【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

【折々の花】~散歩道で~食べる・薬になる

2007-08-21 | 折々の花
ノゲシ(キク科)

葉の形と、葉、茎を折ると白い乳汁を出すことから、ケシ科のケシのようだというので野ゲシの名がついた。
料理:葉を一枚ずつはがし、生のまま薄めの衣をつけて天ぷらに、塩一つまみを入れた熱湯でゆで、水でさらして苦味を除き、おひたし、ごまあえ、からしあえ、酢みそあえ、油いためなどに・・・

ヤブカンゾウ(ユリ科)


古い時代に中国から渡来した史前帰化植物で、食用、薬用の目的で栽培されていたのが野生化したと見られている。
薬用:蕾を摘み取り蒸して日干しにする、根は秋に掘りとり、水洗いして日干しにする
効能:解熱に蕾を乾燥させたもの10~15gを水400ccで半量に煎じて服用、利尿に1回量として、乾燥根5~10gを水400ccで半量に煎じて服用
食用:若苗は幼葉を切り取り、生長葉は根元の白い部分だけを切り取る。花、つぼみとも、くびから爪でちぎりとる
料理法:葉は、塩一つまみ入れた熱湯でゆでて水にとり、水けをきり、おひたし、各種和え物、すき焼き、煮物などに。
つぼみは、採取したその日のうちに蒸して日干し(金葉菜)にし、貯蔵山菜にする
花は生のまま適当に切ってサラダの彩りに、一つまみの塩を入れた熱湯でゆで、酢の物に。
花がたくさんあるときは砂糖で煮つけてジャムや、ホワイトリカーに漬けて花酒にすることもできる。

ミヤコグサ(マメ科)


「都草」と書く江戸期の文献では「京都の大仏の前、耳塚あたりに多し」とあり、これから都草の名がついたといわれる
「京都の大仏」詳しくはこちら
食用としての採取法:花をつけない若い苗をとり、水洗いし根は捨てる
料理法:こまかく切り、水切りしてフライパンで油いために、塩、こしょうで味付けする。

カワラナデシコ(ナデシコ科)

ナデシコの名は「撫し子」からという。
薄紅色の上品な花、淡緑色の繊細な茎葉のかれんさが、かわいい子供の頭をなでるのに共通した意味を持って、ナデシコの名ができた・・・・
果実ごと採取して、風通しの良い日陰に干す。
からからに乾燥したら、手で静かにもみ、黒い種子だけをより集める。
集めた種子を、また1~2日、日干しにして、紙袋などに入れて、風通しの良いところに保存する
効能:むくみ(水腫)のときの利尿に、乾燥した種子1日量12gを、水150ccで半量に煎じ、3回に分けて服用する、また、月経不順に利尿剤と同様にして煎服する

ノアザミ(キク科)


本州、四国、九州の山野に普通に見られる多年草
種類が多くわが国には98種あるという。
「新撰字鏡」には「阿佐弥」、「和名抄(わみょうしょう)」には「葉には刺多し。阿佐美」と出ている。
「大言海」で「葉に刺が多く、うっかりふれると痛い目にあう、あざむかれるからきているのではないか?」と仮説をとなえるのは大槻文彦氏

薬用:花どきに根を掘り、水洗いし、刻んで日干しにする。
効能:利尿・神経痛に1回に乾燥した根2~4gを煎じて、1日3回服用する。腱胃薬に1日量として乾燥した根15gを煎じ、3回に分けて毎食前30分に服用する。はれものには生の根をすりつぶし患部にはる。
食用:根はきんぴらやみそ漬けに。若葉や茎は天ぷらに、ゆでて和え物、油いために。


どれ一つをとっても、実際に試食の体験はノーです。
イザという時に(あってはならないのですが)「カワイイな!!」って見ていた道端の野草が役にたつかも???