★★★☆ 2011年/アメリカ 監督/ベネット・ミラー
(DVDにて鑑賞)
「理論はあれど、プレイするのは人間」
野球大好き人間なので、かなり楽しみにしていた作品。
弱小チームが徹底的にデータ理論で強いチームに立ち向かう。
その何くそ精神は見ていて面白い。
どう見ても戦力的に劣るチームがこれほどまでに勝てるってことは、
チームスポーツってえのは、やはりメンバーの意思統一が大事なんだよね
なんてことも思わされて。
どんなクソ戦術でも、もしかしたらメンバーの一人一人が固い意思を持って動けば、
ひとつのラインには乗っかるのかも知れないね。
野球ファンなので、その辺はとても楽しめた。
だけども、ひっかかるよね。
ブラッド・ピット演じるビリー・ビーンは札束をちらつかせられて、
大学進学ではなくメジャーに入団するわけだけども、花咲かずに引退。
選手の頬を札束で殴るような行為を嫌悪しているけど
このマネーボール理論だって、選手をただの駒としか見てない戦法なんだよ。
そこに矛盾を感じる。
弱小球団だから、何よりも勝利が優先されるのは仕方ないけど、
選手も血の通った人間なんだってこと、ビリーはいちばんよくわかっているはず。
勝利のためにマネーボール理論を優先させねばならない苦悩がもっとあってもいいはずなんじゃないかと思って
どうもそれが引っかかりました。
ブラピよりもデータ分析で彼の片腕となるピーターを演じるジョナ・ヒルが良かったですね。
ビリーよりも彼の方が「本当にこの理論でやっていいのか」という葛藤を内に秘めているんじゃなかろうか。
そんな雰囲気が感じ取られる演技でした。
(DVDにて鑑賞)
「理論はあれど、プレイするのは人間」
野球大好き人間なので、かなり楽しみにしていた作品。
弱小チームが徹底的にデータ理論で強いチームに立ち向かう。
その何くそ精神は見ていて面白い。
どう見ても戦力的に劣るチームがこれほどまでに勝てるってことは、
チームスポーツってえのは、やはりメンバーの意思統一が大事なんだよね
なんてことも思わされて。
どんなクソ戦術でも、もしかしたらメンバーの一人一人が固い意思を持って動けば、
ひとつのラインには乗っかるのかも知れないね。
野球ファンなので、その辺はとても楽しめた。
だけども、ひっかかるよね。
ブラッド・ピット演じるビリー・ビーンは札束をちらつかせられて、
大学進学ではなくメジャーに入団するわけだけども、花咲かずに引退。
選手の頬を札束で殴るような行為を嫌悪しているけど
このマネーボール理論だって、選手をただの駒としか見てない戦法なんだよ。
そこに矛盾を感じる。
弱小球団だから、何よりも勝利が優先されるのは仕方ないけど、
選手も血の通った人間なんだってこと、ビリーはいちばんよくわかっているはず。
勝利のためにマネーボール理論を優先させねばならない苦悩がもっとあってもいいはずなんじゃないかと思って
どうもそれが引っかかりました。
ブラピよりもデータ分析で彼の片腕となるピーターを演じるジョナ・ヒルが良かったですね。
ビリーよりも彼の方が「本当にこの理論でやっていいのか」という葛藤を内に秘めているんじゃなかろうか。
そんな雰囲気が感じ取られる演技でした。