うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

フェイジョアの挿し木

2007年07月18日 06時32分32秒 | オリーブ・フェイジョア栽培日記
わたしは朝が早い。起きて階下に階段を下りると、うす暗い玄関の靴箱の上で百合の花が活けてある。豪華絢爛と形容してもいいほど、その存在が騒がしい。
 プーンと例の強烈な香りだ。花びらが2つと7つついた二本がギヤマンの瓶にさしてある。6枚の花弁、真紅の色の中に百合独特の黒いブロッチがちりばめられたもの、これは鹿の子百合のハイブリット種だ。
 祝宴の席、お祝いにピッタリの花だ。庭には色々な百合がある。オランダからの土産品の黄花は移植時に枯れた。今年はついに鉄砲百合も消滅、鬼百合も数が少ない、カサブランカはまだまだこれからだ。
 わたしにとって本当は、あの気難しい山百合が好きなのだけれども。
 この百合は丈夫な百合で、わが家の庭では毎年この時期に開花する。花は、家内もわたしも派手すぎて特に好きというわけではない。しかし、うっとうしいこの季節、普段の生活の中で、この彩りと刺激はメリハリをつけている。

 梅雨明け前にしようと、“海の日”の休日、午後4時から7時まで庭弄りをする。
 まず、ぎぼうしの株分け2種3鉢、購入株の鉢上げ4種をおこなう。なんとなく気ぜわしいこのごろ、今年こそはとの思いでフェイジョアの挿し木をする。事前に資料にあたり準備してきた。まず、門のそばの高さ2.5m幅1.5mのフェイジョアの木のそばに脚立を据え、慎重に15cmから30cmの挿し穂を採りすぐに水桶に突っ込む。31本しかとれない。
 30cm四角のトロ箱のベッド(挿し床)に、穴を開け発泡スチロール片を敷き赤土をいれたら、その上に鹿沼土を重ねて敷きならす。そこでいったん十分に灌水をする。 次に地べたに腰をおろし、挿し穂を調整していく。下葉を取り長さをそろえる。ここでは切り口が肝心。また吸水させて、1時間。ルチエース(オーキシン・発根促進剤)の粉末に切り口をつけて、ベッドに隙間なく確実に挿し込んでゆく。深さは用土の中に2/3ほどである。狭いスペースで全て完了。最後に寒冷沙替わりの不織布でトロ箱ごと包み込む。密閉挿しの要領だ。
 順調にいけば9月には発根するはずだ。今まで何気なく成功してきたのだけれど失敗もしてきた。いずれも、その理由も原因も分からずにいた。
 咲けば、フェイジョアは、あの白く砂糖菓子のようでしかも赤い口唇を持った熱帯性の蠱惑的な花だ。今後、この続報をアップしていくつもり。ご期待のほどを。
     

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