08 | 本と雑誌
ミステリと言う勿れ (4) (フラワーコミックスアルファ)
田村 由美
小学館


久能 整 (くのう ととのう)君は実に博識 一つの事柄から百の謎を解くことができるほど
些細な事もひっかかる性癖ゆえか よくよく厄介事に巻き込まれる
気付けば事件のド真ン中に飛び込んでしまっている

ある一族の秘密を解明 犯人を見つける

偶然出会った記憶喪失男が何処に爆弾を仕掛けたか それまでの会話で推理できてしまう

元刑事の出す謎々さんも瞬時で答えられてしまう

下手なドラマや小説よりミステリとしての完成度も高いです

ただミステリ面だけでなく 言葉言葉にもはっとさせられるものがあります
大好きな漫画の一つです

雑然 適当 (つまりは題の言葉を思いつかなかった・笑)

2019-09-09 21:01:07 | 子供のこと身辺雑記




今年も従弟から届いたブドウ
収穫が限られているので毎年 次の年用に予約注文して届けてくれます
その手間も有難かったりします


日曜日に作ったカレー
ちょっと中に入れる具で遊んでみました

じゃがいもと人参を皮ごと茹でて(蒸してもいいです) 皮をむいて人参は人参 ジャガイモはジャガイモでつぶして 薄切り牛肉で巻いて
カレーの中に入れて煮る




つぶしたジャガイモと人参の余ったのは胡瓜を加えてサラダに




日曜日 長男の母校は学園祭で見物に行って今年も模擬店での食べ物や文具品 パンフレットなど持ち帰っておりました



学園祭では金券買ってそれでの買い物となるのですが  
野菜炒め・たこ焼き・揚げポテト・じゃがいも餅 袋いっぱいにおみやげって買ってきてくれました

先年 部員が数名に減っていて 次は廃部になっているかもーと長男が心配していたESS部は部員が十数名に増えていて
展示物もクイズとか工夫を凝らした催しもしていて 部の出身者としてはとても嬉しかったとか

学園祭終了後 長男が在校生時代からの部の顧問の先生が 現部員とOBの長男に食事をおごって下さったとのこと
母校での一日は 長男にとって良い刺激にもなり とても楽しく過ごせたようです

「よたばなし」-23-

2019-09-08 16:22:50 | 自作の小説
闇に消える・2

「お前は優しすぎるんだ 呆れるほどのお人よしー だがな・・・無茶はするな  いいな
これでも心配してるんだ 俺の心配なんざ お前にとって何の役にも立つまいが・・・」

ー追想ー

立ち入り禁止区域となり その後で火事となった・・・しかも完焼
早々と整地されたのに まだ立ち入り禁止は解けていない・・・
街には寒々とした場所が増えている

監視の人間が見廻っているから昼間からおおっぴらに潜り込むのも面倒だが 夜に懐中電灯を使う方が目立つーと桂が話す

「同じ大学の学生がな肝試しとかで出かけていってーそれきりだ そいつらが行った場所がここだよ」

まだ火事にはなっておらず建物が残っている・・・・・
例によって高いバリケードで覆われてはいるが
そこは病院だった
以前に鳴海が見た時は そこそこ流行っている・・・・多くの人が出入りしているようであったのに
いつの間に廃院となったのか

桂が荷物から取り出したのは縄梯子
時代劇の泥棒かよーと鳴海は思う

案外 器用に上ると桂は鳴海をせかした

「馴れたもんだな」と鳴海が言えば 縄梯子を巻き取ってリュックに仕舞いながら桂は表情も変えずに言った
「大人の常識だ」


建物は静かだ・・・・・
本来なら自動ドアの入り口にはご丁寧にも鉄の壁が立ててある

まるで中の何かが出て来るのを怖れるように・・・・
窓にも外から鉄の壁が取り付けてある

「しかし貴水(たかみ)らは何処かから入った 入れたはずなんだ」建物の周囲を歩きながら桂が考え込む

「外付けの非常階段はどうだ あの一番上から屋上へよじ登り 中へ入れないか」
鳴海が言えば 桂も頷く
「駄目モトだな」

桂が頼りにするだけあり 鳴海は身が軽い 腕力もある
今度は先に鳴海が屋上へ上り桂を引っ張り上げた

「思った通りだー」と鳴海は言った「外からは囲えたが 中には入れなかったんだ 中には鍵がかけられていない」

屋上から中へ入るドアは風にバタバタ揺れていた

ぶるっと鳴海は武者震いをする「鬼が出るか蛇が出るか」
桂に続いて鳴海も建物の中へ入りかけて振り返る

「どうした鳴海」

「いや 今 誰かに見られているような気がしたんだ」

「俺は何も感じないぞ」

先に階段を降りていた桂の足が急に止まる
ライトをつけて確認
「血の跡がある」

壁に黒ずんだシミがある

降りる階段にも点々と血の散ったあとがあるのだった

「まるでゾンビ映画だな」鳴海が言えば桂も同様に呟く「立派なお化け屋敷だ」

五階建ての病院の階を上から順に回りつつ中の階段を降りていく

あちこちで壁や床に血のシミが見つけられた
この病院で何が起きていたのか

建物の中を調べながら桂は「引き返そう」とは言わなかった

一階まで降りてきて玄関ロビーの近くで桂が立ち止まる
横倒しになった自動販売機があった

「あれなー」と桂が言う
「自動販売機の横のゴミ箱に引っかかっている布の切れ端
貴水が着ていた服と同じ柄だ・・・タータンチェックみたいな格子柄の中に紫陽花の花が描かれてて・・・珍しいなと思ったから覚えている」

「貴水がここに来たのは間違いないってことか」

二人は周囲を警戒を帯びた目つきで眺めまわす
電気は切られていないのか薄暗い夜間用の照明がところどころに点いている

建物内部を見て回り 残るは地下室への階段だけとなった時 桂が言った
「トイレに行っておこう」
何かがあったとして漏らしながらという事態は避けたい 恰好悪すぎると言うのだ

トイレを使う前にも内部をチェック

隣り合った個室に入った桂が言う
「ゾンビなら日の光があっても平気でいるから 地下室に何か居るとすれば吸血鬼かな」
「面白いがあれは小説や映画 ツクリゴトだろ」

「まあ・・・そうだが 言い伝えや伝承には多少の本当にあったことが含まれているかもしれないだろ」
そう桂は薄く笑った

「ここまで来といて何だが桂 お互い気をつけような 幾ら真実の為でも死んだらつまらないぜ 命あっての物種ーだろ」

「ああ 鳴海はいよいよ危ない場面になると肝が据わるんだな 纏う雰囲気が変わる
俺に何か起きたらーそのまま放っておいてくれ 
かなり俺は恐ろしがっている きっとこの先はかなりやばい」


それでも引き返すーという考えは桂には無いのだった
「貴水はただの学友じゃない 高校こそ違ったが幼馴染だ 中高校時代にもよくネタをくれた
好奇心旺盛の野次馬根性・・・軽薄馬鹿と見る奴もいるが
それだけの男じゃない シンも持ってる
貴水がここに入る事を言ってきた時 同行しなかったことを後悔している
だから鳴海を巻き添えにしていいーって理由にはならないが」

ここまで言って桂は 鳴海を横目で見て笑った「お前なら何かやってくれるーそんな期待する気持ちがあるんだ
勝手な話だが どんな時もお前なら生き延びてくれるって」

心の中で鳴海は呟くーあのなァ・・・-全くもってのーあのなァ・・・だと
「知ってるか桂 そんなふうにペラペラ喋る時ってな 映画や小説だと死亡フラグが立った状態なんだぞ
首 持ってかれないように気をつけろ」


鳴海と桂はトイレの壁に立てかけてあったモップ片手に地下への階段を降りて行く
間に合わせの武器としては甚だ心もとないが 無いよりはマシの二人だった

廊下を少し進むと何かの気配が伝わってくる

ネズミの騒ぐ声
病院の地下にネズミ・・・二人は顔を見合わせる

何が起きているのか?!


ネズミが何かから逃げるように走ってくる
しかし捕まったようだ
尻尾を掴まれたネズミはキーキー歯をむき出すもー頭から喰われた
食べているのは人間の形をしたモノ

そのモノは首が傾いている
いや半分首が無いのだ
何かに食べられたように

体に穴が開いている

桂が呟く「貴水・・・」


傾いた首の上の頭には・・・その顔は口からネズミの尻尾がはみ出している
尻尾は まだ動いていた

その口が桂と鳴海の姿を認めて だらしなく笑った
寄ってくる
穴だらけの体なのに動きが早い

桂は貴水だったモノの姿に動けずにいる

大きな口を開けて桂に迫ったモノの頭を鳴海はぶっ叩いた

一度は倒れるが またゆらりと起き上がってくる

「逃げるぞ 桂」
鳴海が叫ぶ

なんとなれば 奥から いずれも体に穴が開いた集団が現れた
「来い!桂」


桂は泣きそうになっている「なんでだよ貴水 なんでだよ」

貴水だったモノの口が桂の足首に近づく


鳴海は飛びだしてきたモノの一つを又ぶっ叩く

そうしながら器用に桂を引っ張った

その鳴海を引っ張った者がいる


桂ごと鳴海を階段の上までひっぱりあげた者は 地下へ下りすぐに戻ってきた

自動ドアを手で押し開け 外の鉄板を押し倒す

桂と鳴海の襟首掴みずるずると外へ引き出し

二人の襟首を掴んだまま 高い塀を軽々と飛び越えた


数分かかったかどうか

「噛まれてしまったか」
桂と鳴海から手を離した者は 桂の足首を見ていた

「君はー朝の人だよね あの良家のお嬢様ふうだった・・・」
確かめるように鳴海が尋ねる
あの清純派と見えた面影は今 目の前に立つ人物にはない
年齢不詳の・・・黒い革の上下に身を包み

「ああ 女はね髪形と化粧と服装でいかようにもイメージを変えられるのよ」

そう言いながら桂の足首に手をかざす
「穢れて澱み腐った血が流れ込んでいる」

鳴海を見上げてその者は言った「ちょっと押えていて」

鳴海が桂を押さえると その者は桂の足首に手を当てた

桂が悲鳴をあげる そしてぐったりした


「何をしたんだ」

「地下で見たアレらと同じ生き物にしたくないでしょ」

「一体 君は」

長い髪を後ろで無造作に縛りクールな美貌の女は「騒ぎにならないうちにここを離れましょ お互い人目につきたくないはずよね」
桂を左肩にかけてそう言った



カレーが食べたくなりました

2019-09-08 10:47:28 | テレビ番組
テレビ朝日系 金曜日放送「セミオトコ」第7回より

2019年9月13日 最終回予定

セミオ(山田涼介)本当はセミ 

大川由香(木南晴夏)うつせみ荘の住人 おがわゆかだから愛称「おかゆ」 おかゆって呼ばれることも夢だった

大川ヒロシ(高杉亘)由香の父親

大川サチコ(田中美奈子)由香の母親

ヒロシとサチコはなかなか激しい夫婦喧嘩を展開するが仲が良い

大川健太(三宅健) 由香の兄
かつて由香が知らずに泥棒を通報すると 捕まったのは兄の健太
居づらくなり由香は実家を離れ うつせみ荘で一人暮らしを始めた
兄はヤンキーでバカだが 根はまっすぐ 悪い人間ではない



うつせみ荘の住人たちードラマ開始時は個人個人バラバラであったが 突然出現したセミオと関わり合ううちに 住人は仲良くなり 和気あいあいと一緒の時間を過ごすようになる
まるで大きな一つの家族のように

庄野ねじこ(阿川佐和子)

庄野くぎこ(檀ふみ)

ねじことくぎこは姉妹 些細なことで言い合うが理解しあっており 仲の良さの裏返し


岩本マサ(やついいちろう)

岩本春(山崎静代)


熊田美奈子(今田美桜)蝉としてのセミオの寿命の終わりが近付き・・・もしや由香も命を断とうとしてるのではと気付きー
ある思い付きを提案 懸命に行動


小川邦夫(北村有起哉) 何かといえば「余命が短いんで」と他人との関わりを避けてきたがーいまは人との関わりを愉しんでいるように見える


由香の職場の女性
桜木翔子(佐藤仁美) 無愛想だが根は優しく温かな姐御肌 由香の良さも認めている


地中から出てセミとなり それが人として現れるーしかも空気のように存在感なく地味な由香の好きなスターの容姿で・・・・・
セミオは地中にいた頃から 時々聞こえる由香の優しい響きの声に惹かれていた
会ってみたいと思っていた

セミオと由香は心通じ愛し合うようになるのだけれど その過程において二人は うつせみ荘の他の住人達にも変化を与える
住人達が心に持っていた良いものが外に現れるようになる

設定自体ファンタジー 有り得ない話だから とんでもない方向へ行ってもおかしくないドラマ

薄い笑いのドラマに流れず うつせみ荘はユートピアに変わっていきます
誰しもが「住んでみたい」と思える場所へと


たとえば 死ぬ日が近い 死にかけの人間にーなどと言って どんな事にも参加を拒み 荷物一つ運ぶこともしなかった小川

いつか うつせみ荘の住人達と打ち解けたけれど
今では他の住人たちのことにも一喜一憂するほどに

皮肉や毒舌からもトゲは消えた



由香がセミオが死んだら 自分も死のうとしていると知っているセミオは由香に言います

蝉の命は限りあるけれど
「生きることは素晴らしいって歌うことが僕らの使命なんです


僕はおかゆさんだけの為 うつせみ荘へー」

セミオは言う
自分達は確かに愛し合った
だからこそ
「この一緒だった時間を力にして下さい それが僕の希(ねが)いです」

セミオが死ぬのは嫌だと泣き崩れる由香
うつせみ荘の皆が一緒に過ごす場所

由香が生きていくことこそセミオのねがい・・・・・


うつせみ荘の住人はカレーを作る
そうしてセミオは大好きなメープルシロップを背中に隠し持っている
でも みんなお見通し♪

肉を炒めている小川が出せと言う 隠し味としてならいいだろうと

隠し味と聞き
セミオは鍋の蓋に隠してこっそり入れようとする
住人みんなが見ているのに
セミオは隠し味の言葉の意味を知らないから無理もない

笑いに溢れる中 カレーが出来上がり みんなで食べる
小川はやや微妙な表情だが

セミオは最高のカレーと喜ぶ

(このカレーを食べる住人達がとても楽しそうでカレーが食べたくなりました)

小川はセミオに声をかけ 二人は外へ

夜景がきれい
夜の街を電車が走る 
絵本のようでもある


「聞いてくれるか」と小川

セミオ「はい・・・」


小川「わからないなら 聞いてくれるだけでいい 



人の命を助けたくて医者になった
・・・で 自分なりに精一杯やった

多くの人の命を救った
でもー 自分は救えなかった

自分の体は重い病気で長く生きられない
治すこともできないってわかったんだ

で 医者をやめた

いつ体が動かなくなるかわからない

だからやめるべきだと思った

そしてすべての人間関係を捨てた


沢山 見てきたからな
愛する人や家族が亡くなって 悲しむ姿を

ー誰もそういうふうにさせたくないと思ったんだ



・・・猫 知ってるだろう 猫
本当かどうか知らんが 猫は死ぬ時が近付くと姿が見えなくなってしまうんだ
誰かの目の前で死ぬことを良しとしないらしい


そんなふうに死にたいと思ったんだ

本当なんだよ 余命が短いって
ギャグみたいに言っているけど
あれ 本当なんだ


誰も好きにならず 自分を好きになられずに死のうとしたのにー
人を好きになる一方だ」


セミオの前で本音を吐いた小川
その言葉を涙で受け止めるセミオ

小川もセミオも涙

このセミオの泣く姿が涙の演技が美しかったです

セミオと小川がみんなが居る共有スペースに戻ると セミオと小川のデザートが無い!

半泣き顔になるセミオ からかうように「あるよ」と笑顔でお皿を出す由香


同じく自分のデザート無く椅子に崩れる小川
こちらも美奈子がお皿を出してくれる

幸せそうに食べるセミオと小川

美味しそうに食べているセミオの姿が半ば透けてくる
気付く由香を始めとするうつせみ荘の住人達

その時(セミオの死)は近いのだ



ドラマの途中で由香の両親と兄が会いにくる場面もあります

かみさんのクジが当たって 

両親と兄は くるくる回って踊るセミオと由香の姿を見て 
由香が幸せそうなので こっそり帰ろうとしますが 
由香 両親を発見

どうして来たの
かみさんのおかげで


由香はかみさんを神様のことかと思いますが
くじをしていた方が紙さん

こんなふうにギャグもちりばめてあります
とぼけた笑いもいっぱい

家族との会話で由香は 自分のことを母親がしっかり見ていてくれたこと
家族にとって自分は居ても居なくてもどうでもいい存在じゃなかったことに気付くのです

母のサチコ「くるくる回るの好きだったよね」

小さな由香に回るのが好きならフイギュアスケートでもやるかいーそう言ってくれていた母
自分には無理と首を振ってしまった由香

破天荒で滅茶苦茶な母だけれど 由香の夢をかなえてあげたいとは思っていた
その気持ちが由香には通じず「つまんない」って言葉になってしまっていたこと

放送時間は遅いし設定もセミが人間の姿にーと「おいおい」と思うようなものでしたが
どうしてどうして中身はあったかく 家族揃って観てもいいのではないかという作品に出来上がってました

登場人物もそれぞれ面白くて

仲良くて丁々発止のやり取りを本にもされている阿川佐和子さんと檀ふみさんの関係を生かしたような役柄に


この時間枠
次のドラマは「時効警察はじめました」
12年前の「時効警察」が装いも新たに帰ってくるのだそう
オダギリジョーさん演じる霧山修一朗 勝手に昔の未解決事件を解明しようとする男
麻生久美子さん演じる三日月しずかも以前の「時効警察」と同じ配役です

彩雲真空役は吉岡里帆さんが演じます




北村有起哉さん出演ドラマBSプレミアム「菜々の剣」(葉室麟著「蛍草」より)は先日最終回を迎えました

このドラマで北村有起哉さが演じていたのはヒロイン菜々の仇の轟(とどろき)
大殿様と結託して不正する大商人(本田博太郎)に育てられ この大商人にのみ忠実に生きるよう「裏切るな」と教え込まれて

命じられるままどんな卑劣なことも人を陥れ殺すこともやってきた
けれどひたむきな菜々の心の在り方と言葉に心が揺らぐ

やがて必死な菜々により大商人と大殿の悪事露見

轟は切腹となります

菜々の父を死においやったのも 菜々が働くようになった風早様を陥れたのも大商人の意を汲む轟がしたこと

その切腹の場面で来し方を振り返っていた轟はいっそ爽やかな表情を見せました
「刻限だ」


反対に寂寥滲ませるのは大商人だった男
彼にとって轟は決して役に立たなくなったら自分を裏切れば 切り捨てられるような存在ではなかった
むしろ大切な息子のような存在であったのだと 喪って初めて気づいたのかもしれません




でBSプレミアムのドラマつながりで「ベビーシッター・ギン」
こちらも最終回でしたが

ナニー ナニー最高のナニー♪って曲が耳に残るドラマでした
ギンとして素晴らしい女装姿を見せてくれた大野拓朗さん

ギンが英国へナニーとして渡るところで おしまい


最終回では子役スターが高級寿司店で食べる場面あり
実際に子役スターだった方が当時を振り返る番組を観たことがあり ちょっと重なって
そのエピソードをモデルにしたのかなーと面白かったです

この時間枠では今夜から「盤上の向日葵」(全4回)が始まります

以前(2018年5月21日)に原作(柚月裕子著「盤上の向日葵」)を読んだ時に書いたものです↓



本の帯から
{異端の天才棋士。
本当にお前が殺人犯なのか?




埼玉県天木山中で発見された白骨死体。
遺留品である初代菊水月作の名駒を頼りに、叩き上げの刑事・石破と、かつてプロ棋士を志していた新米刑事・佐野のコンビが捜査を開始した。
それから四カ月、二人は厳冬の山形県天童市に降り立つ。
向かう先は、将棋界のみならず、日本中から注目を浴びる竜昇戦の会場だ。
世紀の対局の先に待っていた、壮絶な結末とはー!?}






母の死後 酒浸りとなり勝てもしないギャンブルに狂い雀荘通いをする父親は まだ小学生の子供を新聞配達などさせて働かせ
そのうえ満足に食べさせもせず風呂にも入れず 暴力をふるい

その子供・上条桂介の境遇を知り 元教師の唐沢光一郎は自分に子供がいないこともあり不憫さが増して なんとか桂介を救い出しできれば
養子にしたいとまで思うようにさえなっていたが

それが果たせず 東大に合格した桂介へ贐として大切にしていた初代菊水月の駒を贈る
お金に困ることがあれば役立てるようにと


桂介はそれを大切に仕舞っていたが 将棋が縁で知り合った賭け将棋の鬼のような男に 初代菊水月の駒を所持していることを知られる

詳しい事情も知らぬまま 将棋の対局見たさについていった先で 相手に騙され大切な駒を奪われる


その後 彼は懸命に働いて駒を買い戻したがー



身許不明の死体が持っていた高価な将棋の駒
刑事達は駒からも手がかりを得ようとする

復顔から分かったのは東明重慶・・・将棋の元アマチュア名人


それから上条桂介へとつながっていく



何故 死体は高価な駒を持っていたのか・・・・・


将棋を指して勝つ時 桂介には盤の上に向日葵が見えた
その向日葵は決して明るくはない

亡くなった母の面影
ゴッホの描く向日葵


血の繋がった父親と思っていた男に聞かされた自分の出生の秘密

狂気

近親相姦


IQ140の天才で東大卒業後 就職
起業し成功
その会社を手放し 将棋の世界へ
異例の経歴



その少年時代から現在へ

刑事の捜査の進み具合と交互に描かれる


物語の中で謎が明かされ 警察の手がその身にかかった時 桂介が選んだのは


{-潮時ーそんな言葉が頭に去来する}

{刹那
身を躍らせる
銀色に光る雪が、満開の向日葵に取って代わる。
舞った。
向日葵へ向かってー}



それで終わりの人生ならば 彼は何の為に生きてきたのだろう

本の帯には
{デビュー10年目の集大成。
慟哭のミステリー}

こんな言葉もある









バッタさん

2019-09-06 00:05:55 | 子供のこと身辺雑記
車庫で車を降りて 玄関に向かうと門柱には小さなバッタさん





バッタが居られる草むらも減ったようなあーなんて言い訳に
暫く門柱横の松の根元あたりに生える雑草抜きをさぼろうかと^^;

がっと引いてバッタさん殺したくないなァ・・・・・


二匹のお気に入り場所

2019-09-06 00:00:38 | ペット
最低限の家事(料理とか食事の後片付けとか^^;)が終わってーふと見れば・・・・・










瑠奈がプリンターの上に
麦丸がパソコンの上に
居座っている!

いや ちょっと使おうと思っていたんだけれど

猫 二匹の「圧」に負けています・笑


居座る場所を変えてくれ!!!!!




月曜日も曇り空

2019-09-02 08:59:51 | 子供のこと身辺雑記
そしてー
昨日の試合 ソフトバンク勝利
ホワイトボードには長男による書き込みがされていた



プロ野球 これからの試合が大切・・・





姑の家の裏庭でなった葡萄
そこそこ甘かったです




休日のお昼は 少し前に長男が買ってきた九州ラーメン
炒めた野菜・椎茸・豚肉をどっさりのっけて


観ていたドラマも最終回を迎えたものや もうじき最終回のものが多くなってきました
昨夜は「あなたの番です」
どういう終わり方をするのか 気になります

9月かぁ 9月ですねぇ(日々過ぎるのが早いです)

2019-09-01 10:36:49 | 子供のこと身辺雑記
少し前に長男が福岡へ行き観戦してソフトバンクホークスは勝った

しかし それから恐ろしいことに勝っていない・・・・・
とうとうゲーム差が無くなってしまった

朝 起きたら
部屋のホワイトボードに長男が書いていた



長男の脳裏には これまでのゲーム差がかなりあってもひっくり返されて優勝できなかったシーズンなどが過るらしい




青しそ・水切りしてから切った豆腐・薄く切ったマグロを並べて オリーブオイル・山葵・さしみ醤油を混ぜたたれをかけるだけ




豚ミンチとみじん切りした玉葱・葱・椎茸を混ぜて餃子の皮で包み茹でる
水気を切った大根おろし・青しそ・胡麻油・酢・醤油を混ぜたタレをかける

9月最初の日曜日は 雨が今にも降りそうな曇り空
薄暗くて すっきりしないお天気です