岩殿寺から元の道に戻って鎌倉方面に進み、踏切の手前を右に曲がると、法性寺の山門前に出ました。
山門の扁額には「猿畠山」と書かれ、左右に白い猿が取りついています。
ゆるやかな坂を上ると、左手に庫裡がありました。
更に急な階段を上ると、途中にからす天狗の浮彫が置いてありました。
日蓮上人を祀る祖師堂に着きました。
祖師堂の左手に見える洞窟は、文応元年(1260)に松葉ヶ谷の草庵が焼き打ちされた際に日蓮上人が隠れた場所と言われています。
祖師堂裏手の墓地の先には、「お猿畠の大切岸」という鎌倉守備のため北条氏が造った人口の崖があります。
崖を見ながら名越切通に向かいました。