横浜鎌倉線の常楽寺交差点です。
目の前に粟船堂菓子舗が見えるので、この先に粟船山常楽寺があることが分かります。
嘉禎3年(1237)開創と伝わる粟船山常楽寺の山門前の参道です。
この山門は万治元年(1661)の建立で、「粟船山」の扁額が掛っています。
「大船」という地名は、この「粟船」によるという説があるようです。
山門を入って進むと、中央に開山手植えの大イチョウがあります。
石碑によれば、大正6年の大風と大正12年の地震で徐々に傾き、昭和13年の暴風で倒れたようです。
翌年復旧を計り、現在は若木が取り囲んでいます。
本堂は昭和45年(1970)5月の再建です。
本堂の中央には釈迦如来坐像(江戸時代)、右手には蘭渓道隆坐像(室町時代)が安置されています。
本堂裏手に、北条泰時の墓等が並んでいますが、この墓石が気に入りました。
鎌倉時代の高僧、大応国師南浦紹明の墓です。