【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

嵐山発八月十六日 2007.8.16

2007-08-16 | デジカメ紀行

「灯籠はお盆が終わって、ご先祖様がお帰りになるときの乗り物です。
ご先祖様を灯籠でお送りいたしましょう。」
と、お寺さんより案内状が毎年来ます。

ウチは毎年、お墓参りのとき、お寺で申し込みだけして嵐山の方へはお寺の方から運んでもらってました。
本来なら、灯籠はお盆の間仏壇のそばにお供えし、8月16日に嵐山中の島までもって行き、係りの人に流してもらいます。

遠くに如意が岳の大文字が見えます。
少し歩けば鳥居形も間近に見ることができます。
もう30年以上も前になるでしょうか、長男がおじいちゃんの家で夏休みを過ごし16日に迎えに行ったことがありました。
長男は「まだ帰らへん、もっと居てる・・・」「ほんなら、嵐山でも行こか」と主人と二人水入らずのデートとあいなりウキウキ気分だったことを思い出しました。

姑が亡くなり主人も・・・2ケの灯籠を舅と私とで毎年申し込んでましたが、嵐山まではなかなか行けませんでした。
たったお盆の1週間の間だけウチに帰ってきて「ほな、さいなら」なんて・・・・
きっと、灯籠の灯りが涙でにじんでしまうのでは?

よっしゃ、今夜はブログのネタにでもしようかいな・・・と出向きました。


なじみのあの住職さんが飛び交うムシ達とたたかいながら、受付をされてました

ユラユラユラと波に漂いながらほかの灯籠と一緒になりながらゆっくりと流れていきました。
丁度主人が仲間と連れ立って帰っていくように見えました。


五山の送り火の最初の大文字に火が点けられたのは午後八時
嵐山の渡月橋からすぐそばの鳥居形には最後に火が点けられます。


このころには保津川からの風も時折す~~っと涼しく感じられました。