Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

RED/レッド

2012-01-08 | 外国映画(や・ら・わ行)
★★★ 2010年/アメリカ 監督/ロベルト・シュヴェンケ

「じいさん、ばあさんの無茶苦茶したれ」

わしらにもまだまだできるとばかりに銃は撃ちまくるわ、爆発しまくるわ。
まあ、年寄りがんばってんなーと温かい目で見守る老人映画なんでしょうか。
年金をもらっているブルース・ウィルスが、
電話だけの交流で年金担当者の女性と恋に落ちてしまう
プラトニックぶりをお茶目と見るか、トホホと見るか。

老人映画花盛りな昨今ですから、
まじめに老いや死を考えるのもいいけど、
ばかばかしいアクション映画があってもいいんじゃないか。
そういう軽いノリですね。

モーガン・フリーマン(1937年生まれ)やヘレン・ミレン(1945年生まれ)と同じような老人扱いが
ブルース・ウィルス(1955年生まれ)にとってはどうなの?という気がしましたが、
その辺はもう開き直りなんでしょうか。
とても伸び伸びと演技しております。
ブルース・ウィルスのこれくらいの肩の力の抜け加減が
いちばん彼の魅力が出るんじゃないかと思いますね。

電話の声でしか相手を知らないのにいきなり超過激な逃避行に巻き込まれて、
どんどん相手の事が好きになってしまう「吊り橋効果」のおねえちゃんに笑えます。